◎男子4×200mR決勝
5位 1分22秒67
・1走:宮本 大輔(東洋大)
ホームグラウンドで走ることになって、日本の皆さんの応援がすごい力になった。東京(オリンピック)でもこういうふうに応援してくださったら、選手もより力を出せるかなと感じた。今回は4継(4×100mR)のほうでは出場はかなわなかったが、こうして世界の舞台を経験させてもらったので、自分の競技人生の糧になる日だったと思う。
レースは、4×200mRの特性上、前(のレーン)との距離がすごくあったのだが、しっかりと強豪のアメリカの選手の背中を追いかけて走ることができた。最低限のことはできたと思う。ここで経験したことを今後に生かして、個人でベストを更新していけたらいいなと思う。
・2走:永田 駿斗(住友電工)
僕自身、いつでも走れるように準備はしてきたし、(予選レースで脚を痛めた)黄良々(白石)にも頑張ってくるということを伝えてきた。彼の分まで走るという気持ちで決勝は走った。世界の舞台というのは、陸上をやっている以上、目指す場所。今回、リレーでこのような形で経験させていただいたことで、個人でも、リレーでも、世界を目指したいなという気持ちが強くなった。
・3走:田村 朋也(住友電工)
(左足の負傷は)前の走者の永田くんと接触してしまったことによるもの。しかし、日本のために応援してくださった皆さんの期待に応えるために、そんなことは関係なしに全力で走った。今回、リレーを走れたことは、僕としては、すごくありがたいことでいい経験になったし、本当に幸せだった。応援してくださる方々のおかげで、こうやっていい雰囲気のなかで走ることができたので、心から感謝したい。
僕は400mの選手のなかではスピードのあるほうだと思うので、そのスピードを生かして、世界でも勝負できるように頑張りたい。
・4走:藤光 謙司(ゼンリン)
皆さんの応援が追い風となって気持ちいい走りができたと思うが、結果が伴わないと、その気持ちよさというのは上乗せされないと思うので、この結果をしっかり受け止めながら次につなげていきたい。
今回は、地力のなさというのを痛感させられる内容になったかなと思うし、新しい課題が見えてきた大会になったように思う。これを乗り越えて、新しい、強いチームジャパンを目指さなければいけないのかなと感じることができた。いい勉強もできたと思うし、また、世界の頂点を目指すというのは、そんなに甘くないのだなということも思い知らされた。これを受け止めて、また強い自分たちをつくらなければいけないなと思った。