日本陸上競技連盟は昨今のCOVID19(新型コロナウイルス)の対応策として、全国で開催されているロードレース競技会の中止、縮小、延期をされている現状を重くとらえております。東京オリンピックまで数ケ月と迫った中、オリンピックムーブメントにとって、陸上競技を応援していただいているファンの皆さまにとって大会が縮小されるのは大変つらいことです。
3月には、東京マラソン、びわ湖毎日マラソン、名古屋ウィメンズマラソンのMGCファイナルチャレンジ、そして全日本能美競歩を東京オリンピックの選考競技会として開催します。開催に伴い、開催自治体、開催運営団体、協賛会社、ボランティアスタッフの皆様のご支援、ご尽力をいただき開催させていただきます。代表選手を選考するレースを開催させていただけることに対して感謝の念にたえません。
本来であれば、沿道や競技場の大声援の中、選手たちに練習の成果を発揮して欲しいと思っておりましたが、新型コロナウイルスの感染・拡散予防を考えますと、沿道などでの応援を自粛いただき、テレビやインターネット観戦を通じて応援いただければと思います。
私たちもこのような状況で、今できる努力をして、東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて努力してまいります。
早期の新型コロナウイルス終息を願い、再び、皆様に陸上競技観戦やランニングを楽しんでいただける環境づくりに関係各位とともに尽力していく所存です。引き続き、陸上競技を応援していただける皆様のご理解ご支援をよろしくお願い申し上げます。
日本陸上競技連盟
会長 横川 浩