ポイントと成績
ポイントについて
競技者が、JMCシリーズの加盟大会やJMCポイントの対象となる主要海外大会に出場すると、WAスコアリングテーブルを基に算出する「記録ポイント」と、大会のグレードやWAラベルなどによって得点が異なる順位ポイント「JMCポイント」(※)の2種類を合算した「パフォーマンスポイント」が算出されます。
※JMCシリーズの加盟大会においては、日本人のみの順位。海外のWAラベル大会においては、海外選手を含む順位
JMCポイント一覧表
成績について
1つのシリーズの期間内において、各競技者が出場した大会のうち、一定条件下でパフォーマンスポイントが高い3大会(シリーズⅠのみ2大会)のパフォーマンスポイントの合計により、シリーズ総合成績を争います。
各シリーズの総合成績は、シリーズ最終年度(総合成績決定の期)の日本選手権の順位決定や、日本代表の選考などに直結します。
シリーズ総合成績の対象となる条件
シリーズ総合成績の対象となる「パフォーマンスポイントが高い3大会(シリーズⅠのみ2大会)」として採用されるための条件は以下となります。
- 3大会のうち少なくとも1大会は当該期(総合成績決定の期)のJMCシリーズ加盟大会であること
- シリーズ内で海外のWAラベル大会は1大会のみ有効とする
- 日本代表として出場した国際大会はJMCシリーズポイント対象大会とみなす
- 途中棄権(DNF)はカウントしない
- 途中経過の順位:途中経過の順位において、1つの大会のパフォーマンスポイントが同点の場合は記録が良い方を上位とする
- 総合成績が同点だった場合
- 当該競技者について対象2大会のうち最も良いポイントの大会を比較し、ポイントが高い方を上位とする
- それも同点の場合、2番目の大会を比較する
- それも同点の場合、対象大会の中で最も良い記録を比較する
※ただし、シーズンⅠの第0期についてはパフォーマンスポイトが高い1大会のみをカウントする
【JMCポイント補足】
- 男子と女子でJMC ポイントの配分が異なる理由
男子:10ポイントで約30秒
女子:10ポイントで約60秒
JMCポイントを男子と同様にした場合、女子の10ポイントは記録にすると約60秒と男子の約2倍の影響(男子と同等のポイントを配分すると、記録よりも順位の影響大きい)があるため、女子のJMCポイント(順位ポイント)は男子の約半分と設定した。 - 男子と女子で与えられるJMC ポイントの付与対象順位が異なる理由
G1のJMCポイントを付与する順位が男女で異なるのは、下記のように一定の国際水準レベル以上の選手層の違いがあるため。- 東京2020オリンピック参加標準記録突破者数
男子 105名
女子 34名 - ワールドランキング1~100位以内
男子 11名
女子 10名 - ワールドランキング1~200位以内
男子 36名
女子 22名
- 東京2020オリンピック参加標準記録突破者数
注)国際競技力の観点から、トップレベル(1位〜100位)の選手層の差は少ないものの、それ以下(〜200位)の選手層に違いがあり、国内主要大会の入賞記録の差も女子の方が男子よりも大きい状況である。現在の日本におけるマラソン選手層を鑑みて、第0期及び第1期における順位ポイントの付与対象順位に男女の違いを設けることが強化委員会として妥当だと判断した