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【100周年企画】
多様性を尊重し、
公正で安全な陸上界を目指して

日本陸連は、「国際競技力の向上」と「ウェルネス陸上の実現」という二つのミッションを掲げ、これらを達成するために具体的なアクションプランを策定し、多様な事業を展開・推進しています。その根底にあるのが、「人の多様性を認め、受け入れて活かすこと」を意味するダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の精神です。関係者向けの研修実施や、多様性に配慮したイベントの開催など、すでにさまざまな取り組みを進めています。
創立100周年を迎えた2025年、未来の100年を見据えて、競技としての陸上にとどまらず、“陸上”というスポーツ文化の価値を通じて、より多くの人が関われる環境づくりが重要であると考えています。“歩く、走る、跳ぶ、投げる”という、人間にとってもともとある、いわゆる“マザー・オブ・スポーツ”と呼ばれる活動を中心にした陸上だからこそ、提供できる価値があります。そのためには、誰もが排除や差別を受けることのない陸上界、ひいてはスポーツ界をつくることが何よりも重要だという思いを、これまで以上に強くしています。
ここでは、日本陸連が推進している取り組みと、今後目指す姿の一端を紹介します。


セーフガーディングの実践

「JAAF VISION 2017」で掲げたミッションの一つにある「ウェルネス陸上の実現—すべての人がすべてのライフステージにおいて陸上競技を楽しめる環境をつくる」を実現するために、日本陸連ではダイバーシティ&インクルージョン(D&I)を大切にしています。このような環境をつくるためには、陸上に関わるすべての人が互いの人権を常に意識し尊重すること、セーフガーディングが重要です。
「セーフガーディング」とは、すべての人が身体的・精神的な虐待やハラスメント、搾取、暴力などから守られ、心も身体も安全で安心できる環境をつくること、そしてそのための取り組みを指します。スポーツ界では、安心して安全にプレーできるようにするための取り組みとして「セーフスポーツ」があり、近年、その大切さがますます広く知られるようになっています。セーフスポーツという言葉は国際オリンピック委員会(IOC)が使い始め、2024年には「参加者が成長し、スポーツへの参加によるあらゆる恩恵を享受できるような身体的および心理的に安全で支援に満ちたスポーツ環境」を意味するとされています。
人権への意識が高まる中で、陸上界でも、ワールドアスレティックス(WA、世界陸連)がD&Iを積極的に進めています。WAは、加盟国・地域に対して、人権ポリシー(憲章)、インテグリティ行動規範、セーフガーディングポリシーの策定を求めており、セーフガーディングに関するオンライン学習(eラーニング)も提供しています。
また、スポーツ庁は2019年6月に、スポーツ団体ガバナンスコード<中央競技団体向け>を発表し、中央競技団体(NF)が遵守すべき13の原則を定めています。このコードの原則3で「暴力行為の根絶等に向けたコンプライアンス意識の徹底を図るべきである。(1) 役職員に対し、コンプライアンス教育を実施すること、又はコンプライアンスに関する研修等への参加を促すこと、(2) 指導者、競技者等に対し、コンプライアンス教育を実施すること、又はコンプライアンスに関する研修等への参加を促すこと」と規定し、スポーツ・インテグリティを図るべくスポーツに携わる人への教育・啓発をNFに求めています。
日本陸連は、ミッションの一つである「ウェルネス陸上の実現」に欠かせない、D&Iを大切にした環境をつくるために、セーフガーディングを“陸上に関わるすべての人が互いの人権を常に意識し尊重すること”と考え、重要視しています。2024年12月から、WAが作成し、日本語を含む13の言語で提供しているセーフガーディングに関するeラーニングの受講が始まりました。
まずは日本陸連の評議員や役職員が受講し、その後、来年には専門委員会の委員や加盟団体・協力団体の関係者、さらに強化競技者も受講を始める予定です。指導者資格保有者についても、準備が整い次第、受講が行われる予定です。
セーフガーディングに対する意識の浸透を図り、安心・安全な陸上界を実現するため、より多くの関係者に向けてセーフガーディングに関するeラーニングの受講促進に取り組んでいきます。
WA のeラーニング セーフガーディングの基礎知識


ダイバーシティ&インクルージョンの推進研修

日本陸連では、「人の多様性を認め、受け入れて活かすこと」を意味するダイバーシティ&インクルージョン(D&I)を大切にし、さまざまな場面でその推進に取り組んでいます。D&Iをさらに進めるため、関係者一人ひとりの理解を深める機会として研修を行っており、2023年12月の開始から2025年8月までに6回開催されました。

第1回
2023年12月5日 「陸上競技界のD&I−多様な性のあり方から考える−」

講師:來田享子常務理事
この研修では、事務局員を対象に、陸上界でのD&Iについて、多様な性のあり方の視点から、競技団体として目指すこと、今できることを考えました。

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第2回
2024年2月7日 組織における多様性の意義と「システム思考」アプローチ

講師:只松観智子さん(株式会社Think Impacts代表取締役)
この研修には理事・監事・事務局員が参加し、組織で多様性を実現することの意義について学びました。講師の方の試行錯誤によって考案された問題解決のアプローチ法「システム思考」が非常に参考になりました。

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第3回
2025年1月31日 企業におけるDEIの取組と課題

講師:柏村美生さん(株式会社リクルートホールディングス兼株式会社リクルート 執行役員)
今回の研修では、参加対象を理事・監事・事務局員に加え、加盟団体や協力団体関係者にも広げました。より良い組織をめざすために、「ここだけは変えない」という事柄をメンバーが共有するとともに、「こうだったらいいのに」と思うことはためらわず変えること、個を活かすことの重要性について考えました。

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第4回
2025年2月18日 女子競技の参加資格に関するWA規定を考える

講師:伊藤静夫評議員
スポーツ、特に競技スポーツにおいて、「女子カテゴリーにおける公平性の担保」は以前から大きな課題でした。この研修は、ワールドアスレティックス(WA、世界陸連)が定める女子競技の参加資格について多角的に検討し、今後の日本の陸上界のあり方について考える機会となりました。

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第5回
2025年6月25日 なぜ人権ポリシー等が必要なのか

講師:來田享子常務理事
日本陸連が「人権ポリシー」および「インテグリティ行動指針」を策定するにあたり、その必要性について共有するとともに、スポーツ団体が考慮すべき人権課題について確認しました。「人権ポリシー」と「インテグリティ行動指針」は、このような研修や役員による意見交換の2年間の積み重ねの結果、第102回理事会(2025年8月20日)で承認されました。

6回
2025年8月8日  ダイバーシティ&インクルージョン 高校生ワークショップ

講師:來田享子常務理事、村上愛梨さん(NPO法人プライドハウス東京 理事)
今回のワークショップの参加者は、陸上界の次代を担う高校生アスリートたちでした。2名の講師による講義を踏まえ、「多様性を尊重し、誰もが楽しめる陸上イベント」を企画するグループワークに取り組みました。ワークショップの参加高校生は、桐朋高校(東京)、筑波大学附属高校(東京)、洗足学園高校(神奈川)、中京大学附属中京高校(愛知)、天王寺高校(大阪)の陸上部員20名でした。

研修レポートはこちら


ここに紹介したような研修のほか、コンプライアンス研修を2021年度から毎年1回行っています。コンプライアンス研修は、スポーツ庁スポーツ団体ガバナンスコード<中央競技団体向け>で実施が義務づけられています。
日本陸連は、D&I推進の取り組みを2023年から積極的に推進しています。100周年を機に、D&Iの実現をこれまで以上に進めていこうと考えました。また、陸上界が行うこうした取り組みが、最終的には社会全体を誰に対しても優しく、互いに理解し合い、前向きに成長できる環境に変えることにつながると期待しています。人はとても多様ですが、陸上を愛する共通点もあり、希望を感じています。陸上に関わるすべての人が、楽しみながら取り組むことが大切だと思います。


人権ポリシー・インテグリティ行動指針の策定

この秋、日本では2007年大阪大会以来18年ぶりとなる世界陸上競技選手権大会が東京で開催されました。東京での開催は、1991年以来34年ぶりでした。
大会は、世界中から多くの人を迎え入れ、相互理解と国際交流の輪を広げる機会になります。この貴重な機会に組織としての「JAAF人権ポリシー」と同ポリシーの考え方の下で主体的に取り組む行動の指針を公表しました。
自国で開催される国際競技会を機に、世界の人々と豊かな人権感覚を共有し、より良い社会をめざしたい。2025年8月20日に策定された「JAAF人権ポリシー」と「JAAFインテグリティ行動指針」には、そのような願いがこめられています。

「JAAF人権ポリシー」の全文はこちら

「JAAFインテグリティ行動指針」の全文はこちら

策定して終わりにせず、より多くの人に身近に感じてもらえるよう、周知用のチラシを作成しました。今後の日本陸連主催の競技会で、競技者・指導者・役員の皆さんに配布し、内容を広く知ってもらう予定です。また、自由にダウンロードしていただき、ご活用ください。

現在、日本陸連では「人権ポリシー」「インテグリティ行動指針」の策定に続き、より陸上の現場の視点で役立ててもらえる指針づくりを進めています。WAでもこうした取り組みは推奨されており、すでに関係者による「セーフガーディング」に関するeラーニングの受講ははじまっています。これに加え、競技会の運営、指導者・審判員などの日々の活動に役立てるための考え方や組織的対応を示した「セーフガーディングポリシー」をまとめることが次のステップの目標です。
セーフガーディングポリシーを作るにあたっては、虐待・ハラスメント・搾取などの危険から弱い立場にある人を守るための組織体制づくりが重要な課題になります。たとえば組織としてのセーフガーディングオフィサーの設置、通報窓口の整備、通報者を守る仕組みなど、さまざまな課題があります。こうした課題には、人権に関する外部の専門機関にも支援を要請し、早期実現をめざしています。


多様性を重視したインクルーシブな競技の在り方・制度設計

2025年8月8日、東京都新宿区にあるオリンピックムーブメントの発信拠点「日本オリンピックミュージアム」において、高校生アスリートを対象としたワークショップを実施しました。ワークショップのテーマは「ダイーバーシティ&インクルージョン(D&I)を体現する陸上種目を考案しよう」です。グループごとにディスカッションを行い、その成果を発表。どのグループも、全員がしっかりと自分の意見を発表できるよう、役割分担や発表シナリオを事前に丁寧に準備して臨んでいました。発表に立つ高校生たちは、楽しそうな表情を見せつつ、どこか誇らしげに、チーム全員で考え抜いたアイデアを紹介していたのがとても印象的でした。
発表されたアイデアは、思わず笑みがこぼれるユニークなものから、イベント企画を担当する日本陸連関係者が「なるほど…」と感心するものまで、実に多彩でした。スクリーンなどの設備を活用する案、エンタテインメント性を重視した案、競技運営の実現性に配慮した案、さらには観客を巻き込んで一緒に楽しめる仕掛けを取り入れた案など、幅広い視点からの発想が展開されました。また、LGBTQ+の人々のインクルージョンを意識したアイデアや、D&Iを考えるうえで重要な観点を盛り込んだ提案も数多く挙がり、固定観念にとらわれない高校生ならではの自由で柔軟な思考が際立ちました。
「陸上」という共通点を持ちながらも、互いに初対面で多様な背景を持つ高校生たちが、短時間で打ち解け、相手を尊重し合いながら未来志向のアイデアをまとめていく姿は、まさに日本陸連が目指すD&Iそのものを体現しているようでした。

詳細なレポートはこちら

2025年8月8日・高校生ワークショップ
高校生たちから寄せられた感想

これまで、全国の高校陸上部員と直接繋がる機会はありませんでした。しかし今回、新たな仲間と出会い、遠く離れていても互いを意識し、切磋琢磨できる関係を築くことができました。そのおかげで、練習へのモチベーシ続きを読むョンがいっそう高まりました。ワークショップでは、多様性に関する授業でLGBTQ+やSOGIEについて一通り学んだつもりでしたが、競技と結び付けて自分ごととして考えることで、身近に潜む課題の多さや、これまで見落としていたD&Iのヒントに改めて気づかされました。自分の知識がまだ表面的な「情報」にすぎなかったことを痛感し、多くの方のお話やグループディスカッションを通じて、アライアスリートとして「誰もが安心して競技や日常生活を送れる場をつくるには何が必要か」を深く考える貴重な機会となりました。すぐに大きな変化を起こすのは容易ではありませんが、身近な小さな問題からひとつずつ解決していくことで、これからの100年を担う陸上界の一員として貢献していきたいと考えています。


今回のワークショップでは、自分の身近にある陸上というスポーツを通してLGBTQ+を含めたダイバーシティ&インクルージョンについて考えたことで、より身近なものとして捉え直すことが出来ました。今までも学校の人権学習で続きを読むLGBTQ+のことについて学んだことはありましたが、そのときはただそういった考え方があることを知っただけで、どこか他人事のように考えてしまっていたと思います。自分の中で漠然としていた社会の課題が、具体化されたなと実感しています。レインボーを身につけたり、発言を気をつけようとしたり、目の前にある問題から解決していくことが、時間はかかってしまってもLGBTQ+の方が生きやすい社会をつくることに繋がっていくのだろうと思いました。社会の問題を自分事と考えるには講演などでただその問題を知るだけでは出来ないもので、こういったディスカッションを通じ、他人の意見を交えることでより自分の考えが深まり身近な問題と捉えやすくなるのだなと思いました。また他府県の同じ陸上で上を目指す高校生と、自分達の意見を共有し、どうしたらもっといろんな人が競技に参加しやすくなるのか、どうしたらもっといろんな人に陸上を楽しんでもらえるのか、和気あいあいと話すことができ、とても楽しく有意義な時間になりました。

グループワークで「身近なスポーツの現場にLGBTQ+が参加しやすくするために何ができるか」について話し合ったときに、「彼女いる?」など、普段友だちと話しているかもしれない、よく考えなければわからない会話の思わぬ言続きを読む葉が相手を傷つけている可能性があるということに気づきました。相手を傷つけようと思って言葉を発する人はいないと思います。だから余計にその発した言葉が自分では気づかないうちに相手を傷つけていたなら発した側も悲しくなります。「スポーツ」だからこそ純粋な楽しさとは関係ないことは取っ払ってお互いを称え合い、一緒に楽しみやすいはずです。この例はスポーツの現場に限ったことではないですが、純粋に体を動かしたり競い合ったりすることを楽しむ「スポーツ」だからこそ、別の部分が原因でみんなが楽しめない状況にはなってほしくないです。スポーツを楽しむときにLGBTQ+の方も参加しやすいような場所を作ることができれば、自ずとLGBTQ+の方だけでなく、障がいがある方、お年寄りから小さい子どもまですべての人が参加しやすい場所作りへとつながると思います。競技会の仕組みや施設の作りを変えることはダイバーシティ&インクルージョンを体現するために必要なことです。でも、自分がなにか大きなことができなくても、一人のアライアスリートであるという自覚をもって、レインボーのものを身に付けてLGBTQ+への理解を可視化したり、悪気のない発言が人を傷つけていないか考えてみたりするなどの自分にもできるようなことから行動を起こしていきたいです。そして、こんな小さな行動でもアライになれるよと周りに伝えたいです。

LGBTQ+について、今まで授業や講演を受けてある程度の知識を持っていた。でも、どうしても自分の近くにそのような人がいると実感できなかったがゆえに、日頃から意識的にLGBTQ+について考えてはいなかった。今回のワークショ続きを読むップではそのことについて、自分の一番身近な「陸上」という視点で考えることができた。どういうことで悩んでいて、どういう行動でお互い心地よく過ごせるのかをより理解し、LGBTQ+の方に対する考え方のヒントにできた。また、その人がする、しないに関わらず、カミングアウトできる環境を作ることが全員にとっていいことなんだとわかった。そのためにも、普段から会話をし、お互いに信頼できる関係性を築くことが大事だと改めて思った。これからはLGBTQ+の方がいると想定して、対応できるように小さな思いやりを日頃からしていけるようにしたい。

ワークショップでは、同じ陸上部の他校の高校生が多く集まり、普段あまり同輩以外と陸上について話すことがなかったため楽しい時間を過ごすことができました。約30人が集まり、5-6人のグループに分かれ活動しました続きを読む。インターハイに先月出場した高3の方や、同い年で他種目をしている方など、沢山の方と友達になることができました。陸上をテーマとしながら、LGBTQ+についてプライドハウス東京という団体の方々が講義をしてくださり今まで考えたことがなかった視点を得れました。自身は女子校であることから、普段の部活動や大会で感じることが異なったのが興味深かったです。グループの一人が、以前コーチから「男子らしい走り方だね」と言われたことがあったらしく、コーチ本人が悪意はなくとも相手の受け止め方が異なることもあり得るので、相手を尊重した言葉を使いたい、などといったことを話しました。新しい出会いと貴重な機会を頂きました。

今回のワークショップでは、全く違った環境で日々活動している同世代と、陸上という一つのものを通して交流ができたことで、学びを得るものがとても多くありました。プライドハウス東京の方にLGBTQ+の講義をしていただいた際には、続きを読む普段何気なく感じた疑問についてスタッフの方やチームメンバーと議論することで、「スポーツ×LGBTQ+」の考えを自分なりに理解することが出来ました。班で新たな競技を提案したときには、初対面でも全員が陸上好きとして誰もが楽しめ、陸上本来の良さが伝わる競技の提案に尽力出来たと思います。スタッフの方々や他校の陸上選手と陸上についてお話した時間はとにかく楽しく、有意義なものとなりました。
また運営側としても参加させていただけるイベントがあるかもとのことでしたので楽しみにしています。本当に有意義な時間をありがとうございました。陸上をもっと好きになりました!

今回参加して、LGBTQ+の問題ををより身近なものとして考えるようになった。今まで、学校の人権講習などで、LGBTQ+の人たちは、日常生活で困ることがあるとは思っていたが、村上さんの話を聞いて、トイレで、男女分かれている続きを読むことに困っているとわかって、本当に身近な問題なのだと思った。日常生活でもこんなに身近に問題があるのだから、陸上競技をはじめとしたスポーツでも困ることがあるんだと思う。実際に陸上競技においてどのようなことで困っているのかという新たな疑問を持つきっかけにもなった。そして、それを知るためにまず身近なLGBTQ+の人が悩みを話しやすいよう、周りから信頼されるようなアライアスリートになれるようにしたいと思う。
最後のリレフェスの新しい競技の提案では、同じ班のメンバーと、クリエイティビティに富んだ案を考えることができた。考えている間も、非常に楽しく、充実した時間を過ごせた。もっと日本陸連の取り組みを知りたいと思ったし、11月29日の100周年記念のイベントがとても楽しみになった。


日本陸連は、陸上を愛するみなさまに歴史を紡いでいただいたおかげで、本年、創立100周年を迎えることができました。100年の歩みを支えてくださったすべての方々への感謝を込めて、「~日本陸連100周年記念~ RIKUJOフェスティバル in 国立競技場」を開催します。本イベントでは、トップアスリートから一般の愛好者、審判員、指導者まで、陸上を愛するすべての方々を「RIKUJOファミリー」と位置づけています。RIKUJOファミリーが一堂に会し、これまでの100年への感謝を共有するとともに、新たな未来へ向けて共にスタートを切ることを目的としています。「第1部 RIKUJOファミリー 大運動会!」では、子どもからお年寄りまで、誰もが「陸上を楽しむ」瞬間を分かち合える参加型イベントを実施します。歴代トップアスリートによる子ども陸上教室、審判体験、みんなでバトンをつなぐリレーなど、多彩なプログラムを通じて、陸上に親しむ機会を提供します。
その中で実施される「ミニリレフェス」では、この夏に行われた高校生ワークショップで参加者の高校生たちが考案した新種目 「ぴたっとタイムチャレンジリレー(4×100mリレー)」 が採用されました。従来の「速さ」を競うだけではなく、走者の感覚やチームの連携が問われる新種目で、設定タイムは、日本陸連100周年に合わせて 100秒。ユニークで誰もが楽しめるリレーとして実施します。
日本陸連は、陸上界におけるインクルーシブな組織文化の定着・発展を図るため、競技力の優劣にとどまらない、多様性を尊重した新たな競技のあり方を探求しています。多様な価値観を認め合い、誰もが楽しめる“楽しむ競技会”の創出に取り組みながら、引き続き、全ての方が参加しやすい環境整備に向けた施策を推進していきます。



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