2023.06.03(土)大会

【第39回U20日本選手権大会】3日目優勝者コメント


【U20女子三段跳】

田口侑楽(国際学院高・埼玉)

優勝
12m60(+1.8)

目標は優勝で、その流れで自己ベスト(12m81)を更新できればいいなと思っていました。記録は思ったよりも出なかったけど、優勝という目標は達成できたのでうれしいです。ウォーミングアップでは助走が安定していたのですが、うまくはまらなくて1回目にファウルをしてしまい、悪い流れになってしまいました。記録が出る時はいつも1回目から記録が残せるので、助走が課題です。リズム良く、ホップの踏み切りで前に流れていけるような助走を目指しています。走幅跳や七種競技にも取り組むことで、身体の使い方をわかってきたことが、成長できている要因だと思います。



【U20女子ハンマー投】
嶋本美海(添上高・奈良)

優勝
57m01

1位を狙っていたのでうれしいです。でも、60mを目標にしていたので、正直もう少し記録を出したかったです。最近の試合で、フィニッシュで前に出てしまうことが多く、思い切って投げられない状況が続きました。でも、ターンの入りで左足の支点を踵からつま先に変えたことで、サークル内にちゃんと収まるようになって、不安なく投げられるようになりました。だからこそ、もう少し投げたかったのですが、緊張もあって試合展開がうまくいきませんでした。ただ、前半の3投目に57m01を出せたことで、後半は思い切って投げることができたので、それは収穫です。インターハイと60mに向けて、練習あるのみです。
 


【U20女子棒高跳】
小林美月(日本体育大・学連)

優勝
4m00

日本選手権への出場も考えましたが、2連覇したいという思いが強く、U20に出場しました。先週に風邪を引いて、思うようにトレーニングができず、大阪入りしてから左脚ハムストリングスに違和感が出て不安がありました。でも、雨の影響で1日延期になり、今朝になって違和感が消えたので、今日のウォーミングアップの跳躍練習では思い切って臨むことができました。ただ、いざ始まってみると連覇の緊張もあって、流れは良くなかったです。4m12も跳びたかったのですが、今の状態では厳しかったですね。でも、流れが良くない中でも勝ち切れたことは良かったです。来年は3連覇もありますが、日本選手権に出場したいです。



【U20男子円盤投】
武井夢叶(京都産業大・学連)

優勝
51m07

初日の女子円盤投で高校(咲くやこの花高)の同期の桑島弥々選手(九州共立大)が勝ったので、絶対に「男女優勝」したいと思っていました。5投目に原田優飛選手(日本体育大)に1cm逆転されましたが、落ち着いて6投目に抜き返すことができて良かったです。前日は2投で延期になりましたが、2投目に大雨の中でも46mオーバーを投げられたので、それが自信になって今日も落ち着いて臨むことができました。その時点でトップではありましたが、みんなが力を出し切れない状況で勝ってもおもしろくありません。正々堂々とやりたかったですし、その中で優勝できてうれしいです。



【U20男子ハンマー投(6.0kg)】
吉田匠(四国大・徳島)

優勝
68m68

昨年はトップ8に残れませんでした。今回が、この大会に出られる最後の機会。結果を残すという強い思いで臨んだので、優勝できて良かったです。記録も、練習では69mや70mを投げることができていましたが、全力に近いものを出し切ることができました。素直にうれしいです。冬季からターンを3回転から4回転に増やし、それがスムーズに移行できたので、この位置に来ることができたのだと思います。これも、支えてくださった方々、応援してくださった方々のお陰です。これからは、また一般用(7.26㎏)のハンマーに戻るので、しっかり練習して、西日本インカレや日本インカレで結果を出したいです。


【U20男子走幅跳】
中村大空(東洋大・群馬)

優勝
7m60(+2.6)

優勝できて、とにかくうれしい気持ちです。ファウルだった最初の1本目で、手応えをつかむことができました。そこから記録を伸ばせなかったのですが、課題を見つけることができた大会です。6本目での逆転でしたが、そこが僕の強み。前半は緊張しがちで、6番目でのトップ8入りだったのでちょっと焦りました。でも、4回目に残れたので安心して、最後は絶対に跳ぶという強い気持ちで臨むことができました。記録としては、今日は日本選手権の参加標準記録(7m70)を絶対に切るつもりでした。日本インカレでもこの記録を目指しますが、それに向けていいステップになったと思います。



【U20女子100mハードル】
片山心菜(中京大中京高・愛知)

優勝
13秒58(-1.4)

予選のタイム(13秒57/+0.1=自己新)にはビックリしました。これは優勝しないといけないと思って決勝に臨みました。初出場で、初めての全国タイトルなのでうれしいです。インターバルの動きがうまく刻めるようになって、しっかり加速できてきたことが記録を出せた要因だと思います。持ち味はスタートのアプローチから3台目にかけてで前に出ていけるところ。チームメイトの林美希には前半が同じでも後半で置いていかれるので、前半の動きを後半まで維持できるようにすることが課題です。でも、調子は上がっているので、インターハイに向けてこれを落とさず、どんどん上げていきたいです。



【U20女子やり投】
網本玲菜(宮島工高・広島)

優勝
50m45

今まで、50mを超えたことがなかったので、まずは50mオーバーを目標に、自分の投げをすることに集中しました。昨日は身体の状態がすごくいいと感じていて、1日延期になってどうかなと思ったのですが、ウォーミングアップからしっかりと身体が作れたので良かったです。インターハイの予選通過標準記録を想定して、前半3投までに45mを超えることをテーマにしました。1投目に45m45が出せて、まずはそれをクリア。気持ちも楽になったことが、2投目につながったのかもしれません。投げた瞬間は低いかなと思ったのですが、よく伸びてくれました。


【U20男子棒高跳】
篠塚浩斗(育英大・学連)

優勝
5m31=自己新

日本選手権の参加標準記録を切っていたのですが、ターゲットナンバーに入れず、U20に出場しました。その悔しさもあったので、大会記録の5m41を越えたいと思って挑みました。だから、自己新ですが、5m42を跳べなかったことは悔しいです。隣のピットだった日本選手権の優勝記録が5m41だったので、意識をしていたんですが……。でも、ここがすべてじゃないので、次は日本インカレで、日本選手権に出場した選手たちにリベンジして、3位以内を目指します。風が回っていて難しかったのですが、5月6日の木南記念に出場して把握できていました。風が悪い中でも、助走から突っ込みへの流れがうまくいき、すべて1回で成功することができたのは良かったです。


【U20男子400mハードル】
今西亮太(順天堂大・福島)

優勝
50秒94=自己新

この大会に向けては110mハードルに力を入れてきたので、400mハードルは関東インカレ以来。不安があって、今日も前半でちょっと失敗がありましたが、中盤からうまく立て直すことができました。そんなレースでも自己新を出すことができたので、成長しているなと実感しています。110mハードルの予選もありましたが、ウォーミングアップで思うように動かず、キレもありませんでした。でも動きは良かったので、400mハードルへの刺激として捉えて臨みました。2025年の東京世界選手権に出場するという長期目標の中で、今季はまず50秒台中盤を出したいと思っています。


文:月刊陸上競技編集部

ーー
#頂点への挑戦
■第107回日本陸上競技選手権大会
開催日:2023年6月1日(木)~6月4日(日)
会場:大阪・ヤンマースタジアム長居
▼第107回日本陸上競技選手権大会特設サイトはこちら
https://www.jaaf.or.jp/jch/107/

JAAF Official Partner

  • アシックス

JAAF Official Sponsors

  • 大塚製薬
  • 日本航空株式会社
  • 株式会社ニシ・スポーツ
  • デンカ株式会社

JAAF Official Supporting companies

  • 株式会社シミズオクト
  • 株式会社セレスポ
  • 近畿日本ツーリスト株式会社
  • JTB
  • 東武トップツアーズ株式会社
  • 日東電工株式会社
  • 伊藤超短波株式会社

PR Partner

  • 株式会社 PR TIMES
  • ハイパフォーマンススポーツセンター
  • JAPAN SPORT COUNCIL 日本スポーツ振興センター
  • スポーツ応援サイトGROWING by スポーツくじ(toto・BIG)
  • 公益財団法人 日本体育協会
  • フェアプレイで日本を元気に|日本体育協会
  • 日本アンチ・ドーピング機構
  • JSCとの個人情報の共同利用について