2019.09.28(土)その他

【記録と数字で楽しむドーハ世界選手権】男女混合4×400mR

▶ドーハ世界選手権特設サイト


9月27日(金)から10月6日(日)の10日間、カタールの首都ドーハで「第17回世界選手権」が開催される。ここでは、日本人が出場する種目を中心に、「記録と数字で楽しむドーハ世界選手権」を紹介する。

なお、これまでにこの日本陸連HPで各種の競技会の記事で筆者が紹介したことがある同じ内容のデータも含むが、可能な限りで最新のものに修正した。






★男女混合4×400mR★

今回の世界選手権で新規採用の種目。日本は5月の「世界リレー」の予選での記録で総合11位となり出場権を獲得した。その時にマークした3分19秒71(日本最高記録)のエントリー記録では、16カ国中の16位。8番目の国(3分16秒85)との差は、2秒86。1人あたり0秒7ちょっと短縮しなければ、「ファイナル」には届かない計算だ。

日本のエントリーは、
<男子>
佐藤拳太郎(富士通/2019年ベスト45秒91。自己ベスト45秒58=15年)
若林 康太(駿河台大4年/同46秒04。同45秒81=18年)
河内 光起(近大4年/同46秒05。同45秒96=18年)
田村 朋也(住友電工/同46秒28。同45秒84=17年)
<女子>
青山聖佳(大阪成蹊AC/2019年ベスト52秒90。自己ベスト52秒85=16年)
高島咲季(相洋高3年/自己ベスト53秒31=19年)
松本奈菜子(東邦銀行/2019年ベスト53秒68。自己ベスト53秒52=18年)

本番で誰が走るのかはわからないが、男女上位2人ずつの2019年ベストの合計は、「3分18秒16」。自己ベストの上位2人ずつの合計は、「3分17秒55」。これでも8番目の国のエントリー記録の「3分16秒85」には及ばない。

しかし、筆者がこれまでに分析したデータによると1600mリレーの2走以降ではバトンの受け渡しの際に加速がつくのでフラットレースの記録よりも0秒7前後のタイム短縮が可能である。ということは、3カ所の受け渡しで、総合タイムでは計2秒前後短縮できる計算になる。

これからすると2019年のシーズンベストでは「3分16秒台」、自己ベストでは「3分15秒台」で走れる可能性があることになる。

他国がどんなメンバーで臨んでくるかにもよるが、日本が「3分15~16秒台」で走れれば、「決勝進出も可能」ということになる。

是非とも「3分15~16秒台」を実現して決勝に進出し、2020年・東京五輪の出場資格をゲットしてもらいたい。


野口純正(国際陸上競技統計者協会[ATFS]会員)
写真提供:フォート・キシモト

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