新年、明けましておめでとうございます。
2018年を、可能性が満ちあふれた未来へ私たちができることを考える年としていきたい。年の初めにあたり、そう決意を新たにしております。
昨年5月、日本陸上競技連盟は「JAAF VISION 2017」を発表いたしました。いま改めて、陸上競技の価値を問い、国際競技力の向上、トップアスリートが活躍し国民に夢と希望を与える、ウェルネス陸上の実現、すべての人がすべてのライフステージにおいて陸上競技を楽しめる環境をつくるという2つのミッションを掲げました。そして、2028年に「世界のトップ8 アスレティックファミリー150万人」、2040年に「世界のトップ3 アスレティックファミリー300万人」というビジョンを取りまとめました。コンセプトは、よりアスレティックでいよう、ライブのアスレティックを体験しようという「LIVE ATHLETIC」。2020年東京オリンピック・パラリンピック、その先へ私たちは何を残すべきか、その先の未来へ私たちとともに一歩を踏み出してまいりましょう。
2017年のシーズンを振り返ると、まず挙げられるのが、8月、イギリス・ロンドンで開かれた第16回世界陸上競技選手権大会での男子50km競歩陣の快挙です。2つのメダルに加えて5位に入賞、出場選手3人すべてが入賞する結果を成し遂げました。男子4×100mリレーでの銅メダルも高く評価出来ます。5人のスプリンターの雄姿は、国際舞台での活躍を夢に競技に取り組んでいる多くの若いアスリートに勇気と活力を与えてくれました。ロンドン世界選手権で3つのメダルを獲得し、世界に注目された「TEAM JAPAN」を継承し、日本陸上競技界は更なる挑戦をしてまいります。
そして、9月9日。桐生祥秀が、男子100mにおいて、日本人選手初の9秒台、9秒98を樹立し、日本陸上競技界の今までの思い、悲願を達成いたしました。来る東京2020に向けて、多くの種目で、新たな次元に果敢にチャレンジし、今まで越えられなかった壁を打ち破ることを期待したいと思います。ジャカルタ2018アジア大会、ドーハ2019世界選手権を経て、東京2020、夢の舞台はやってきます。
これから世界へ羽ばたくアスリートを育成することは、私たちの重要な使命です。そのためには、育成・強化システムのフラッグシップモデルを構築するべく、世界の大舞台での活躍を期して各種施策を推し進め、ベテラン勢の円熟味の増大とともに、将来を担う若い芽を育ててまいります。競技全体の底上げが、未来を照らす光へとつながります。更に、日本が世界の舞台で活躍するためには、競技者のみならず指導者が国際的な経験や指導力を身に付けることが喫緊の課題と考えております。指導者は、陸上競技の裾野の拡大やジュニア・ユース競技者の育成、トップレベルの強化など、あらゆる場面で欠かせない存在です。本連盟は、国際的な指導者の養成を目標に掲げ、様々な施策に取り組んでまいります。
スポーツ界を取り巻く環境は、社会経済とも密接に関係しており、変化や進化を続けております。日本は世界のスポーツ界から、スポーツの価値をレガシーとしてどのように残せるか注目されております。本連盟は、世の中の流れに対応し、陸上競技界を牽引する役割を果たすため、国際陸上競技連盟とともに組織力を更に充実させていき、スポーツの振興はもとより、日本陸上競技界の根本を支えて頂いている加盟団体、協力団体をはじめとする地域や関連団体との連携をより進め、競技者も含めた多くの関係者とともに歩み、環境保全や社会貢献への積極的な取り組みも続けてまいります。
今一層、皆様のご理解、ご支援をお願いいたしましてご挨拶といたします。
2018年を、可能性が満ちあふれた未来へ私たちができることを考える年としていきたい。年の初めにあたり、そう決意を新たにしております。
昨年5月、日本陸上競技連盟は「JAAF VISION 2017」を発表いたしました。いま改めて、陸上競技の価値を問い、国際競技力の向上、トップアスリートが活躍し国民に夢と希望を与える、ウェルネス陸上の実現、すべての人がすべてのライフステージにおいて陸上競技を楽しめる環境をつくるという2つのミッションを掲げました。そして、2028年に「世界のトップ8 アスレティックファミリー150万人」、2040年に「世界のトップ3 アスレティックファミリー300万人」というビジョンを取りまとめました。コンセプトは、よりアスレティックでいよう、ライブのアスレティックを体験しようという「LIVE ATHLETIC」。2020年東京オリンピック・パラリンピック、その先へ私たちは何を残すべきか、その先の未来へ私たちとともに一歩を踏み出してまいりましょう。
2017年のシーズンを振り返ると、まず挙げられるのが、8月、イギリス・ロンドンで開かれた第16回世界陸上競技選手権大会での男子50km競歩陣の快挙です。2つのメダルに加えて5位に入賞、出場選手3人すべてが入賞する結果を成し遂げました。男子4×100mリレーでの銅メダルも高く評価出来ます。5人のスプリンターの雄姿は、国際舞台での活躍を夢に競技に取り組んでいる多くの若いアスリートに勇気と活力を与えてくれました。ロンドン世界選手権で3つのメダルを獲得し、世界に注目された「TEAM JAPAN」を継承し、日本陸上競技界は更なる挑戦をしてまいります。
そして、9月9日。桐生祥秀が、男子100mにおいて、日本人選手初の9秒台、9秒98を樹立し、日本陸上競技界の今までの思い、悲願を達成いたしました。来る東京2020に向けて、多くの種目で、新たな次元に果敢にチャレンジし、今まで越えられなかった壁を打ち破ることを期待したいと思います。ジャカルタ2018アジア大会、ドーハ2019世界選手権を経て、東京2020、夢の舞台はやってきます。
これから世界へ羽ばたくアスリートを育成することは、私たちの重要な使命です。そのためには、育成・強化システムのフラッグシップモデルを構築するべく、世界の大舞台での活躍を期して各種施策を推し進め、ベテラン勢の円熟味の増大とともに、将来を担う若い芽を育ててまいります。競技全体の底上げが、未来を照らす光へとつながります。更に、日本が世界の舞台で活躍するためには、競技者のみならず指導者が国際的な経験や指導力を身に付けることが喫緊の課題と考えております。指導者は、陸上競技の裾野の拡大やジュニア・ユース競技者の育成、トップレベルの強化など、あらゆる場面で欠かせない存在です。本連盟は、国際的な指導者の養成を目標に掲げ、様々な施策に取り組んでまいります。
スポーツ界を取り巻く環境は、社会経済とも密接に関係しており、変化や進化を続けております。日本は世界のスポーツ界から、スポーツの価値をレガシーとしてどのように残せるか注目されております。本連盟は、世の中の流れに対応し、陸上競技界を牽引する役割を果たすため、国際陸上競技連盟とともに組織力を更に充実させていき、スポーツの振興はもとより、日本陸上競技界の根本を支えて頂いている加盟団体、協力団体をはじめとする地域や関連団体との連携をより進め、競技者も含めた多くの関係者とともに歩み、環境保全や社会貢献への積極的な取り組みも続けてまいります。
今一層、皆様のご理解、ご支援をお願いいたしましてご挨拶といたします。
公益財団法人日本陸上競技連盟
会長 横川 浩