
第108回日本選手権・男子20km競歩が2月16日、兵庫県神戸市の六甲アイランド甲南大学西側20kmコースで、第36回U20選抜競歩大会と併催して行われました。9月に日本で開催される東京世界選手権、そして、5月にクミ(韓国)で行われるアジア選手権の日本代表選手選考会として、張り詰めた緊張感が漂うなかスタートしたレースは、男女ともにハイペースでの展開に。男子は、山西利和選手(愛知製鋼)が1時間16分10秒の世界新記録を、女子は藤井菜々子選手(エディオン、ダイヤモンドアスリート修了生)が1時間26分33秒の日本新記録を樹立して、ともに優勝。この2人が東京世界選手権代表に内定したほか、上位者が続々と好記録でフィニッシュするハイレベルなレースが繰り広げられ、会場が大いに盛り上がりました。
山西、新たな“世界線”で進化!
圧巻のレースで世界新記録を樹立
大会が行われる2月16日は、当初、レースの時間帯に当たる午前中にまとまった雨が降る予報が出ていました。しかし、数日前から予想されていた降雨の時間帯が少し早まり、前日の夜遅くから降り出した雨は、夜明けとともに上がる形に。男子20kmの出発時刻である午前8時50分時点の気象状況は、天候曇り、気温9.5℃、湿度93%、東の風0.1m。女子20kmが終了した時点で気温は11.0℃まで上がったものの、例年、選手を苦しめる風が強まることもなく、競歩にとっては絶好といえる条件下でのレースとなりました。オープン参加の扱いとなる海外選手を含めて全77名でのレースとなった男子は、午前8時50分に号砲が鳴りました。先頭は、スタートしてすぐに先頭に立った住所大翔選手(富士通)に、山西利和選手(愛知製鋼)、濱西諒選手(サンベルクス)、丸尾知司選手(愛知製鋼)などが前方に位置し、上位候補に挙がる顔ぶれがほぼ揃う形で大きな塊をつくります。最初の1kmは実に16人が先頭集団となって、3分46~48秒(以下、1kmごとのラップおよびスプリットタイムは速報値)。鈴木雄介選手(当時、富士通)が2015年に樹立した世界記録(1時間16分36秒)をイーブンで換算した場合の1kmあたりのペース(3分50秒)を上回るペースで入っていく滑りだしとなりました。この大集団は、2周目に入ったところで、8人と8人の2グループに分裂。先頭集団は、山西、丸尾、濱西、住所、古賀友太(大塚製薬)、原圭佑(京都大)、逢坂草太朗(東洋大)、吉川絢斗(サンベルクス)の8選手で構成され、折り返したあたりからは、丸尾選手がと山西選手の愛知製鋼コンビが前に出て、2kmを7分37秒(3分51秒)で通過し、速いペースで引っ張っていく形に変わりました。トップグループを常に牽引していたのは丸尾選手で、横に並ぶようにして山西選手が続き、その2人の後方に濱西・古賀選手あたりがつく展開で、先頭はその後も3分51~52秒のハイラップを刻んでいきます。3kmすぎから逢坂・原・住所の3選手が後れ始め、5周目入ったところで吉川選手も後れることに。19分09秒での通過となった5km(以下、5kmごとのタイムは大会発表の正式記録による)では、先頭集団は丸尾・山西・濱西・古賀の4選手に絞られ、4秒後れで吉川選手が通過していきました。

6~7kmのラップが3分48秒に上がり、8周目に入ったところで古賀選手が後退。その後、3分51秒、3分49秒、3分52秒と刻んで、10kmは丸尾・山西・濱西選手の順に38分21秒で通過していきました。しかし、11周目に入ったところで濱西選手が少しずつ後れ始めて、丸尾選手と山西選手のマッチレースに。12km手前でいよいよ山西選手が前に出ると、次の1kmを3分48秒へとペースアップ。今度は丸尾選手を引き離しにかかります。この周回は懸命に食らいついた丸尾選手ですが、次の13~14kmを山西選手が3分44秒というラップを叩きだしたことで、大きく突き放されてしまう形となりました。山西選手は15kmを57分24秒で通過、丸尾選手との差を24秒に広げます。レース後、「前に出た(12km)辺りから、動きがハマってきた」と振り返った山西選手は、残り5kmを3分51秒ペースで行けば世界記録更新が実現する状況となっていたなか、15km以降も3分45秒、3分45秒、3分49秒、3分44秒と終盤とは思えないペースで周回を重ね、最後の1周では3分43秒に引き上げる圧巻の歩きを披露して、1時間16分10秒の世界新記録でフィニッシュ。即時内定条件を最高の結果で満たし、東京世界選手権の出場権を手に入れました。

これで世界選手権は、2連覇を果たした2019年ドーハ大会と2022年オレゴン大会、そして2023年ブダペスト大会(23位)に次ぎ、4大会連続の出場となる山西選手。2023年から2024年にかけては、技術的な完成度が高かったゆえに厚底シューズへのアジャストに時間を要し、前回の日本選手権ではまさかの失格を喫し、2大会連続メダル(2021年東京大会銅メダル)がかかっていたパリオリンピックの出場を逃していました。
しかし、そのなかで、欧州のレースを転戦したり、東京オリンピック金メダリストのマッシモ・スタノ選手(イタリア)とともにトレーニングしたりするなど、「今までとは違う世界線」に身を投じることで、新たな進化を遂げることに。「マックスで行けば、(1時間)15分40秒」という記録も想定した状態のなか、今回の大一番を迎えていました。
「16km、17kmのラップと余裕度で、“もう大丈夫”と思っていたし、(1時間)15分40秒台を想定できたなかでの(1時間)16分10秒だったので…」と振り返ったように、従来の世界記録を26秒も上回りながらも、山西選手は派手に喜ぶこともなく、淡々とした表情でフィニッシュ。レース後は、すぐにコースに向かって深く一礼したのちに、穏やかな笑顔で関係者からの祝福に応えていましたが、現在日本でトレーニングしているスタノ選手が、大喜びしながら山西選手に駆け寄って祝福のハグをすると、表情が一気に緩み、大きな笑顔となったことが印象的でした(山西選手のコメントは、別記ご参照ください)。

丸尾、20kmで初の代表入りへ前進
3位は、成長著しい吉川が占める
男子20kmで、山西選手に続いたのは、35kmを主戦場とする丸尾選手です。13周目の周回で、山西選手に突き放され、14km、15kmとペースダウンの傾向を見せていましたが、残り5kmを、3分56秒、3分54秒、3分53秒、3分56秒、3分57秒と懸命にカバーし、昨年のこの大会でマークした1時間19分06秒の自己記録を大きく更新する1時間17分24秒でフィニッシュ。20km競歩では自身、最高成績となる“銀のライオン”(日本選手権上位者に贈られるライオンの顔を模したメダル)を手に入れるとともに、日本陸連が設けている東京世界選手権派遣設定記録の1時間18分30秒も大きくクリアし、即時内定こそならなかったものの、選考基準で最優位となる成績を残し、20kmでは初めてとなる世界選手権代表入りに王手をかけました。
昨年10月に行われた日本選手権35km競歩では、世界記録(2時間21分47秒)を樹立して即時内定を得た川野将虎選手(旭化成)に続いて2位(2時間24分24秒)。内定は叶わなかったものの、この種目でも派遣設定記録(2時間26分00秒)をクリアしており、記録では川野選手に次ぐ位置にいます。今回の結果を受けて、丸尾選手は、東京世界選手権に向けては、20kmと35kmの2種目に挑むことを明言。「難しい挑戦にはなるが、体調を崩さないようにコントロールして(3月の能美大会へ)臨みたい」ときっぱり。石川県能美市で開催される日本選手権35km競歩では、再び、2人の愛娘たちによる熱い、そして可愛らしい声援が、会場に響き渡りそうです。
この愛知製鋼コンビに続いて3位を占めたのは、昨年から社会人となった吉川選手。最初は先頭集団でレースを進めていましたが、序盤でロスオブコンタクトによるレッドカードが出たことにより、いったん集団から離れて、改めて順位を上げていく作戦に変更したと言います。古賀選手をかわして4位に上がっていた10kmは38分45秒で通過。15kmでは同じチームの先輩でパリオリンピック出場した濱西選手に6秒後れの58分03秒で通過すると、16周目で濱西選手をかわして3位に浮上。さすがにその後はペースを落とし、終盤で順位を上げてきたパリオリンピック銀メダリストのカイオ・ボンフィム選手(ブラジル、オープン参加)に最後でかわされる形となりましたが、自己記録(1時間19分12秒)を大きく更新するとともに、派遣設定記録も突破する1時間17分38秒をマーク。丸尾選手同様、代表入りをほぼ確実なものにしました(2位の丸尾選手、3位の吉川選手のコメントは、別記ご参照ください)。

4位は前回2位の濱西選手で1時間17分53秒、5位はパリオリンピック男女混合競歩リレー代表の髙橋和生選手(ADワークスグループ)が1時間18分23秒、6位にはパリオリンピック入賞の古賀友太選手(大塚製薬)が1時間18分26秒で続き、ここまでが派遣設定記録をクリア。また、7・8位の諏方元郁選手(愛知製鋼、1時間18分42秒)と土屋温希選手(立命館大、1時間18分52秒)が初の1時間18分台をマークしたほか、9位の村山裕太郎選手(富士通、1時間19分04秒)までが参加標準記録(1時間19分25秒)を突破するレベルの高いレースとなりました。ちなみに吉川選手にわずかに先着したボンフィム選手も1時間17分37秒の自己新記録。自身の持っていたブラジル記録を更新しています。
第108回日本選手権を獲得するとともに東京世界選手権日本代表に内定した山西選手のほか、上位成績者のコメントは、以下の通りです。
【日本選手権獲得者コメント】
■日本選手権男子20km競歩
山西利和(愛知製鋼)優勝 1時間16分10秒 =世界新記録、日本新記録、大会新記録、東京世界選手権派遣設定記録突破
※東京世界選手権日本代表に内定

レースを終えての一番の感想としては、ホッとしている部分が大きい。この1年、わりとやりたいことをやらせてもらったので、その自由度に対する結果や責任の部分が必要だと考えていた。そこは最低限果たすことができたように思う。
今日は、最初はちょっとハマりきらない感じ…集団のリズムと自分のリズムが少し合わなかったり、単純に自分のコンディションも問題もあったりしたと思うが…があり、「ぐいぐい行こう」というよりは、少し微調整しながらの前半になった。タイミングと姿勢のところが少しずれている感じがあり、注意ももらったので、様子を見ながら行こうという感じだった。(行けるなと思ったのは)前に、出たあたりの12kmくらいから。少しスピードが上がってきたところで(動きが)ハマってきた。人数も絞れてきて、自分のテンポで歩きやすくなったというのも一つあるし、(スタートしてから)時間が経ったことで、(動きが)合ってきた部分はあると思う。中盤以降からの感触は、もうちょっと行けるかなという感じ。レッドカードも1枚だったので、もうちょっと追い込むことはできたと思っている。
世界記録は、レース中の段階で、「たぶん行けるだろうな」とわかっていたので、あとは「外さないようにだけはしておかなきゃな」という気持ちだった。世界記録を更新する想定は、ノルマというほどではなく、なんとなくイメージしていたこと。9月の全日本実業団のタイム(10000m:38分27秒34)から考えたら、本当にハマって整えば、(1時間)15分40秒台後半くらいになるんじゃないかなというのが、なんとなくの想定だった。ただ、それは前半がもっと速かったら…というところ。前半(の10km)が38分21秒で、「んー」という感じだったので、最低限自己ベストには辿り着かなくてはいけないという思いはあったが、そこからマックスで想定できる(1時間)15分40秒というタイムとの幅のなかあたりのタイムは出せるだろうと考えていた。
<喜ぶこともなく、淡々とした様子でフィニッシュしたが、そのときの心境は? の問いに>
(1時間)15分40秒台を想定できたなかでの(1時間)16分10秒だったので…。16km、17kmのラップと余裕度で、(世界記録更新は)「もう大丈夫」という状態だったし、あとは審判さんとのにらみ合い(笑)という感じだったので、記録を喜ぶよりは「まだ警告ともあるし…」とか、いろいろなものを気にしながらのフィニッシュとなった。これが、(1時間)15分30秒とか、15分00秒とか、自分の想定を上回るタイムであったら、きっと喜んだと思う。
(昨年は、前回大会で失格となり、五輪出場を逃す悔しい1年となったが)去年の1年がなければ、たぶんまた同じことの繰り返しだったのではないかと思う。昨年、今までとは違う“世界線”というか、“違う箱”に入れてもらったのは、そういう意味でよかったかもしれない。そこでやっていくことの怖さはなく、一からそれをつくっていったという感じだった。
(厚底シューズに対応するフォームの修正は)高畠(20km:1時間17分56秒で優勝)を経て、冬期練習のなかでかなりズレ幅が小さくなってきた。高畠までは、いい練習ができるときもあれば、「今日はよくなかったな」という練習もあって、そのバラツキがすごく大きかったのだが、冬期練習のなかで、そのバラツキがだいぶ小さくなってきたと思う。
(マッシモ・スタノ選手<イタリア>と、海外および日本で一緒にトレーニングした経験は)刺激し合うことが多かったし、彼がどう思っているかはわからないけれど、僕はもらうことがすごく多かった。トレーニングのリズムを共有することであるとか、考え方であるとか、お互いの特性を見ることで、自分の武器とする部分、「あ、この人の強みだな」と思う部分が明確にわかってきた。
<東京世界選手権に向けての思いを、の問いに>
幸い、またチャンスをいただけたので、新しいトライとして、優勝を狙いたいと思う。(大会までの)今後については、これからチーム内で相談して決めていくことになるが、少なくとも海外のグランプリは、最低でも1つ、欲を言えば2つくらい入れられたらいいなと考えている。また、今回のレース結果を受けて、中国での競歩グランプリ(3月1-2日)は、もっと速くなる可能性もある。(東京世界選手権に向けて)より洗練していく必要があると思う。
【男子上位者:東京世界選手権派遣設定記録、参加標準記録突破者コメント】
◎丸尾知司(愛知製鋼)日本選手権男子20km競歩
2位 1時間17分24秒 =東京世界選手権派遣設定記録突破

目標が達成できて、非常に嬉しい気持ち。山西(利和)と「ワン・ツーしよう」とずっと言っていたので、それが達成できたことが本当に嬉しい。(今大会に向けては)自分の身体のコンディションが非常によく、チャンスだと思って、すごく狙っていた。練習の成果を発揮することができてよかった。
<山西選手と一緒にペースをつくっていこうと考えていた? との問いに>
話してはいないけれど、話さなくてもわかるので、そういう感じは(二人の間に)あった。ハイペースとなったが、練習を見ているし、どれくらいの仕上がりかもわかる。「2人でちょっと協力して…」とは思っていた。
何よりも、自分自身が、この大会まで年間を通してケガがなかったので、今年は非常にいい練習を積み上げることができていた。ケガと体調不良がなかったことが大きかったと思う。課題を挙げるとしたら、行けるところまで行って、終盤でペースがダウンする形となったが、そこは、もうちょっと詰めていかなければいけないところ。あとは、年齢も上がってきているので、とにかくコンディションを崩さないというところが鍵だなと感じている。
去年は、夏にスイスへ行き、ペルセウス・カールストローム(スウェーデン)とエヴァン・ダンフィ(カナダ)と一緒にトレーニングをし、練習の組み立て方や休みの過ごし方を教えてもらった。彼らから言われたのは「日本人はハードワークが多すぎる」ということ。それを自分の練習に落とし込むようになってから、コンディションを崩すことがなくなってきた。「距離を稼ごうとしすぎて、大事なところのペースの練習ができていないんだよ」と言われて、そのあたりを変えた。20kmでこのタイムが出たのはシューズの影響もあるけれど、やっぱり練習の仕方を変えたことが大きいと思う。ペルセウスたちに教えてもらったのが20kmの練習だったので、20kmに効果があったのだなという気がしている。練習では、ショートのインターバルを増やした。「短い距離で、正しい動きでやっていこう」というペルセウスの教えによるもの。自分自身も技術を大事にしているので、原点に立ち返って取り組めたという感じである。
このあとは、専門種目の35kmのほうでも、代表権をつかめるようにしたい。難しい挑戦にはなるが、体調を崩さないようにコントロールして(3月の能美大会へ)臨みたい。世界選手権に向けては、当初は35kmで出場を狙うつもりでいたが、20kmと35kmの両方に出場することを目指そうと思っている。ここまで、世界陸上に出たいという強い思いでやってきたので、まずは20kmで代表権をつかんでいける結果が出たことを非常に嬉しく思う。自分はまだ「世界でメダルを取る」ことができてない。今年はチャンスだと思うので、ぜひ、それを達成したい。
◎吉川絢斗(サンベルクス)
日本選手権男子20km競歩
3位 1時間17分38秒 =東京世界選手権派遣設定記録突破

本当に嬉しいのひと言。シニアで、今まで世界を経験してきたすごく強い選手がたくさんいるなか3番に入れたことに、自分の成長を感じている。
今日は、レースが始まるまでは「先頭について3番に入ろう」と思っていたが、序盤で(レッド)カードが1枚出てしまったり、世界記録ペースでちょっと速いなという思いもあったりしたので、後ろから行く作戦に切り替えた。「さすがにこのペースなら、きっと前(の集団)も崩れてくるだろう」という考えだったが、その作戦が功を奏した感じ。ラップを刻んでいるなかで、(フィニッシュ)タイム)はだいたい想像することができた。
1時間17分38秒のタイムについては、去年の自己ベスト(1時間19分12秒)から2分くらい縮まっているので、ちょっとびっくりしている。(トラックの)10000mでは記録が伸びていた(38分29秒14)ので、もしかしたらとは思っていたが、合宿とかで強い先輩方と一緒に練習させてもらったおかげだと思う。
記録が大きく伸びたのは、単純にスピードがついたかなというのと、ちょうど1年半くらい前から低酸素トレーニングを始めたりして、そういった面でも力がついたからかなと思う。また、社会人になった昨年からは、朝練習をやるようになった。学生時代までは一部練習だったが、朝練習を始めたことで、距離が増えたことも要因だと思う。
自分のなかでは、1年半ほど前にユニバーシティーゲームズ(2023年成都大会:20km競歩8位)に出場して、そこですごく悔しい思いをしたことがきっかけになっている。そこから半年後となる昨年の日本選手権で、パリ五輪代表をかけた戦いに向けてスイッチが入った。去年は敗れて7位だったが、そこでまた「頑張ってやろう」という思いが強くなり、取り組んでくることができた。また、本当に、一つ一つの出会いが今日の日につながったと思っている。コーチもそうだし、陸上部の仲間もそう。会社でも、勤務先ですごく応援してもらっている。そういう応援が本当に励みになった。
<代表入りの可能性が高まった世界選手権についての印象を>
テレビで見ていた世界陸上、まだちょっと実感が沸かないけれど、頑張りたい。今日は、(ロスオブコンタクトで)レッドカードが1枚ついたので、本番までにその修正が必要になってくる。また、山西さんが(1時間)16分10秒という、すごい記録を出している。僕はまだそこまでは行けないので、これからの半年間で、まずはもっと地力を上げていくところからやっていきたい。
文:児玉育美(JAAFメディアチーム)
写真提供:フォート・キシモト
【競歩特設サイト】Racewalking Navi

>>https://www.jaaf.or.jp/racewalking/
【ライブ配信】ARCHIVE
- 普及・育成・強化
- 第108回日本陸上競技選手権大会・20km競歩
- 丸尾知司
- 山西利和
- 住所大翔
- 古賀友太
- 濱西諒
- 髙橋和生
- チームJAPAN
- 日本選手権20km競歩
- 神戸競歩
- 競歩
- Racewalking
- レポート&コメント
関連ニュース
-
2025.03.06(木)
【第108回日本選手権20km競歩】谷井孝行ディレクター(競歩担当)統括コメント
大会 -
2025.02.28(金)
【第108回日本選手権20km競歩 女子レポート&コメント】藤井菜々子(エディオン)が1時間26分33秒で日本記録を更新!東京世界陸上の切符を獲得!
選手 -
2025.02.15(土)
【日本選手権20km競歩】前日会見レポート/山西利和、古賀友太、濱西諒、藤井菜々子、岡田久美子、柳井綾音
選手 -
2025.02.15(土)
【うすれない記憶はない。つなぐべき決意がある。】日本選手権・20km競歩における兵庫県|阪神・淡路大震災30年事業ロゴマーク・キャッチフレーズの活用について
大会 -
2025.02.14(金)
【日本選手権20km競歩】応援メッセージキャンペーン:日本一、日本代表を目指して戦う選手へエールを送ろう!
選手