「セイコーゴールデングランプリ陸上2020東京」開催前日となる8月22日、東京・国立競技場において、小学6年生、中学3年生を対象とした陸上競技会「セイコーゴールデングランプリ陸上2020東京~ライジングスター陸上~」が行われました。
この大会は、「セイコーゴールデングランプリ陸上2020東京」(GGP)で、高校生アスリートが日本のトップ選手とともに競う機会として設けられた「ドリームレーン」と同様に、小・中学生アスリートにも活躍できる舞台をつくろうとして準備されたもの。最終学年となる小学6年生と中学3年生を対象に、小学生は100m、走幅跳、ジャベリックボール投の3種目が、中学生では100m、110mH(女子は100mH)、1500m、走幅跳の4種目が男女で行われ、約700人が出場しました。
新装なった国立競技場で陸上競技の公認競技会が行われるのは、実はこの日が初めてとなります。オリンピックでの活躍が期待されるトップ競技者よりも先に、未来を担う若きアスリートたちが、1年延期された東京オリンピックのメイン会場で躍動する形となりました。
最初の優勝者となったのは、タイムレース3組で行われた女子1500mの3組目で1着となった水越麻衣選手(草加中・埼玉)。序盤から前に出る積極的なレースを見せ、4分31秒16でフィニッシュしました。このほか、タイムレース10組で行われた中学3年男子100mでは、10組目で10秒68(+1.0)の好記録をマークした藤井清雅選手(君津中・千葉)が優勝しています。
大会には、萩生田光一文部科学大臣も来場し、開始式で挨拶を行ったのちに、競技の模様を視察。その後の囲み取材において、「オリンピック会場でもある夢の舞台で、小・中学生が全力で、ひたむきに競技する姿は、勇気と感動を与えてくれた。子どもたちには今日の経験を糧にして、コロナに負けずにこれからの学校生活も頑張ってもらいたい」とコメントしました。
8月23日に行われるGGPでは、前述の「ドリームレーン」が実施され、公募に応じた全国の高校生アスリートのなかから選抜された28人の選手たちがトップアスリートに挑むほか、昨年、男子走幅跳で2年生ながら8m12のU20日本新記録を樹立したダイヤモンドアスリートの藤原孝輝選手(洛南高3年・京都)、女子100mで昨年、U18日本歴代2位・5位となる好記録をマークしている石堂陽奈選手(立命館慶祥高3年・北海道、11秒56)と青山華依選手(大阪高3年・大阪、11秒61)の3人が、シニアアスリートに交じって招待選手としてエントリーしています。これらの高校生アスリートたちのパフォーマンスにも、ぜひご注目ください。
大会の模様は、TBS系全国ネットでの生中継(15時~)、民放ポータルサイトTVer、TBSFreeでのライブ配信(13時~)が予定されているほか、自分の見たい種目や選手インタビューを選ぶことのできる「TBSマルチアングルライブ」の配信や、“みちょぱ”の愛称で知られる人気タレントの池田美優さん、クロスフィットトレーナーのAYAさん、陸上競技経験者で現在女優として活躍する朝比奈彩さん、日比麻音子アナウンサーによるYouTubeライブ配信イベント『陸上好き女子会』などでも楽しむことができます。
配信情報、出場選手情報、タイムテーブルやスタートリスト、結果速報等については、大会の特設サイト( http://goldengrandprix-japan.com/ )をご利用ください。
文:児玉育美(JAAFメディアチーム)
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