女子三段跳 優勝 13m58(0.0)
森本麻里子(内田建設AC・東京)
地元の大阪での日本選手権は、やっぱり特別だなあと思う。そのなかで必ず勝つことはもちろんだが、自己ベストを更新して、世界との差を縮めることを目標としていたので、結果的には2cmの更新にとどまったけれど、今後につながる跳躍ができたので、しっかりと生かしていきたい。今季好調の要因としては、去年の(強化の)テーマは下半身だったのだが、そこが下半身プラス上半身になってきて、さらにベースが上がっていているのかなと感じている。
今日は、自分としては珍しく1回目がファウルとなる滑り出し。周りの選手も跳んできていて、前半を先行される形になった。たぶん3年前の自分だったら、焦ってパニック状態になっていたと思うのだが(笑)、マインドセットもきちんとできていたので、自分のことに集中して臨めていた。今季は、競り合いながら勝ちきる試合が多かったので、それもよかったように思う。
(優勝記録の)13m58は、踏切板にちょっと乗ったくらいの状態だったので、自己新だけど満足はしていない。今回、「よしっ、できた」と思ったのは最後1本だけで、しかもファウル。そこが、ちょっと心残りでもある。
ただ、6回目は、すごく手応えのある、感覚のよい跳躍だった。あの跳躍の再現性を高めていけば、もっと跳べると感じているので、自分にリミットをかけずに、楽しんで挑戦していきたい。世界で戦うためには、必ず日本記録(14m04、花岡麻帆、1999年)の更新は必要になる。そこを目指すのではなく、通過点として捉えて、もっともっと上を目指していきたい。
2022/6/11 JAAFメディアチーム
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その日、決まる。その日、始まる。
■第106回日本陸上競技選手権大会
開催日:2022年6月9日(木)~6月12日(日)会場:大阪・ヤンマースタジアム長居
▼第106回日本陸上競技選手権大会特設サイトはこちら
https://www.jaaf.or.jp/jch/106/
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