2021.07.13(火)大会

【東京オリンピック】勢いに乗るマイルチームの世界への挑戦が始まる!男子短距離日本代表公開練習レポート&コメント(400m・4×400mR)



7月9日、東京オリンピック男子短距離日本代表選手が、合宿先の山梨県富士吉田市の富士北麓陸上競技場において、メディアに向けて練習を公開しました。合宿には、オリンピック本番までのトレーニングを、師事を仰ぐ海外コーチの元で実施することになったサニブラウン アブデルハキーム選手(TumbleweedTC)を除く、100m・200m・400m・4×100mR・4×400mRの代表選手12名および両リレーの補欠選手2名の計14名が参加。前日の7月8日夕刻に各選手が山梨へ集合する日程が組まれたため、練習が公開されたこの日が、実質的なトレーニング初日となりました。前日から降っていた冷え込みを伴う雨が明け方まで残ったこともあって、気象状況や気温が懸念されていましたが、トレーニングを開始した午前9時半には、厚い雲には覆われていたものの、幸いなことに雨はやみ、気温も少しずつ上昇。やや蒸し暑さを感じるコンディション下での滑りだしとなりました。
こうした背景もあって、この日のトレーニングは、4×400mRチームがウォーミングアップでバトンジョグを行った以外は、各選手が個々に、自身の計画に沿ったトレーニングを進めていく形となりました。練習内容自体は、山縣亮太選手(セイコー)が200mを1本走った以外は、スタートダッシュやミニハードル走、スレッド走なども含めて、どの選手もホームストレートを走る、比較的短めの距離の練習を主体としたメニューを実施。合宿までに取り組んできた内容、あるいは故障からの回復状況等に応じて、それぞれの選手が、1つ1つの内容を丁寧に、かつ集中して取り組んでいる様子が印象的でした。
合宿は、7月16日まで1週間の日程で行われ、個々の調子を上げていくのと並行して、4×100mR、4×400mRともに、大会本番でのオーダーを見据えながらのバトンパス練習等に取り組み、最終的なブラッシュアップを図っていくことを計画しています。
また、この日はトレーニングを終えた午後には、合宿に参加している全選手が、合同オンライン会見を含めた報道各社からの取材に臨み、自身の状態やオリンピックに対する思い、大会本番での目標などを話しました。各選手のコメント(要旨)は下記の通りです。


【400m、4×400mR代表選手コメント(要旨)】




◎ウォルシュ ジュリアン(富士通) 男子400m

自分は日本選手権を(左腓腹筋腱損傷の影響で)出ていない立場での内定だったわけだが、今の状況をしっかりと受け止めて、内定したからには本番を全力で走りたいと思っている。(代表に決まったと知るまでは)ワールドランキングの順位が、ターゲットナンバー内にいる状況であることはわかっていたが、それでも(本当に代表入りできるのかという)不安な気持ちがあった。しかし、その時点では自分はどうすることもできなかったので、待つだけの状態だった。
故障した患部は、まだ完全には治ってはいない状態ではあるが、調子は順調に上がってきている。ここからは、ケガした部分の感覚を重視して、(本番に向けて)やっていくという感じになる。こういう日本代表合宿に参加すると、周りはトップ選手ばかりなので、感化されて気が引き締まる部分がある。自分としても、そういう環境に置かれたほうが力も発揮しやすいし、身体の調子も整えることができる。また、気持ちの面でも(刺激になって)いいことかなと思う。
マイル(4×400mR)については、前回のリオ五輪のときは、周りの方がほぼ年齢が上だった。しかし、今回は自分のほうが年上になってきている。競技の面でも、生活の面でも、自分が引っ張らなきゃいけないのかなという思いはある。マイルは、(自分が故障の影響で出場できなかった)世界リレーで、ほかのメンバーが頑張ってくれたことで代表権を獲得することができている。世界リレーを走ったメンバーに負けないように、また、トレーニングのなかでも、「ああ、やはりジュリアンが走ったほうがいいだろうな」というところを見せられるように、本番で僕が選ばれても恥ずかしくないように、調子を整えていきたい。
個人種目の400mは、前回のリオ五輪ですごく悔しい結果(予選敗退)だったので、それ以上の結果を出したいと思っているが、高望みはせずに、準決勝(に進める)以上の記録を出せればいいなと考えている。また、マイルリレーは、(世界で)戦えるメンバーが揃っていて、決勝で、いかにメダル争いに食い込めるかという状況なので、そこを目指して頑張っていきたい。




◎川端魁人(三重教員AC) 男子4×400mR

緊張しているというのがあるが、身が引き締まる思いでいる。しっかり準備をして本番に臨んでいきたいと今は思っている。この合宿では、自分のパフォーマンスが100%発揮できるよう万全の状態を準備していきたいというのがまず一つ。そして、自分一人ではなくチームジャパンとして動くので、そういう人たちとの結束力だったり目標を達成する思いだったりを、より強めていけたらなと思う。
(400mで初優勝を果たした)日本選手権の決勝レースは、本当に落ち着いてレースを運ぶことができた。その落ち着いて走れていたぶん、後半の切り返しというのがうまくいったなと考えている。ただ、東京オリンピックは、個人種目の400mではなく、マイルリレー(4×400mR)での出場となる。落ち着くことも大事なのだが、落ち着きながらも強気で攻めた走りを目標にしていけたらと思っている。僕は、400mの選手のなかではスプリント力が高いほうなので、100m・200mのスピードを、マイルのなかでも出していけたらと思う。
また、代表入りするにあたっては、世界リレーの経験がすごく大きかった。実際に世界の選手と、一緒に走ることができたのは、このオリンピックを迎えるうえで、いい経験にもなっていて、また、世界リレーでの走りは、自分の力を発揮できたレースでもあったので、それもよかったと思っている。今回の世界リレーは、いわゆる強豪国があまり出てこなかったため、(400mで)43秒台の記録を持つような選手と走る機会はなかった。それもあって(自分との)大きなギャップを感じることはなかったという面はあるけれど、実際に走ってみたことで、「日本人である僕たちでも、しっかり力を出すことができたら、全くかなわない敵ではないのだな」ということを感じることができた。
オリンピックでは、今の日本記録(3分00秒76、1996年)を一つの目標としていて、その日本記録を更新して決勝の舞台へ、そして決勝でもまた日本記録を更新して表彰台へ…、というふうにチームとして頑張っていきたい。前回の2016年リオ大会はテレビで見ていただが、日本チームは予選で敗退してしまった。自分自身もまだ学生で、そこまで強くなかったので、「世界は強いのだな」と当時は思っていた。そのリオを経て、自分が、この東京(五輪)で走ることになったわけだが、日本のチームも、全員が自分の力を100%出しきったら、決勝の舞台というのは全然難しいことではなく、決勝には行く力は十分にある。そこを目指して頑張りたい。




◎佐藤拳太郎(富士通) 男子4×400mR

合宿に際しては、東京オリンピックに向けて、しっかりいい雰囲気でチームつくりをする機会をいただけて、とてもありがたく思っている。また、今、このような(コロナ禍の)状況のなか、競技をさせていただいているということを肝に銘じて、しっかりと大会に向けて臨みたい。
マイルチームの雰囲気としては、ここ最近はかなりいい状態であると思っている。(世界大会での)決勝を狙えるチームになってきていて、それは最近の取り組みが実を結び始めているのかなと個人的には思っているし、そういう雰囲気がチームからも見てとれるので、とても良い状況である。山村(貴彦)ヘッドコーチが担当されるようになってから、集合型の練習が増え、メンバーは都度入れ替わったりはしているものの、同じ空間で顔を合わせて練習をしているということが、いい雰囲気をつくり上げている原動力になっているように感じている。私自身は、初めて代表になったのは2015年で、その当時は、マイルチームで(世界大会の)決勝に残るのはすごく難しい状態だった。そこからリオ(五輪、2016年)、ロンドン(世界選手権、2017年)と経て、2019年のアジア選手権(ドーハ)で優勝ができ、その年の世界リレー(横浜)で決勝に残ることができ、そこでようやく今までしてきた取り組みが、実を結び始めようとしている。まだ日本記録(3分00秒76、1996年)にはほど遠いということで、しっかりと日本記録を出し、世界大会でメダル争いができる、そういうチームをつくれてから、ようやく「実を結んだ」と言えると思っている。
私が代表に入ったころは、当時は金丸(祐三)さんや木村(淳)さんなど、年上の先輩方がたくさんいらっしゃって、そういう方からいろいろなことを教わり、学ばせていただいた。気がついたら、今のメンバーでは私が最年長。これまで先輩方からいただいたものを、私が下の年代に伝えていて、「チームというのは、そうやってできているのだな」ということを改めて感じている。2016年(リオ五輪)、2017年(ロンドン世界選手権)と、目の前で4継(4×100mR)チームがメダルを取るところを見て、その4継チームと一緒に合宿をする期間がたくさんあったので、そのときは、「ああ、すごい」という気持ちがあると同時に、「マイルチームを含め、自分は何をやっているのだろう」とう思いにかられたこともあった。私も、ウォルシュ(ジュリアン)も、「このままじゃダメだ」という気持ちを持ってはいたけれど、それをなかなかチームに生かすことができずにいたなか、それを焚きつけてくださったのが山村コーチ。厳しいことも言われたが、そこでようやく動き始めることができたともいえる。
当時は、世界の決勝の舞台というものに「壁」を感じていた。どんなに頑張っても届かないと思っていたのだが、「そんなものは、元からなかった」ということを最近のレースで感じている。しっかりとしたトーニング、しっかりとした準備をすれば、私たちも決勝の舞台でメダル争いができるのだと感じることができている。チーム全員がその気持ちを持って、東京オリンピックにも臨みたい。まだ本番で誰が走るのか、その4人はわかっていないけれど、「走るメンバーはしっかりと世界と前のほうで戦える準備をする」、「メンバーがから漏れてしまった者は、日本チームが決勝の舞台でメダルを取れるようにサポートをする」という、この意識のベクトルを、チーム全員で合わせてやっていきたい。




◎鈴木碧斗(東洋大学) 男子4×400mR

オリンピックという大きな大会に自分が出るということが、まだ信じきれていないというのが正直な気持ち。しかし、まだ大学2年生なので、この大きな大会を通して、今後の(大学での)2年間にも生かしていければ、と思っている。ここから本番に向けては、「何かを伸ばす」というよりは、「調子を上げていく」感じ。あまり欲張らずに、今の自分の持っているポテンシャルを、一番いい状態に持っていくことを心がけて調整していきたい。
(「JAPAN」のユニフォームを身につけての感想は、の問いに)この服を着てみて、服自体は(高機能で)軽いけれど、責任的には重いというか、日本を代表しているのだな、ということを改めて感じた。
東京オリンピックを、意識するようになったのは直近のことで、シレジア(ポーランド)で行われた5月の世界リレーで2位(4×400mR)になってから。「日本選手権でいい結果を残したら、東京オリンピックのリレーの代表として選ばれる」というのはわかっていたので、具体的に意識するようになった。世界リレーについては、まず、選考会として(3月末に宮崎で)行われた世界リレートライアルのときですら、自分が代表になれるとは思っていなくて、実際に「(世界リレーの)代表になる可能性があるかもしれない」と言われたときに、(代表経験も)初めての自分には大きすぎる(大会)かなと感じていた。しかし、実際に行ってみて、初めて外国人選手と一緒に走ってみたら、それまでは「すごく遠いもの」と思っていた外国選手の力を、「確かに速いけれど、絶対に追いつけない差ではないな」と感じることができた。そのうえで2位という成績をとれたことが、今の大きな自信につながっている。(帰国後、自己記録更新を含めた活躍ができたのは)その自信が、冬の練習で培われていた自分の力を、引き出してくれているからではないかと思う。
オリンピックでは、まずは予選を勝ち上がって決勝に残ることが目標。そして、決勝でメダル争いに加われるような戦いをしていけたらと思っている。そのためには、バトンパスをスムーズに行うことが大前提となるので、それをしっかりやることが必要になるが、あとは個々の走りが重要になってくる。自分自身の状態を、しっかりと上げていきたい。自分の強みは、400m選手のなかではスピードがあること。このスピードを生かして、世界の選手のスピードについていけるような走りをしたい。
日本の場合は、今、4×100mRがメインとなっているが、マイル(4×400mR)チームとしては、オリンピックでそこに食らいつけるような順位を取って、「マイルも行けるのだぞ」というところを示すことができればいいなと思う。そのためにはラップ(タイム)であれば44秒台は出さないといけないのかなという使命感もある。オリンピック本番でのラップは、最低でも45秒台前半、目標は44秒台としたい。また、将来的には、個人種目でも(世界大会で)活躍できるようになりたいと思っている。今回の日本選手権は400mに出たが、もともと専門としている200mでも、個人での出場が狙っていけるようになりたい。




◎伊東利来也(三菱マテリアル) 男子4×400mR

今回、マイルリレーの代表に選ばれたメンバーは、この前の世界リレーのメンバーで馴染みのある顔ぶればかりということもあり、僕自身はいくらか緊張は和らいでいるというか、安心するなという思いがある。ただ、オリンピックの代表合宿に参加しているということに対しては、光栄であるという気持ちが一番にある。この合宿では、自分のすることをしっかり定めて、ちゃんと練習することが最も大切。「やるべきことを、しっかりやる」、それを達成できればと思っている。
自分は、中学生のときに陸上を始めて、3年生のときに400mで全国4番になった。そのときにクラスメートから「オリンピックに出られるね」と声をかけてもらったことがあるのだが、正直、そこのころは「オリンピックに出ることなんてないんだろうな」なんて思っていた。実際に「自分が出られるんじゃないか」と意識したのは、大学に入ってから。2年生のときに日本選手権で3番に入ったり、今のベストである45秒台(45秒79、2018年)も出したりと、そういったところから自分の目指すべき目標として意識するようになった。
選出されたと知ったときは、正直「よっしゃ!」という気持ちではなくて、「はあ、よかった」という気持ちのほうが強かった。安心感というか、そういう思いだった。今回のマイルチームは、全体に年代が若くなったが、それゆえに佐藤拳太郎選手がチームを引っ張っていってくださっていて、僕たちも頼りがいのある先輩についていくという、そういう構図ができている。若いチームだからこそ、それがうまく行っているように思う。若さならではの「挑戦する気持ち」を大切にしていけたら、このチームはもっと強くなると、私自身は感じている。
リレーのなかで、何走を務めるかは、正直、僕自身、そんなこだわりは持っていない。それを決めるの日本代表のコーチ。自分は、任された走順で最大限のパフォーマンスをすることが使命だと思っている。僕は見た通り小柄なのだが、そのなかでもダイナミックな走りができるという点は、自分にしかない強みだと思っている。そうした走りが、レースのなかでうまくできれば、日本チームに貢献できるのではないかと思っている。
マイルリレーは、(レース)前半でいい位置を取るということが必要不可欠。そのなかで自分がどの走順になるのかはわからないけれど、東京オリンピックでは、目指すべきところを意識して、それを実現したい。それを今回の合宿から1カ月にわたって、しっかり準備していきたいと思っている。




◎池田弘佑(あすなろ会) 男子4×400mR(補欠)

初めてのオリンピック日本代表合宿。マイル(4×400mRの)補欠という立場ではあるのだが、「いよいよオリンピックが始まるのだな」というワクワク感と、ほかの大会以上に調子を上げていかなければならないという緊張感との両面を、今、感じている。
この合宿に参加するに当たっては、マイルチームのほうは、ほとんどが一緒に世界リレーに行ったメンバーなので、そこにはなんの不安もなかったのだが、4×100mRの方々は、世界でもトップの方々がいらっしゃるので、そこにすごく緊張を覚えながら山梨に来た。ただ、トップの選手の走りを間近で見られることは、なかなかないことだし、いろいろと話をすることもできると思っている。また、選手だけでなくコーチの方もトップの方がたくさんいらっしゃるので、今回の東京オリンピックに向けてというところもそうだが、そのあとのことも見据えて、たくさん吸収して帰りたいなと思っている。
自分が東京オリンピックを具体的に意識するようになったのは、3年くらい前に記録が徐々に上がってきて、全国大会での決勝で入賞できるようになったあたりから。しかし、補欠とはいえ、代表チームに選出されたということは、まだ信じられない気持ちもあるというのが正直なところである。せっかくこうした場にいることができているので、それを楽しみたいなと思っている。
オリンピックに向けて私ができることとしては、とにかく自分の準備に集中することだと思っている。そこは変に、「オリンピックだから特別なことをしよう」とするのではなく、いつも通りの自分のことに集中して準備を進めていきたい。また、この先に向けてということで考えた場合は、補欠でなく本メンバーとして選ばれている人たちは、みんな200mの入りが速くて、スピードがある選手ばかりで、その点が自分とは異なっている。このスピードの部分を高めていかないと、今ある差を縮めていくことはできないと思っている。そこは今後の課題になってくると思っている。
(26歳という)年齢的なことを考えると、次の五輪も(狙っていく)…というよりは、「これが最初で最後かもしれない」という思いもある。しかし、自国開催という大きなプレッシャーのなかにあって練習する、あるいは試合に臨むということは、これを経験しておけば、この先、試合でどんなに大きなプレッシャーを感じるなかであっても、あるいは周りの期待があるなかでも、自分の力を発揮できるようになるはずと感じているので、そういったところが、今後の競技生活に生きてくるのではないかと期待している。



※コメントは、代表共同取材における各選手の発言をまとめました。より明確に伝えることを目的として、一部、修正、編集、補足説明を施しています。

文:児玉育美(JAAFメディアチーム)
写真提供:フォート・キシモト


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■東京2020日本代表選手内定について
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