コロナ禍のため2年ぶりの開催となった「第106回日本陸上競技選手権大会・リレー競技」。新しくなった国立競技場での開催は初めてで、有観客で行われる。日本トップレベルのスピードでバトンをつなぐ選手たちに注目だ。
リレー種目に絞って行われる今大会。各種目の参加資格を獲得した、合計123チームがエントリーした。ここでは注目度が高いチームを種目ごとに紹介していく。まずは男子4×100mリレーから。エントリータイムで最も速いのは早大の39秒09。先日行われた日本学生対校選手権(以下、日本インカレ)でこのタイムをマークし、2位に入った。しかし、この種目で3連覇を狙っていた早大は悔しさの残る結果に。国立の舞台で、さらなる好走を見せられるか。
女子4×100mリレーは福岡大に注目したい。昨年度の日本インカレでは、東京五輪同種目代表で7月の世界選手権にも出場した兒玉芽生(ミズノ)を擁し44秒51の日本学生記録をマーク。伊藤彩香や城戸優来ら昨年度のメンバーが残る中、今年度も日本インカレを制した。その勢いのまま日本一の称号をつかみ取る。
続いては4×400mリレー。男子は早大、法大、中大とインカレで活躍した強豪大学がそろって出場する。また、この種目は高校生にも注目だ。東農大二高、東福岡高、鹿児島南高ら5校がエントリーし、インターハイでは同種目で鹿児島南高が3位、東農大二高が2位、そして東福岡高が優勝と世代トップクラスの選手が大舞台に集う。エントリータイムでは上位の大学やクラブチームに劣るものの、何が起こるか分からないのがリレー種目。将来性も含めて、高校生たちの走りも今大会は見逃せない。
最後に紹介するのは女子4×400mリレーだ。前回優勝は実業団チームの東邦銀行。今大会のエントリータイムは2番目の立命大よりも約3秒速い3分35秒42と一歩リードしている。今大会も優勝候補の一角だが、それを阻みたいのが今年度の日本インカレで優勝した立命大や同2位の園田学園女大だ。他にも関東学生対校選手権や日本インカレで好成績を収めた実力あるチームが集結しており混戦が予想される。
今大会は日本選手権だけでなく、一般の人や有志の選手が参加するリレフェスも同時開催。まさにリレー種目の祭典が国立競技場で幕を開ける。この号外を片手に、ぜひリレーという種目に触れ合い、そして楽しんでいただきたい。
【明治大学体育会明大スポーツ新聞部2年 桑原涼也】
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<大会概要>
■第106回日本陸上競技選手権大会・リレー競技/みんなでつなごうリレーフェスティバル2022開催日:2022年10月1日(土)・2日(日)
開催場所:国立競技場
大会特設サイト:https://www.jaaf.or.jp/relayfes/
エントリーリスト:https://www.jaaf.or.jp/relayfes/2022/entry/
チケット:https://www.jaaf.or.jp/relayfes/2022/ticket/
~そこでは、未来へつながる笑顔が生まれる。~
「Let‘s enjooooy #リレフェス!」