10月1日(土)・2日(日)に開催された「みんなでつなごうリレーフェスティバル2022」。
イベント2日目に行われた「ウォーキングリレー」では、豪華な競歩日本代表選手による「ウォーキング教室」や競歩100mデモンストレーションなどが行われました。
ウォーキングリレーに協力いただいた方々のコメントをご紹介します。
■笑顔がたくさん!フォトギャラリーを公開中!
https://www.jaaf.or.jp/relayfes/2022/gallery/
チーム名:チームベア
藤澤勇(ウォーキングリレー発案者)
単純に競歩の歩きでリレーをやったら面白いと思って思いついたというのと、一般の選手と競歩選手がなかなか同じ場で戦うという機会がなかったのでそのような場を作れたらということで発案した。招集所で普段なかなか会えないような選手とファンの方々が写真を撮られているような姿を見て、本当に発案して良かったと思う。
企画の主旨が伝わりづらかったことや、今回は4人集まらないとできないというのは改善点。競歩というのは距離が長いが、短い距離でまた他のファンと歩く機会を作れればと思う。
日本の競歩界は実力的にはかなり高くて、オリンピックや世界選手権は認知されてはいると思うが、日本選手権などはまだまだ観客はまばらであるにも関わらず、今回は100名以上の方に集まっていたただいて、やっと実力と知名度の差が埋まってきたのかと思うとともに、今後も埋められるようにしていきたい。
チーム名:team二連覇
山西利和(愛知製鋼)
自分たち選手はファンの方々・陸上を楽しんでいる方々と同じ場にいるということがあまりなかったので、そのような機会が国立競技場というのはすごく良かったと思う。今回は本当に初めての取り組みに近いところがあると思うので、競歩選手にとってこのような場がそもそも少なかったため、また第二、第三の同じような機会があると良いと思う。
我々の世代だけでなく今の高校生、大学生の世代をまた新たに育てていけるような仕組みを作れればと思う。やはり結果を出し続けるためには若い世代の強化も考えていかないといけない。
チーム名:フレッシュRace walker
髙橋和生(ADワークスグループ)
昨年東京オリンピックが開催されていたのをテレビで見ていて、まさかこうして自分が歩ける日が来るとは思っていなくて、すごくうれしく楽しい気持ちで歩くことができた。普段であれば同じ競歩の種目を専門に取り組んでいる選手と歩いていて、競って歩くことが基本だったので、今回は楽しく一般の方と歩くことができた。また、たくさんの方に競歩を間近に見ていただいて一緒に楽しんで歩けたというのはすごくうれしい気持ちだった。
普段は距離が長いので短い距離を全力で歩くというのはなかなかなかった。また、バトンを持って歩くというのも初めての経験だったのでチーム感を感じられるとても楽しい機会になった。
住所大翔(順天堂大学)
あこがれの競技場だったので楽しく歩けて良かったと思う。普段競歩をされていない方と一緒に歩くことができて、良い経験になった。競歩はまだまだマイナー競技と言われているので、少しでも一般の人に競歩を知ってもらうことができたと思いう。今後もこういう機会があれば積極的に参加したい。
普段は20kmのレースなので100mという短い距離で楽しく歩くことができて良かった。
高橋英輝(富士通)
私はなかなか競歩の競技が、大きな陸上競技場のトラックでやることが少ないので今日は歩けてとても幸せな気持ちだった。競歩だけの試合が普段は多いので、他の種目の方と一緒のところでできて、すごくありがたいなと思った。これからもこのような機会を頂けるように、競歩をより広められるように頑張りたい。
野田明宏(自衛隊体育学校)
初めての国立競技場で、まさかリレーという競技で競歩をするということで、本当にすごく自分でもワクワクしていて楽しかった。普段は審判もいる中で、今回はこのようなリラックスしたと言ったらおかしいかもしれないが、気持ちに余裕を持った状態で競歩ができた。また、色々な方とバトンをつなぐという普段はなかなかしないようなことをできたので、本当に楽しかった。
なかなか一般の方と一緒に歩く機会も少ないし、競歩という種目に対してたくさんの方がこの場で知っていただくということは、今回のリレフェスは良かったと思う。
来年はブダペストの世界選手権がありその代表選考競技会が10月からどんどん始まっていくので、そこで代表権を獲得して来年のブダペスト世界選手権で代表として出場することが目標。それに向けてしっかり自分自身の競技力を高めてやっていきたい。
チーム名:東洋大OB
池田向希(旭化成)
100mでさらにリレーというのは初めての経験だったため、こういった経験ができたということは一つ競歩界を盛り上げるという意味では良いイベントを開催していただいたなと感謝の気持ちでいっぱい。一般の方々にも競歩を身近に体験してもらう良い機会になったかなと思うので、今後もこのように競歩をどんどん知ってもらう機会が増えれば良いと思う。
今後も国際大会が続くので競歩界・陸上界をどんどん盛り上げられたらなと思う。
松永大介(富士通)
チーム東洋大学が学生を引っ張る大学だと思っているし、こういった機会がないと世代を超えた4人が揃うというのはなかなか難しい。これをきっかけに、今後も競歩を通じて関わっていく4人だと思うので、そういった思いも含めて今回はこのチームを組んだ。今回は多くの人に参加していただいて、改めて競歩の面白さというのを知ってもらえたら良いなと思いながら今回歩いて、皆さんすごく良い笑顔で歩いていてうれしいな、できて良かったなと思う。少し川野(将虎・旭化成)が出るのが速くて少し大声を出してしまいましたが、非常に楽しい経験になった。
今まで競歩を見るということはテレビを通して、大会を通して知っていただいた機会はあったと思うが、実際にやってみるというのは、なかなか機会がないとなかったと思う。歩くというのは人間の基本の部分になるので、是非今回だけでなく歩くということも今後も挑戦していってもらいたいなと思った。
来年は世界選手権、再来年はパリオリンピックを控えているので、身を引き締めてどちらの種目でもしっかり戦える準備をして、今まで池田(向希・旭化成)や山西(利和・愛知製鋼)、川野が取ってきたメダルというものに導いていきたい。
川野将虎(旭化成)
他の方と一緒に歩かせていただいて、皆さん歩いた後に「楽しかったよ」「応援しているよ」と声を掛けていただいて、すごく嬉しかった。また東洋大学のOBとして、東洋大学の歴史を築いてきてくださった先輩方と一緒にバトンをつなげたというのは本当に良い経験だった。今まで競歩という種目を体験する機会というのはなかなか無かったので、こういう大会のような今後も競歩に触れられるような会が多く開かれていけばと思う。
まずは来年の世界選手権、2年後のパリオリンピック、3年後には東京での世界選手権と、世界大会がどんどん続いていくのでそこで安定した成績を残せるように精いっぱい頑張っていきたいと思う。
今村文男シニアディレクター
競歩は個人種目でこういったイベントを通して普段人と人をつなぐというところでは経験がなかったので楽しかった。これからまたこういった機会を通して絆を深めてチームJAPANとして頑張っていきたいと思った。競歩を見る機会は多いと思うが、選手と一緒に同じフィールドでレースをするということはなかったので新しい試みになったと思う。こういった機会を通して実際に自分たちと戦った選手を応援したいなと思ってくれればと思う。
今後に向けては、選手の競技力向上、そして人間力の向上という観点から強化の合宿や試合を通して選手の現在地をしっかりと定めて、それぞれが目指す大会に向けて一緒にできたらと思う。
チーム名:頭文字TMFAYD
谷井孝行
久しぶりに歩いて緊張したが、2走の吉田くんにちゃんと渡せたし、(引退セレモニーを控えた)荒井くんのレースをなんとか先頭の方で渡せるように頑張った。今回は競歩でのリレーで特にルールなどはなかったが、このようにみんなで楽しく歩き、競歩に関われるすごく良い機会だったので、競歩が実績など競技としての普及も含めて、認知度を上げていけたらなと思っている。
吉田琢哉
歩くのが4年ぶりの中でレジェンドたちの間で、責任も感じる中で歩かせていただいた。谷井さんが良い順位で渡してくれたのでそのまま流れ作りたかったが少し順位を落としてしまったので次回頑張りたい。今日出場してみなさん競歩を知っていると改めて思った。それもやはり先輩方の頑張りによるものだと思うので、現状に留まらず競歩という競技がもっとみなさんに浸透するようになればと思う。
森岡紘一郎
久しぶりに競歩をしたというところと、またバトンをもらって渡すということは競歩で初めてだったので、本当に新鮮な気持ちと荒井選手にバトンを渡すということで本当に大事な立場だった。まずはバトンをつなぐことができて本当に良かった。まずはこのようなイベントを通して、競歩を見てもらう、知ってもらう、体験してもらう非常に重要な機会だったと思う。これを競技現場につなげて、今後同じようなイベントに多くのアスリートが参加していただけたらと思う。
荒井広宙
スタート前に森岡さんとバトンパスの話をして、予定通りバトンをつなぐことができて良かった。2位で、短い距離だったが力を合わせることができて良かった。現在の競歩界はオリンピックでも世界選手権でもメダルを獲るようになって競歩強豪国と言ってもおかしくない地位まできたと思うが、結果でアピールするだけでなく、こういったイベントでみなさんに競歩を知っていただくのは大切かなと思う。やはり歩くというのは人間の生活で基礎の基礎なのでそういった部分でもこれから自分が競歩、ウォーキングを推進していけたらと思う。
引退セレモニーをやっていただけることを知らずにいたので、サプライズで素晴らしいセレモニーを開いていただいて感謝している。先週、全日本実業団で引退をさせていただいて、今後どうなるか分からないが別の形で陸上界に関わっていけたらと思う。
<荒井選手引退セレモニー>
9月24日(土)に行われた全日本実業団対抗選手権にて引退を発表された、荒井広宙選手の引退セレモニーがウォーキングリレー後に行われました。
荒井選手は、リオデジャネイロオリンピック男子50㎞競歩で銅メダル、ロンドン2017世界選手権男子50㎞競歩で銀メダルを獲得するなど、長きに渡り日本の競歩界をリードされてきました。
セレモニーでは、荒井選手の活躍をまとめたVTRと花束贈呈が行われ、会場内からの温かい拍手に包まれました。
9月24日(土)に行われた全日本実業団対抗選手権にて引退を発表された、荒井広宙選手の引退セレモニーがウォーキングリレー後に行われました。
荒井選手は、リオデジャネイロオリンピック男子50㎞競歩で銅メダル、ロンドン2017世界選手権男子50㎞競歩で銀メダルを獲得するなど、長きに渡り日本の競歩界をリードされてきました。
セレモニーでは、荒井選手の活躍をまとめたVTRと花束贈呈が行われ、会場内からの温かい拍手に包まれました。
チーム名:フォルトゥーナ
藤井菜々子(エディオン)
初めて国立競技場に来させていただいて大きな競技場を歩くというのは自分自身楽しかったし、良い経験になった。競歩をしたことないという一般の方と触れ合うことや、一緒に歩くということはなかなかないので、みなさん一生懸命分からない中で競歩の動きをされていた。
今日みたいなリレーや歩き方講座などをやるイベントがまたあれば良いと思う。
まずは直近の世界選手権に向けて、しっかり練習を積んでいければ良いかなと思っている。世界選手権では前回大会以上の結果を目標にやっていきたい。
渕瀬真寿美(建装工業)
初めての国立競技場だったが、100mの競歩のリレーというのは初めての経験で緊張もしたが楽しかった。歩くからには1番を目指していたが、みんな速くて驚いた。
なかなか一般の方が長く歩くということはないと思うが100mは競歩選手からするとスピードに乗る瞬間に終わってしまうので、もう少し距離を長めにしてリレーなど一般の方とイベント等できたら良いと思う。
来年の世界選手権に向けてこれから選考会があるので、そこに向けてしっかり頑張っていきたい。
園田世玲奈(NTN)
なかなかこういった短いリレーや100mの競歩をすることはないので貴重な経験を色んな方と楽しくできて良い経験になった。なんとかバトンをつなぐという思いで出場させてもらったので、みんなで楽しい機会としてバトンをつなぐことができて良かった。
ルールがある種目なのでこういう経験している人が中心になって競歩に興味がある人に教えつつ、リレーや長い距離でつなぐイベントがあればと思う。
直近では栃木国体、その次に高畠競歩という来年の世界選手権の選考レースがあるので自分のやってきたことをしっかり出したいと思う。
岡田久美子(富士通)
東京オリンピックは札幌のレースとなり国立には入れなくて寂しい思いをしたので、今回初めて足を踏み入れることができて感動した。リレーを通して競歩をアピールできたのではないかと思う。競歩の中継は少なく、テレビで少し見た人しかいないと思うが、今日一緒に歩いて競歩のスピードを体感してもらえたのではないかと思う。
競歩の大会が関東圏内に少ないので厳しい話かもしれないが、関東圏内で開催してもらえたら嬉しい。そこの大会に色んな方に来てもらって競歩を広めることができたら嬉しい。
次の試合が2月の日本選手権なので、そこで派遣記録を突破して(世界選手権)代表内定と世界選手権で活躍できるように頑張っていきたい。
文:明大スポーツ新聞部
▼【リレフェス】『ウォーキングリレー』参加者には、競歩日本代表による嬉しいウォーキング講座を開催!国立競技場で”歩くリレー”を体験しませんか?
https://www.jaaf.or.jp/news/article/16997/
今回のリレフェスでは、トップアスリート(OB・OG含む)が「支える」立場のスタッフとして、実施種目や企画内容、MCなど当日の盛り上げまでをプロデュースする種目を、3種目実施しました!
・マイル日本代表プロデュース種目 Relay For ALL(8×100mR)
・競歩日本代表プロデュース種目 ウォーキングリレー(4×100mR)
・TWOLAPSプロデュース種目 4×TWOLAPSリレー(4×800mR)
【みんなでつなごうリレーフェスティバル2022 概要】
■開催日:2022年10月1日(土)・2日(日)
■開催地:国立競技場
■大会特設サイト:https://www.jaaf.or.jp/relayfes/
■ギャラリー:https://www.jaaf.or.jp/relayfes/2022/gallery/
■大会リザルト:https://www.jaaf.or.jp/relayfes/2022/live/
■競歩ナビ:https://www.jaaf.or.jp/racewalking/
~そこでは、未来へつながる笑顔が生まれる。~
「Let‘s enjooooy #リレフェス!」
【ライブ配信 アーカイブ】
■イベント1日目 10月1日(土)
■イベント2日目 10月2日(日)
※ウォーキングリレーは、1:49:30あたりから!