男子三段跳 優勝 16m57(+1.5)
伊藤陸(近畿大工業高専・三重)
日本選手権は、2019年から出ているが、ここに来るまで長かったなという感じ。狙ってもなかなか取れないタイトルだった。記録はあまり納得していないが、万全でない状態で、しっかり優勝できたことは、一つ自信になったと思う。万全でない状態だったのは、(4月の)日本学生個人選手権の走幅跳で右足のかかとを痛めていたことによる。
今回は、本当に(試合の)1週間前くらいに、(ホップ・ステップを行う足を)右で出ようということを決めたほどで、それまでは、逆足で出ようかというくらいの感じだった。なんとか出られる状態になったので、ちょっとぶっつけ本番的なところはあったが、いろいろ経験になるかなと思い、僕自身が「右で出たいです」と言って出場した。
なかなか右で跳んでいなかったので、ホップ・ステップの感覚はよくなかった。しかし、ケガの期間に左脚の強化に取り組んでいて、その部分の強化はされているなということを自分ではなんとなく感じることができている。そこがうまく噛み合っていって、よりいい記録につながるものにもできていると思うので、ケガの期間も無駄なものにはなっていなかったと思っている。
6回目で出した16m50のラインの跳躍を、もう少し早い段階で出せていたら、もうちょっといい記録を狙えたかなとも感じている。風の影響とかで試合をするのが難しい感じではあったが、今回はちょっと無駄な跳躍が多かったので、今後は、しっかり安定した跳躍をするというところを身につけたい。また、しばらくは逆脚の強化を継続してやるつもりでいる。時間をかけてしっかりと取り組んで、(秋の)日本インカレとか国体あたりに、一発仕上がった跳躍をしたい。
2022/6/10 JAAFメディアチーム
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その日、決まる。その日、始まる。
■第106回日本陸上競技選手権大会
開催日:2022年6月9日(木)~6月12日(日)会場:大阪・ヤンマースタジアム長居
▼第106回日本陸上競技選手権大会特設サイトはこちら
https://www.jaaf.or.jp/jch/106/
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