2023.05.20(土)選手

【セイコーGGP】前日会見/北口榛花、三浦龍司、田中希実、坂井隆一郎、栁田大輝 など/Comments from the Athletes at the Press Conference




セイコーゴールデングランプリ陸上2023横浜」(セイコーGGP)が5月21日、神奈川県横浜市の日産スタジアムで開催されます。この大会は、ワールドアスレティックス(WA)がダイヤモンドリーグ以外で世界最高の競技会として展開している「コンチネンタルチアー」シリーズの1つ。世界各地で実施しているコンチネンタルツアーのなかでも、わずか14大会しか指定されていない最高峰カテゴリーとなる「ゴールド」として行われます。

大会前日の5月20日には、会場となる日産スタジアムで出場予定選手が最終調整トレーニングを行ったほか、午後から国内外の注目選手が出席しての前日記者会見が行われました。会見は、3部構成で実施され、海外選手4名、国内選手5名が出席。現在の状況や大会に向けて抱負を述べたのちに、メディアからの質問に応えました。
各選手のコメント(要旨)は、以下の通りです。


【第1部】

北口榛花(JAL、女子やり投)※ダイヤモンドアスリート修了生



明日の試合は、今季これまでに臨んだ2戦(織田記念、木南記念)よりも、いい記録を投げられるようにしたいし、海外からも強い選手もたくさん来てくれているので、しっかり戦えるように頑張りたい。

この大会に向けての2週間は、前の試合を終えて課題となった「やりにすべての力を加える」ということに取り組んだ。修正してきたつもりなので、少しでも試合でそれができるようになっていればいいなと思っている。

国際大会で、海外の選手と試合をするようになった最初のころ、私の場合は、初めて自分が小さく見えてすごく嬉しかったこともあり(笑)、緊張するとかいうよりは、なんか仲間に出会えたという感じだった。今では、私が高校生のころからトップで活躍していた選手と(一緒に)試合をすることができるようになったわけだが、(彼女たちを)すごく尊敬しているし、そういった選手と一緒に試合ができて嬉しいなという気持ちがある。なので、常に海外の選手と試合をするのは、嬉しいことだし、楽しいことだなと思って試合に臨んでいる。

海外選手との対戦に際しては、私の場合、自分に集中して、自分のパフォーマンスをしっかりできれば、常に世界で戦っていけるんだということは、昨年(の経験)でわかっているので、「誰が」とか、そういうことは関係なく、自分に集中して(競技を)やりたいなと思っている。また、(今シーズンも、世界陸上やダイヤモンドリーグなどで)これから何戦一緒に戦うかわからないので、(明日は)今の勝ち負けを楽しみたい。


三浦龍司(順天堂大学、男子3000m障害物)



明日は、3000m障害物としては今シーズン初めてのレース。この1戦を大事にしたいと思っているし、今年の世界陸上など、さまざまな大会や記録を目指していくうえで、いい弾みになるようにしたい。

ここまでは、5000mや1500m(のトレーニング)に時間をかけてきていて、3000m障害物に特化した技術トレーニングは、まだ行っていない。この大会を踏まえて、結果だったり走りだったりで(3000m障害物の)感覚を得て、そこからまた試行錯誤していこうと考えている。

この大会の前のレースは(先週行われた)関東インカレ。5000mに出場したのだが、3000m障害物につなげることを考えて、ラストのキレというところを意識して走った。今回(のGGPでは)障害物があったときに、どれだけラストで(ペースを)上げることができるかというのと、そのなかでキレのある動きが自分のなかでしっかりと感覚として持てるようにしていきたいと思うし、それにともなって、タイムもついてくればなおいいかなと思っている。

自分は、初めて海外の選手と走ったのは、公式戦でいえば東京オリンピックだった。そのときは、恐れ知らずというか勢いで臨んでいて、今、振り返ると、海外の選手と戦うというマインドについては、あまり準備していなかったと思う。ただ、(昨年)ダイヤモンドリーグや世界陸上に挑戦していくなかで、そこで活躍する選手たちに、速さだけでなく、強さや厚みのようなものを感じるようになっている。自分自身もそういう選手になっていきたいと思うし、そういった選手に肩を並べられるように実力をつけていきたい。

どんな海外選手がいるからというのは特に関係なく、自分がそのレースでやりたいことや取り組んでみたいことをやって、そこで結果的に勝てれば、(世界で)通用するという自信につながる。自分のレース、走りに集中するということは、(海外選手と対戦する場合でも)変わらないと思っている。


田中希実(New Balance、女子1500m)



明日は、国内では数少ない国際レースとなる。国内の選手にはもちろんだが、海外から来てくれる選手にしっかり勝ちきれるように、世界に通用する走りを目指して、そのうえでタイムがついてきたら、なおいいなと思っている。一番大事にしたいと考えているのはラストスパート。ただし、そのラストスパートを発揮するにあたっては、スタミナ面も重要になってくる。最近、私は、スタミナ面もラストのキレも、少し精彩を欠いているのではないかと思っているので、そこをもう一回初心に立ち戻って、最初から最後まで駆け抜けるというイメージを持ちながら、ラスト(のペース)を上げられたらと考えている。

この大会までの期間で行ったアメリカ遠征では1500mに2戦出場、その間の4日間は標高が2000mを超えるフラッグスタッフでトレーニングをしてきた。1戦目(4月29日:Drake Relays、5位:4分13秒17)については、順位もタイムも中途半端だったが、海外の選手にもまれながら走ったことで、「自分がレースにしっかり参加している」という感触を久しぶりに得ることができ、すごく楽しい気持ちが戻ってきた。そこをプラスに変えて、高地トレーニングを積んだうえで2戦目を頑張りたかったのだが、2戦目(5月6日:Track Festival、8位:4分11秒10)はレース戦術の下手さもあり、せっかく1戦目でレースに乗る感覚を得られたのに、乗りきらずに終わる結果となった。ただ、高地トレーニングは帰国してからも御嶽(岐阜県)で継続してやってきたので、そこでしっかりトレーニングできたことを自信に、(明日のレースでは)アメリカで試したかったけれど試せなかったことをしっかり出して、トレーニングとレース結果が噛み合うような結果を、今度こそ実現したい。

明日は、しっかり自分の走りに集中したいと持っている。また、国内だと、どうしても日本選手権で優勝している私に合わせたレースになったり、私が動かさないとレースが動かなかったりしがちだが、海外の選手がいたら、本当にどこで動くかわからないという部分もあるので、そこをしっかり楽しみながら、いかにリラックスして、(海外選手に)合わせていけるかというところも視野に入れて準備したい。



【第2部】

・ウ サンヒョク(韓国、男子走高跳)



はじめまして、私の名前は、ウ・サンヒョクです(注:以上、日本語で挨拶)。先週(5月9日)、韓国で、2m32を跳んでシ ーズンベストを更新した(屋外初戦は5月5日のドーハダイヤモンドリーグで、2m27で2位)。その勢いを持って、明日のセイコーゴールデングランプリでは自己記録(2m36=室内、2m35=屋外)を更新し、2m37を目指していきたいと考えている。

<日本選手の印象についての問いに>
世界選手権で日本の選手と一緒に戦うことはよくあった。2週間前にも、ドーハで行われたダイヤモンドリーグで、日本の真野友博選手(九電工)と一緒に跳んだ。韓国の選手も日本の選手も同じアジア人として、ときにはとても励みになるし、また、競争相手としても意識している。これからも互いにそうやって、良い成績を残していきたいなと思っている。走高跳でアジアの選手が活躍することは、そう多くはない。日本の選手と一緒に跳ぶことは、とても励みになっている。


・ケルシー リー バーバー(オーストラリア、女子やり投)



今回、セイコーゴールデングランプリに参加できて、非常に嬉しく思っている。記録について予測するのは難しいが、ハルカ(北口榛花選手)と競技をすると、いつも素晴らしい戦いができるので、その戦いによって良い記録が出れば…と思っている。

<日本選手の印象についての問いに>
世界の大会では日本の選手とも戦うわけだが、近年、日本人選手の層の厚さが証明されているかと思う。その1人が北口榛花選手といえる。日本は、オーストラリアとそんなに遠くないので、ここへ来て一緒に戦うことができるし、また、表彰台をシェアすることもできている。また、ハルカとは、ヨーロッパを転戦しながら一緒に過ごしているので、これからも切磋琢磨できればと思っている。

<北口榛花選手の成長をどう見るか、また強みは? の問いに>
私は、やり投の選手のコミュニティについて話をするのがとても好きなので、こうした質問がもらえることは、とても嬉しい。ハルカは、非常に若く、同時に大きなポテンシャルを秘めた選手。また、彼女の強みは、パフォーマンスにおいて波がなく、一貫して力が出せることである。そういった意味でも、注目すべき選手だと思っている。


・王 嘉男(中国、男子走幅跳)



まず、大会に招待いただいたことを感謝する。明日の試合は、私にとって、屋外での今シーズン初戦となる。明日の大会を通して、自分の冬期トレーニングの成果を再確認するとともに、各国のアスリートと一緒に、良いパフォーマンスができるよう奮闘したい。

<日本選手の印象についての問いに>
いろいろな大会で日本選手と一緒に戦った経験は、た くさん持っている。私にとっても日本選手は、これからも一緒に戦っていきたい相手。今年は 、(私の母国である)中国の杭州で、アジア大会も行われるので、そこで日本選手と一緒に試合ができることを期待している。



【第3部】

・フレッド カーリー(アメリカ、男子100m)



明日は、いいレース、速いレースを期待してほしい。そのためには自分のプランをきちんと実行でいるかということになるが、計画通りにできれば、いいタイムは出ると思う。

準備は、トレーニング全体を通して、うまく進んできている。コーチの指導のもと、すべてのトレーニングセッションが順調に進んできているので、明日のレースに向けて、しっかり準備ができていると思う。

(100mにおいてポイントとしていることは)陸上における動き、フォームすべてを、正しい形で、完璧に実施する必要があるということ。「計画通りにできれば」と話したが、スタートから中間、そして、そこからフィニッシュまでのすべて動きを完璧にできれば、速いレースはできると考えている。また、大きな計画という意味では、ブダペスト世界選手権で100mと200mの両方で金メダルを取りたいと考えている。その点については、トレーニングの段階も含めて、コーチの話をよく聞き、すべてを予定通りに遂行することができれば、結果はついてくると考えている。


坂井隆一郎(大阪ガス、男子100m)



自分自身でも、すごく調子が上がっていると思うので、自己ベストに近い記録を出せればいいなと思っている。また、記録だけではなく、しっかり順位にもこだわって、自分の走りをしたい。カーリー選手とは、昨年のオレゴン世界選手権の準決勝で、一緒に走らせていただいた。自分が思い描いていたよりも、早く追いつかれて抜かれてしまったことを鮮明に覚えている。今回のレースでは、どこまで食らいついていけるかわからないが、なるべく多く(得意の前半で奪った)差を維持できるようにレースに挑みたい。

僕の武器はスタート。スタートから中間(疾走区間)に関しては、今回の大会もしっかり出られるように意識しているので、そこを見ていただければと思う。また、後半に関しても、去年よりも、ほかの選手に(差を)詰められずに走れるようになってきている。そこも見ていただけたらいいなと思う。

9秒台については、スタートから中間のところで、いい流れに乗ることができれば、出るのではないかと考えている。今年は冬期練習でも、スタート練習と並行して、最大スピードを上げる練習をしっかりしてきた。そこが噛み合い、風などのコンディションさえ揃えば、9秒台は出せる状況にあると思っている。


栁田大輝(東洋大学、男子100m)※ダイヤモンドアスリート



明日は、しっかりと自分の走りをして、ベストの記録を出したい。実は、(先週行われた)関東インカレが終わって疲れが残り、日本選手権も近いことから、(この大会の)出場を迷う場面もあったのだが、レベルの高いレースを何本も経験しておけば、日本選手権に向けて経験も増やせることになるので、出場しようと自分の意思で決めた。
(10秒09、+3.1で優勝した)関東インカレについては、自分のなかでは、「3mの追い風が吹いても、10秒09“しか”出せなかった」という意識でいる。100mを最後までしっかり走りきることができれば、もっとタイムは出るんじゃないかと思っている。

<高校3年でセイコーゴールデングランプリに初出場して3年経った感想を聞かれて>
「あっという間に時が経ったな」というのが正直な感想。この3年間、陸上競技が本当に好きで、「もっと速く走りたい」という思いでやってきた。こうして多くのメディアの方々の前に、世界を代表するスプリンターと肩を並べて立てるというのは、自分が頑張ってきたことが成果として表われたのかなと思う。明日は、予選からハイレベルなレースになると思うが、最近は、スタートで周りに後れを取ることが少なくなってきているので、中盤以降の走りを見てもらえたら…と思う。



大会は、13時00分からオープニングセレモニーが行われたのちに、13時30分に競技が始まる女子走幅跳と男子やり投からスタート。男子9種目、女子6種目が行われます。当日は、特別ゲストを招いて、『セイコーわくわくスポーツ教室inセイコーゴールデングランプリ陸上2023横浜』や『Home Track Town Project in 横浜』などのサブイベントが実施されるほか、人気店によるキッチンカーの出店も。さらには、先着3000名の来場者には、応援グッズ『着られるエコバッグ』のプレゼントも行われます。競技に関する最新のエントリーリストやタイムテーブルをはじめ、大会を楽しむためのさまざまな情報は、大会特設サイト( https://goldengrandprix-japan.com/ )をご参照ください。

また、競技の模様は、TBS系全国ネットで15時から生中継されるほか、男女3000m、男女走幅跳、男女やり投の6種目については、競技の経過を完全フォローすべく、公式TBSスポーツYouTubeチャンネルにおいてライブ配信が行われます。これらについても詳細は、上記の特設サイトにて、ご確認ください。


文:児玉育美(JAAFメディアチーム)



Comments from the Athletes at the Press Conference - SEIKO Golden Grand Prix 2023

Men 100m

Fred KERLEY (USA)

Execution for tomorrow should be a nice and fast one. My game plan is to execute the race and once I do that, I know it's going to be fast.
I'm up for any challenge, but the main goal is Budapest.
Every small step is leading up to the World Championship this year, so every meet I go to is all about execution and getting the right movements and right motion for the big meeting, Budapest.

Men High Jump

Sanghyeok WOO (KOR)
Last week I jumped seasonal best 2.32. I'm gaining momentum so I'd like to break my PB. The target is 2.37.
(about local athlete)
I think they are encouraging me as Asian athletes. I'm conscious of their presence on the competition. I'd like to keep up the good work together, and want to achieve a good result.


Men Long Jump

Jianan WANG (CHN)
This meeting is my outdoor season opener. Tomorrow I'd like to check the achievement of the training during winter and go for a good performance with other countries' athletes
(about local athlete)
I'm looking forward to compete Japanese athlete. We competed 2014 world youth, 2018 Asia games and so on.


Women Javelin Throw

Kelsey-Lee BARBER (AUS)
It's hard to predict the number that I'm going to throw, but I'd always like to bring a great performance to the meetings. And with Haruka (Kitaguchi, JPN), it's always a very good battle so I'm not sure how far it'll be, but I'm certainly here to get the win tomorrow.
(about local athlete)
There has been shown that there's been great depth in the women's javelin from Japanese athletes in the past few years, shown with Haruka on the World Championships podium with me last year. I think it's wonderful that I don't have to travel far from home to get great competition with them.



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