日本陸上競技連盟と日本パラ陸上競技連盟では、スウェーデンのイェーテボリにて、2015年1月30日から2月9日まで跳躍選手の短期トレーニング合宿を合同で行うこととなりました。
日本陸連から派遣するのは、2020年東京オリンピックでの活躍が特に期待されるダイヤモンドアスリートとして先に認定された平松祐司(西城陽高等学校)選手、同じく佐久間滉大選手(法政大学第二高等学校)と昨年の世界ジュニア選手権大会の男子走幅跳で銅メダルを獲得した城山正太郎選手(東海大学北海道)、同大会代表の髙橋佑悟選手(立命館大学)の4名。
上記4名の選手と、シドニー、アテネ、北京、ロンドンパラリンピックの男子走高跳で4大会連続入賞を果たしている鈴木徹選手(プーマジャパン)が、北欧のトップ選手などがトレーニングする室内練習場を活動拠点とし、オリンピックメダリストを育成したY・トレガロ コーチから指導を受ける予定です。なお、現地では室内競技大会にも出場予定しています。
両連盟では、今後も協働で選手強化を図る機会を設けていきたいと考えております。
今回の派遣にあたり(コメント)
山崎一彦 日本陸上競技連盟強化委員会副委員長・強化育成部長/2020オリンピックプロジェクトチームディレクター
「技術系種目には一貫した技術練習も必要ですが、若い頃には異なる刺激を入れて自身の気づきを得ることも極めて重要です。オリンピックメダリストを育成してきたY・トレガロ コーチからの指導や、大会出場等を通じて、次なる技術改善の発想と国際的競技者としての立ち振る舞いを学んでほしいと思います。
また、パラリンピックで活躍している鈴木徹選手と合同で行うことにより、厳しい条件での身体活動を学べることや鈴木選手にとっても区別なくトレーニングができる新しい模索ができると信じています。
さらなる飛躍が跳躍で現れるように期待しています」
三井利仁 日本パラ陸上競技連盟 理事長
「この度、日本陸連 跳躍ブロック・ジュニア競技者海外短期トレーニング合宿に本連盟所属の鈴木徹選手が参加させていただくことになり、この試みに感謝申し上げます。2020年に向けて、選手、組織共に多くの試みにチャレンジをして、世界のトップアスリートに勝つことが出来るよう計画をしているところです。今回がその第一歩となることを期待しております。選手諸君には、互いに良い刺激が得られることを期待しております。」