2019.09.30(月)大会

【ドーハ世界選手権】デイリーハイライト(Day3)



岡田6位、藤井7位! 

女子20km競歩で、史上初のダブル入賞!


大会3日目の9月29日、日本選手の出場は、ハリーファスタジアムで行われる男子200mの予選と、海岸沿いのコーニッシュという地域に設けられた周回コースで実施される女子20kmW決勝の2種目のみ。女子20kmWでは、出場2選手がとも入賞する活況となりました。

20kmWも、マラソンや50kmWを同様、海岸沿いに弧を描くように位置する通りに周回コースが設定。1周2kmで設定されたほかの種目と異なり、20kmの場合は、1周1kmの折り返しコースを20周して競われます。

当初の予定では、23時30分にスタートするタイムテーブルが組まれていましたが、大会組織委員会は、同日のドーハの気象状況を鑑みて、スタート時刻を30分遅らせることを決定。23時59分、気温31℃、湿度71%のなか、スタートしました。

最初の1kmは大集団となって先頭が5分02秒で通過。この種目の日本記録保持者である岡田久美子選手(ビックカメラ)とダイヤモンドアスリートの藤井菜々子選手(エディオン)も集団のなかに位置しながら、序盤はそれぞれで位置取りしてレースを進めていましたが、4km過ぎからは近い場所に位置して、一緒にレースを進めていくような展開となりました。5kmは、岡田選手が24分02秒(18位)、藤井選手は24分03秒(22位)で通過。先頭は47分51秒で通過した10kmまでに9人ほどのグループに絞られ、岡田選手と藤井選手は、これを追う9人の第2集団につける形となりました。

12kmで岡田選手が8位、藤井選手が9位に上がり、さらに13kmでは7・8位へと浮上します。そのあたりから2人はグループとなって入賞が見える位置で一緒にレースを展開。15km以降は、藤井選手が前に出て、4分40秒を切るペースで引っ張り、岡田選手がこれにぴたりとつく隊列となりました。18kmで上位にいた中国選手が失格となったことで、藤井選手が6位、岡田選手は7位へと順位を上げます。19km前で岡田選手が藤井選手を抜いて前に出ると、少しずつ藤井選手との差を広げ、1時間34分36秒で岡田選手が先着(6位)、14秒差の7位で、藤井選手が1時間34分50秒でフィニッシュ。岡田選手の6位は、2009年ベルリン大会で渕瀬真寿美選手(当時、大塚製薬)が達成した過去最高順位に並ぶもの。また、藤井選手も7位に入賞したことで、日本女子競歩史上初のダブル入賞を達成する結果となりました。

ハリーファスタジアムで行われた男子200m予選は、7組上位3着+3の進出条件で行われ、2組目に小池祐貴選手(住友電工)、5組目に山下潤選手(筑波大学)、6組目に白石黄良々選手(セレスポ)が、それぞれ出場しました。小池選手は20秒46(+0.5)で4着フィニッシュ。5組目の山下選手は20秒62(+1.0)で5着、6組目の白石選手も20秒62(+0.9)で5着にとどまり、残念ながら3選手とも、準決勝進出を逃しました。

 

大会4日目の9月30日は、今季、どちらも日本新記録が誕生している女子やり投と男子110mHの予選が行われます。大会に関する情報は、世界選手権特設サイト( https://www.jaaf.or.jp/wch/doha2019/ )、日本陸連公式Twitterを、ご参照ください。


 文:児玉育美(JAAFメディアチーム)
写真提供:フォートキシモト


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