女子3000m障害 優勝 9分41秒84 =大会新記録
山中柚乃(愛媛銀行・愛媛)
私は地元が大阪で、(この長居スタジアムは)中学校のころからずっと走ってきた場所。応援してくださる方も、ほかの試合と比べて断然多い。今日は、そういう人の応援を、すごく自分の走り(の力に)に変えられたなと思う。素直に地元で優勝できたことが本当に嬉しい。今年の日本選手権を大阪でやると決まってから、「絶対にここで優勝する」と決めていた。今日までいろいろなことがあったが、その気持ちはずっとぶらさずに、誰よりもずっと(自分を)信じてやってくることができた。それが今回の結果につながったかなと思う。
(ワールドランキングによる東京五輪出場を)意識したところはあったが、私自身は、東京じゃなくてパリオリンピックの決勝で走ることを自分の最大の目標にしている。なので、東京オリンピックというのがちらついたこともあったが、まずは2024年(パリ五輪)に向けてのステップの1つとして、今回は捉えていた。
(世界で戦うためには)ハードリング等の技術的な面でもそうだが、走力でも3000mSCだけでなく、1500mや5000mでも国内で上位を走れる力をまずはつけることが大切。それが世界に近づく1歩かなと感じている。
今後の目標は、まずは、早狩さんの日本記録(実紀、9分33秒93、2008年)を破ること。そこから世界は開けていくと思っている。いきなりステップアップするのではなくて、まずは日本記録というところを目標として世界に近づいていきたい。
2021/6/26 JAAFメディアチーム
■第105回日本陸上競技選手権大会
開催日:2021年6月24日(木)~6月27日(日)会場:大阪・ヤンマースタジアム長居
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