2026.09.27(日)
【愛知・名古屋2026アジア競技大会】中間総括

愛知・名古屋2026アジア競技大会(以下、名古屋アジア大会)の陸上競技は、9月23日に開幕し、大会中盤を迎えようとしています。日本陸連は、大会3日目となる9月25日の午前セッションが終了した段階で、日本選手団のチームリーダーを務める山崎一彦強化委員長が囲み取材に応じ、中間総括を行いました。山崎委員長のコメント要旨は、下記の通りです。
アジア大会中間総括
◎山崎一彦強化委員長(日本選手団チームリーダー)
中間報告ということで場を設けているが、今日は大会3日目(9月25日)。1日目はハーフマラソン競歩のみだったことなどから、おそらく明日を終えたところが折り返し点になると考えている。4日目となる9月26日には、金メダル獲得を期待できる決勝種目も多く、私たちへの評価という意味でも、この日がたぶん正念場になると考えている。私からは、高岡寿成シニアディレクターから話があったマラソン、また、今後、改めて、谷井孝行ディレクターが総括することになっている競歩を除くトラック&フィールド種目について話をしていきたい。このアジア大会についてみるとき、区別をしてみていかなければならない視点が2つある。1つは2028年ロサンゼルスオリンピックや2027年北京世界選手権に向けて、我々強化がずっとモットーとしている「複数年にわたって世界のトップで活躍する」ことを目指し、そのなかでワールドツアーをしている選手。これらの選手たちは、もしかしたら100%の状態で臨めているわけではないかもしれないが、ここを乗りきっての活躍を期待したい選手たちである。
もう一つは、このアジア大会で戦うために全力を尽くす選手である。現時点(3日目の午前セッション終了時点)において、日本が獲得したメダルは、金が3つ、銀が4つ、銅が1つという状況で、上々の滑りだしということができる。ここでは特に、後者、すなわちアジアで頑張らなきゃいけない人たち、アジアターゲットでナンバーワンにならなきゃいけない人たちが、確実にナンバーワンになったという印象がある。例えば、女子七種競技で1・2位を占めた田中友梨選手(スズキ)と梶木菜々香選手(ノジマT&FC)、そして女子棒高跳を日本新記録で制した諸田実咲選手(アットホーム)は、アジアで勝つところを目標にしてきたなかで、さらにもう一段ステップアップする機会になったということもでき非常に良かった。また、マラソンの山下一貴選手(三菱重工)も然りで、勝つべきところでアジアで勝つという戦術と、今までの戦略がうまくいったのではないかとみている。
そして、後半戦に突入する明日からは、さらにメダルが加算できそうな種目が多数あり、金メダルもおそらく4つくらいは狙えるのではないかと期待している。
とにかく中国に近づけるように、金メダルの数で少しでも近づけるようにすることを、チームジャパンみんなの目標に掲げていて、前半はとても良かった。非常に良い滑りだしを見せてくれたと思っている。
※本稿は、9月26日に、実施した囲み取材において、山崎一彦強化委員長が発言した内容をまとめました。より明瞭に伝えることを目的として、一部、修正、編集、補足説明を施しています。
文:児玉育美(JAAFメディアチーム)
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