日本陸上競技連盟公式サイト

【男子110mハードル】
泉谷駿介（住友電工・大阪）

優勝
13秒04（－0.9）＝日本新記録、ブダペスト世界選手権代表内定

率直に嬉しい気持ちでいっぱい。日本記録を更新できて、（セイコーゴールデングランプリでの13秒07に続き）今季2回目の13秒0台を出せたことは自信に繋がる。前の日本記録（13秒06）は、2年前のこの大会で出したものだが、それに比べると、ちょっとミスもありながら更新できたので、アベレージは上がってきているかなと思う。

レースは、落ち着いて行って、最近の持ち味となっている中盤の加速というか、スピードに乗っていくことを意識した。前半は高山さん（峻野、ゼンリン）に思ったよりも（前に）出られたので、ちょっと焦ったのだが、そのなかでも自分の持ち味を出せたこと、自分の走りができたことは大きいと思う。

前半がまだもたついているというか、あまりまだギアが入っていない感じがするので、もうちょっと練習を積んで、前半からの爆発力を高めたい。と言って、あまり上げすぎるのではなく、うまく自分の身体で扱えるようにするイメージで、もうちょっと前半（のスピード）を出していきたい。

国内で13秒0台を2本走ったことは、自信に繋がっているので、今後、海外転戦して、その転戦のなかで、しっかりとこのタイムくらいを出していかなければダメかなと思っている。6月末に転戦を予定しているので、そこで結果を出して、世界選手権に繋がるようなレースをしたい。世界選手権は、今まで達成できなかったファイナルを目指してやっていく。ファイナルまで行ってしまえば、そのあとは、もうやるだけ。頑張っていきたい。

（この記録が出せた一番の要因は？　の問いに）
技術面も上がってきているのもあるが、周りのサポートが手厚いので、それに感謝している。信頼できるコーチ、頼れるトレーナー、すごく仕事のできるマネジャーさんとかがいるので、そういう人たちのおかげで、しっかりとやりやすいように競技ができている。そういうところがすごく大きいと思う。


2023/6/4　JAAFメディアチーム

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#頂点への挑戦
■第107回日本陸上競技選手権大会
開催日：2023年6月1日(木)～6月4日(日)
会場：大阪・ヤンマースタジアム長居
▼第107回日本陸上競技選手権大会特設サイトはこちら
https://www.jaaf.or.jp/jch/107/