シレジア2021世界リレー選手権日本代表選考トライアルが2021年3月28日、宮崎県・ひなた宮崎県総合運動公園ひなた陸上競技場において開催されました。
当日は、朝から雨模様となるあいにくのコンディション。激しい雨の中で行われた男女100mの予選をはじめとして、雨・風とも全般に悪条件下での競技となりました。

午前11時から競技が開始された大会は、予選が行われた100m以外は、すべてタイムレースでの実施となりました。


2組で行われた男子300mは、2組を1着でフィニッシュした佐藤拳太郎選手(富士通)が32秒87で優勝。同じく2組での実施となった女子200mは、向かい風0.6mのなか行われた第2組で23秒62をマークした齋藤愛美選手(大阪成蹊大、U20日本記録保持者23秒45)が制しました。


女子400mも2組で行われ、2組1着の松本奈菜子選手(東邦銀行)が54秒23で、1組1着の小林茉由選手(J.VIC、54秒31)を抑えて優勝。3組での実施となった男子400mは、昨年の日本選手権覇者の伊藤利来也選手(早稲田大)が3組で46秒76をマークして1位に。2位にも3組2着の池田弘佑選手(あすなろ会)が46秒91で続きました。

欠場者が出て2組での実施となった男子200mは、2組目の1~5着が上位を占める形に。昨年の日本インカレで100m・200m2冠を獲得した水久保漱至選手(城西大)が20秒92(-0.4)で優勝しています。

強い雨と向かい風のなかで行われた予選を経て行われた女子100m決勝は、過日のU20日本選手権室内60mで7秒38のU20日本新記録(=日本歴代2位)を樹立したばかりの青山華依選手(大阪高)が、U20日本歴代・高校歴代ともに4位タイとなる11秒56(-0.4)で快勝。高校最後のレースを、自己新記録と勝利で締めくくりました。2位には200mを制した齋藤選手が11秒66で、3位には石川優選手(相洋高)が11秒71で続きました。

最終種目として行われた男子100m決勝では、坂井隆一郎選手(大阪ガス)が混戦を抜けだし、10秒38(+0.2)で優勝しました。これに続いたのがダイヤモンドアスリートの栁田大輝選手(東京農大二高)。横一線の競り合いとなるなか10秒44をマークして2位に食い込む健闘を見せました。

なお、オープン種目として全2組で行われた男子100mの特別レースには、リオデジャネイロオリンピック男子4×100mR銀メダリストの山縣亮太選手(セイコー)とケンブリッジ飛鳥選手(Nike)が出場しました。ともに2組目(向かい風0.1m)に入って行われたレースでは、ケンブリッジ選手がラストで山縣選手をかわして10秒35で先着。山縣選手は100分の1秒差(10秒36)でフィニッシュしています。
文・写真:児玉育美(JAAFメディアチーム)
当日は、朝から雨模様となるあいにくのコンディション。激しい雨の中で行われた男女100mの予選をはじめとして、雨・風とも全般に悪条件下での競技となりました。

午前11時から競技が開始された大会は、予選が行われた100m以外は、すべてタイムレースでの実施となりました。


2組で行われた男子300mは、2組を1着でフィニッシュした佐藤拳太郎選手(富士通)が32秒87で優勝。同じく2組での実施となった女子200mは、向かい風0.6mのなか行われた第2組で23秒62をマークした齋藤愛美選手(大阪成蹊大、U20日本記録保持者23秒45)が制しました。


女子400mも2組で行われ、2組1着の松本奈菜子選手(東邦銀行)が54秒23で、1組1着の小林茉由選手(J.VIC、54秒31)を抑えて優勝。3組での実施となった男子400mは、昨年の日本選手権覇者の伊藤利来也選手(早稲田大)が3組で46秒76をマークして1位に。2位にも3組2着の池田弘佑選手(あすなろ会)が46秒91で続きました。

欠場者が出て2組での実施となった男子200mは、2組目の1~5着が上位を占める形に。昨年の日本インカレで100m・200m2冠を獲得した水久保漱至選手(城西大)が20秒92(-0.4)で優勝しています。

強い雨と向かい風のなかで行われた予選を経て行われた女子100m決勝は、過日のU20日本選手権室内60mで7秒38のU20日本新記録(=日本歴代2位)を樹立したばかりの青山華依選手(大阪高)が、U20日本歴代・高校歴代ともに4位タイとなる11秒56(-0.4)で快勝。高校最後のレースを、自己新記録と勝利で締めくくりました。2位には200mを制した齋藤選手が11秒66で、3位には石川優選手(相洋高)が11秒71で続きました。

最終種目として行われた男子100m決勝では、坂井隆一郎選手(大阪ガス)が混戦を抜けだし、10秒38(+0.2)で優勝しました。これに続いたのがダイヤモンドアスリートの栁田大輝選手(東京農大二高)。横一線の競り合いとなるなか10秒44をマークして2位に食い込む健闘を見せました。

なお、オープン種目として全2組で行われた男子100mの特別レースには、リオデジャネイロオリンピック男子4×100mR銀メダリストの山縣亮太選手(セイコー)とケンブリッジ飛鳥選手(Nike)が出場しました。ともに2組目(向かい風0.1m)に入って行われたレースでは、ケンブリッジ選手がラストで山縣選手をかわして10秒35で先着。山縣選手は100分の1秒差(10秒36)でフィニッシュしています。
文・写真:児玉育美(JAAFメディアチーム)
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