2018.07.21(土)その他

【男子短距離欧州遠征レポート】第1回:イントロダクション



男子短距離のトップ選手たちが、7月5日から、マドリッド(スペイン)を拠点としながら、ヨーロッパ各地で開催される競技会を転戦しています。

この欧州転戦は、5月7日の公開練習において発表された男子4×100mR日本代表チーム強化プロジェクト(東京オリンピック金メダルプロジェクト)の一環として実施されているもの(その詳細は、http://www.jaaf.or.jp/news/article/11547/にてご覧いただけます)。

強化カテゴリーにおいて、競歩とともに最高位となるゴールドターゲットに位置する男子4×100mRの強化について、
・各選手は、自身の所属先において「個のレベルアップ」を図る、
・ナショナルチームを組んでリレーに参戦し、高い緊張感を持って実戦を経験するなかで、リレーの精度をさらに高める。また、これまでに日本が培ってきたリレーの技術やノウハウを選手・スタッフ間で共有、継承していく、
という方向性を打ち出し、2020年東京オリンピックにおける男子4×100mRでの金メダル獲得を目指しています。

今年、実戦として、計画されたのは、IAAFワールドチャレンジ第2戦のゴールデングランプリ(大阪・長居、5月)、IAAFダイヤモンドリーグ第11戦のロンドングランプリ(イギリス・ロンドン、7月)、そして8月に行われるアジア大会(インドネシア・ジャカルタ)の男子4×100mR。

5月に行われたゴールデングランプリでは、A・B2つのナショナルチームを組んで出場し、リオ五輪銀メダル獲得メンバーの山縣亮太選手(セイコー)、飯塚翔太選手(ミズノ)、桐生祥秀選手(日本生命)、ケンブリッジ飛鳥選手(Nike)でオーダーを組んだAチームが、日本歴代3位、国内日本最高記録となる37秒85をマーク。現時点(7月16日)でも今季世界リスト1位に位置する好成績を残しています(大会の詳報は、http://www.jaaf.or.jp/news/article/11616/にてご覧いただけます)。

今回の欧州遠征は、その第2弾。ナショナルチームメンバーが渡欧して、マドリッド(スペイン)にベースキャンプを張り、そこを拠点として、7月初旬~中旬にヨーロッパ各地で開催される競技会に個人種目で複数出場したのちに、イギリス・ロンドンへ集合。ロンドンダイヤモンドリーグ(以下、ロンドンDL)の第2日に行われる男子4×100mRにナショナルチームとして出場するスケジュールです。

転戦を行っているのは、桐生祥秀、山縣亮太、飯塚翔太、小池祐貴(ANA)、原翔太(スズキ浜松AC)、山下潤(筑波大学)、染谷佳大(中央大学)に加えて、予定を変更して前半の個人レースをキャンセルし、国内で調整を行ったのちにロンドンDL以降のレースに出場することになったケンブリッジ飛鳥選手の8選手。

山縣選手は、出場が決まった大会日程との兼ね合いで、マドリッドには滞在せず、リエージュ(ベルギー)の競技会に出場後、ロンドンDLを含めて3大会へ出場する予定でしたが、左脚の違和感により、2戦目となるロンドンDL以降の出場をとりやめて帰国することになりました。

このサイトでは、今後、マドリッドを拠点として、各地を転戦した選手たちの動向を中心に、欧州転戦を経て臨んだロンドンDLにおける4×100mR、どのように戦ったかをレポートしていきます。


文:児玉育美(日本陸連メディアチーム)
写真:日本陸連男子短距離スタッフ、児玉育美

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