女子 5000m 優勝 15分05秒69=東京オリンピック代表内定 ※参加標準記録突破済み、東京オリンピック女子10000m内定済み
廣中璃梨佳(JP日本郵政G・東京)
まずは、ここが本命だと思ってやってきたぶん、優勝を勝ち取れて嬉しい気持ちと、まだまだタイムでは不満足ではあるので、そこは今後(オリンピックまで)残り1カ月になっているが、自分なりに修正していきたい。昨年の12月の(日本選手権5000mで代表権を取ることができなかった)私のように、悔しさを呑んだ方もいると思うので、その人のぶんまで「ジャパン」を背負って頑張りたい。昨年の日本選手権で代表内定を得られなかったことは悔しかったが、それがあったからこそ、10000mへのチャレンジにも繋がったし、10000mをやったことによって培われたスタミナで、5000mもやっていけたのかと思うので、そこはプラスに考えている。
今日は、自分のレースに徹するというような考えで走った。周りにたくさん強い選手はいるが、その選手を意識しているようだと世界では戦っていけないかなと考えていたので、そこは自分のレースをした。3000mまでは引っ張っていただいて、それについていったが、ラスト2000(m)という、きつくなるところでどうしても硬くなってしまい、ラストに繋がるような走りがまだできていなかったと思う。
世界では、そのラスト2000m付近でのスパート力がもっともっと課題になってくる。それも含めて、今日の課題を見つめ直しながら、(オリンピックの)レースに臨んでいきたい。
1年前の今ごろでは、(5000mと10000mの)2種目でオリンピックに出場するというのは、考えられなかったこと。それが現実となっていて、それに向けての練習も積んでくることができている。ここまでにつけた自信に加えて、さらに自分の今の課題をもっともっと強みにしていけるようにしていきたい。
ここで(代表入りを逃し)涙を呑んだ方の思いや、たくさん応援してくださる人の力を含めて、一緒に戦っているんだという思いで臨みたい。
2021/6/27 JAAFメディアチーム
■第105回日本陸上競技選手権大会
開催日:2021年6月24日(木)~6月27日(日)会場:大阪・ヤンマースタジアム長居
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