2019.10.03(木)大会

【ドーハ世界選手権】デイリーハイライト(Day6)



女子5000mの田中が日本歴代3位の好走! 五輪参加標準記録も突破して決勝へ!

男子110mH・高山、男子400m・ウォルシュ、決勝まであと一歩!


大会後半戦初日となった10月2日は、男女混成競技がスタートしたほか、4つの予選と、3つの準決勝、そして3つの決勝が行われるタイムテーブル。日本勢は、男子十種競技のほか、女子5000mと女子円盤投の予選、男子110mHと男子400m準決勝の5種目に6名の選手が出場しました。

この日、素晴らしい走りを見せたのは、女子5000m予選1組に出場した田中希実選手(豊田自動織機TC)でした。予選2組で実施されたこの種目の決勝進出条件は上位5着+5。田中選手は、昨年のU20世界選手権3000mをスタートからフィニッシュまで先頭で走りきり金メダルを獲得したことで国際的にも注目された選手。シニアでの世界大会は今回が初めてですが、臆する様子は全くなく、着順での通過を目指して序盤から集団の前方でレースを進めていきました。

1000mを3分04秒92、2000mは6分09秒03で通過。2200m手前でHellen OBIRI選手(ケニア)が先頭に立った後は、上位争いからはこぼれて7番手に後退し、3000mは9分09秒80での通過となりましたが、4000mまでの1000mを2分57秒69、最後の1000mは2分58秒17でカバー。6着ながら日本歴代3位となる15分04秒66の好タイムでフィニッシュ。全体で12位となり、プラス通過の2番目で、大会9日目に行われる決勝への進出を決めました。なお、この種目のオリンピック参加標準記録は15分10秒00。田中選手は、この記録も難なく突破する形となりました。

予選2組目には、やはり世界選手権初挑戦の木村友香選手(資生堂)が出場。1組目よりもスローな展開となったこともあり、木村選手は800m過ぎで一度、自分でペースをつくろうとしましたが、うまく前に出ることができず、集団の後方、10~12位前後でレースを進めることに。終盤は上位集団から大きく離される形となり、15分53秒08・13着で競技を終えました。

続いて行われたのは、男子110mHの準決勝です。3組2着+2の進出条件で行われ、日本記録保持者の高山峻野選手(ゼンリン)は3組目に入ってのレースとなりました。6レーンに入った高山選手は、序盤の3台で大きくリードを奪う会心の滑り出しを見せて中盤へとレースを進めていきます。しかし、「体感したことのないスピードだった」とレース後、自身も振り返ったスピード感に、インターバルランニングをうまくさばききれなくなり、踏み切り位置が近くなったことで、第5ハードルのクリアランスの際、リード脚のハムストリングスでハードルバーに乗り上げるようなぶつけ方でハードルを倒してしまうと、次の6台目もぶつけて、大きくバランスを崩してしまい、「“ドンマイ”という感じ」(高山選手)の状態になってしまいました。その後もハードルをぶつけながらも懸命にフィニッシュラインへと向かい、13秒58(+0.6)・6着でフィニッシュ。実現は「次に持ち越し」となりましたが、この種目での日本人初の決勝進出に「あともう一歩」のところまで迫る激走で、ハイハードル種目の魅力を十分に見せてくれました。

男子400mの準決勝では、ウォルシュジュリアン選手(富士通)が、世界選手権では1991年東京大会で髙野進選手(東海大AC、日本記録保持者)が達成して以来となる決勝進出を期して、レースに挑みました。ウォルシュ選手も110mHの高山選手同様に3組目に入ってのレース。400mも3組2着+2の進出条件で行われます。前日の予選はトップタイムのみ44秒台(44秒94)。ほかの準決勝進出者はすべて45秒台で通過という状況でしたが、準決勝1組の1着は44秒25で、プラス通過の候補となる3着は44秒85、同2組の1着は44秒13、この組の3着は44秒66と、記録の水準が一気に上がり、3組目のウォルシュ選手が通過するためには、2着以内に入るか、44秒85を切るタイムが求められる、かなりハードルの高い状況となっていました。

5レーンに入ったウォルシュ選手は、着順での通過を目指して、1つ外のレーンのAkeem Bloomfield選手(ジャマイカ)についていくイメージでレースを進めていきましたが、思うように差を縮めていくことができず、4着・45秒13でフィニッシュ。決勝進出はなりませんでしたが、予選(45秒14)、そしてこの準決勝と、2レース連続で自己新記録をマークして、世界選手権の個人種目を終えました。

ウォルシュ選手は、このあと大会9日目(10月5日)に予選、最終日(10月6日)に決勝が行われる男子4×400mRに出場。日本チームのエースとして、東京オリンピックの出場権が得られる8位入賞を目指します。

このほかで、女子円盤投の予選には、インビテーションによって参加が決まった郡菜々佳選手(九州共立大学、日本記録保持者)が出場。シニアでは初めてとなる世界選手権に挑みましたが、2回目にマークした48m82が最高記録となり、B組15位という結果でした。

また、この日からスタートした男子十種競技には、日本記録保持者の右代啓祐選手(国士舘クラブ)が出場。100m11秒44(+0.3)、走幅跳6m90(+0.4)、砲丸投14m31、走高跳1m90、400m51秒42というパフォーマンスで3766点を獲得し、20位で前半の5種目を終えています。

 
大会7日目となる10月3日の決勝種目は、男女混成競技(男子十種競技、女子七種競技)の後半のほか、女子砲丸投と女子400mの4種目。日本勢は、男子十種競技の右代選手のみの出場です。

右代選手は、現地時間の16時35分(日本時間22時35分)に第6種目の110mHで後半戦をスタート。最終種目の1500mは、深夜0時25分(日本時間10月4日6時25分)と、長丁場に挑んでいきます。競技の模様や大会に関する情報は、世界選手権特設サイト( https://www.jaaf.or.jp/wch/doha2019/ )、日本陸連公式Twitterを、ご参照ください。




 文:児玉育美(JAAFメディアチーム)
写真提供:フォートキシモト


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