2019.05.10(金)大会

【IAAF 世界リレー2019 横浜大会】5月10日:いよいよ明日開幕!世界リレー前日会見

いよいよ5月11日に開幕するIAAF世界リレー横浜2019の前日記者会見が、5月10日午後、横浜市(神奈川県)の横浜国際総合競技場において行われました。

会見場は、戦いの舞台となる陸上競技場内のトラック上、100mのスタート地点付近に設営。競技場内を吹く風が心地よく感じられるなかで、4部構成で行われました。


まず、第1部では、国際陸連のセバスチャン・コー会長、林文子横浜市長、日本陸連の横川浩会長、IAAFアンバサダーのゲイル・ディバース氏(1992年・1996年五輪、1993年世界選手権女子100m金メダリスト、1993年・1995年・1999年世界選手権女子100mハードル金メダリスト)、そして、2020年東京オリンピック・パラリンピック組織委員会スポーツディレクターの室伏広治氏(2004年五輪、2011年世界選手権男子ハンマー投金メダリスト)の5名が登壇。その後、第2部にはアメリカの男女混合シャトルハードルリレーチーム、第3部にはジャマイカの女子2×400mリレーチーム、そして、第4部には日本の男子4×100mリレーチームがそれぞれ登場し、チームの状況や大会に向けた意気込みを述べたほか、メディアからの質問に応じました。


【第1部】
第1部では、主催者サイドによる挨拶や歓迎の言葉となりました。

最初にマイクを握った国際陸連のセバスチャン・コー会長は、「世界リレーは始まったばかりの最も若々しくてエキサイティングな大会」と世界リレーを紹介。国際陸連では近年、若いファンを広く獲得していくことを目指して、さまざまな改革に取り組んでいますが、この大会においても、新たな取り組みとして、男女混合種目として、新たにシャトルハードルリレーと2×2×400mリレーを導入したことを紹介し、「我々は、いつもアスリートの声を聞いて、新しい種目をイノベーションしてつくっていきたいと考えている。この新たな種目は、きっと観客の皆さんにも喜んでいただけるのではないかと思う」と自信を見せました。

世界リレーのホストシティとなった横浜市の林文子市長は、「この大会で、本邦初となるリレー種目が実施されること、そしてIAAFの催しを初めて横浜で開けることを本当に嬉しく思う。この日産スタジアムでは、子どもたちも陸上競技に取り組んでいる。超一流のアスリートが出場する本当に夢のような大会を、きっと多くの子どもたちが見てくれると思う。そういう意味でも本当に感謝を申し上げたい」と歓迎しました。国際陸連のカウンシルメンバーでもある横川浩日本陸連会長は、「この大会を国際陸連とともに開催できることを嬉しく思う」と挨拶。さらに、「我々が今、立っているところは、東京2020オリンピックに向かって伸びている道。この週末を通して、皆さんにエキサイティングな大会を楽しんでいただければ…」と話しました。

出張先のオーストラリアから急ぎ帰国し、この会見に出席した室伏広治・2020年東京オリンピック・パラリンピック組織委員会スポーツディレクターは、まず、「最近、日本は“リレーの国”と言われている」と桐生祥秀選手をはじめとする男子4×100mリレーチームの活躍ぶりを紹介しながら、「2020年東京オリンピックに向けて、試金石となるようなイベントになると思う」と流暢な英語で会見に出席した全メディアに呼びかけたあと、「ここからは日本語で…」と言語を切り替え、「今週末行われる世界リレーは、東京オリンピックに向けても、日本の選手にとっても大変重要な試合になる。私としては、ぜひ、ここで金メダルを取ってもらえたらと思っているが、そのためにも多くの方からの応援が大切。週末はご家族で、日本の応援と横浜の街を楽しみに来ていただけたら…。ぜひ、会場へお越しください!」と、日本のファンに向けて呼びかけました。




現役時代を振り返り、「リレーはチーム一丸で競技できるので、とても楽しかった。もし、あのころ、男女混合シャトルハードルリレーという種目があったとしたら、私もやりたいと思ってかもしれない」と話したのは、この大会のIAAFアンバサダーを務めるゲイル・ディバース氏(アメリカ)。100mと100mハードル、そして4×100mリレーでたくさんの金メダルを獲得している歴史的な名選手です。「リレーは陸上でも花形の競技だと思うが、今大会はすべてリレー競技。とてもエキサイティングな大会になると思う。ぜひ、お友達と一緒に見に来てほしい」と、室伏氏と同様に観戦を呼びかけていました。


【第2部】アメリカ男女混合シャトルハードルリレーチーム
第2部には、アメリカ男女混合シャトルハードルリレーにエントリーしているデヴォン・アレン選手、シュリカ・ネルヴィス選手、クリスティナ・クレモンズ選手、ライアン・フォンテノット選手、フレディ・クリテンドン選手の5選手が登壇しました。
男女ともに世界記録を保持し、これまでに男子は11人の選手が12秒台に突入、女子は16人の選手が12秒50を切っているアメリカは、まさに「スプリントハードル大国」といってよい存在です。

「どんなオーダーになるのか?」「どんな練習をしてきたのか?」「レースに向けての豊富は?」という司会者からの質問に、「走順はまだ決まっておらず、今夜のチームミーティングで決めるが、昨日の練習では、いろいろな組み合わせを試してみた。シャトルハードルリレーの面白いところは、よくやる競技ではないこと。私も前回にやったのは、高校のころだったので8年も昔の話。非常に面白い種目だと思うし、観客も楽しめると思う」(アレン選手)、「明日は、アメリカが、その力を見せつけることになると思う(笑)」(クレモンズ選手)と自信を見せていました。





【第3部】ジャマイカ女子4×200mリレーチーム
第3部に登壇したのは、ジャマイカの女子4×200mリレーにエントリーした、エレイン・トンプソン、シェリー-アン・フレーザー-プライス、シェリカ・ジャクソン、ステファニー・アン・マクファーソンの4選手。ジャマイカは、前回の2017年大会のこの種目を1分29秒04の大会新記録で制しているチームです。

「今年も記録を出せると思うか?」という質問に、前回アンカーを務めたトンプソン選手は、「やってみないとわからないけれど、記録を更新する実力はあると思う。非常に強い、優秀なチーム。日曜はいいレースになると思う。そして、記録も破りたい」と意欲を見せました。また「どのくらい練習したのか?」という質問には、フレーザー-プライス選手が「実は、今朝、練習を始めたばかり」と朗らかに笑いながら答え、「4×200(mリレー)では、4×100mリレーほどシビアではないので、ブラインドエクスチェンジというバトンの渡し方をしている。今朝の練習では非常にうまくいったので、予選も決勝もうまくいくと思っている」と自信を見せました。フレーザー-プライス選手は、妊娠・出産による休養から復帰したばかり。「今はもうトレーニングを始めている。今シーズンも引き続き頑張りたい」と、2019年、2020年シーズンに向けて、ファンに嬉しい報告も聞かせてくれました。





【第4部】日本男子4×100mリレーチーム

会見の最後に登場したのは、ホスト国となる日本を代表する男子4×100mリレーチーム。すでに今回の出走予定オーダーとして公にしている桐生祥秀選手(日本生命)、山縣亮太選手(セイコー)、多田修平選手(住友電工)、小池祐貴選手(住友電工)の4人が出場しました。



「世界リレーという大きな大会を、日本の観客の皆さんの前で走れることをどう思う?」という質問に、山縣選手は「世界リレーがこの日本で行われるのは、僕も楽しみにしている。3年前にリオデジャネイロで日本チームが銀メダルを取ってから、注目度も非常に高くなっているので、この大会も、たくさんの人が見に来てくれると思う。日本チームとして、しっかりいいパフォーマンスをしたい」と凜々しい表情で答えました。

このほか、日本の4選手がメディアからの質問に答えたコメントは、以下の通りです。

・多田修平(住友電工)
「(2017年ロンドン)世界陸上に出たときは、イギリスチームとアメリカチームに負けたので、この2国をライバル視している。タイムについては、37秒台は絶対に出したいと思っているし、出るからには優勝を目指したい。個人としては1走を務めるので、いいスタートを切って、山縣さんにしっかりつなげられるよう頑張っていきたい。(バトン練習は)大会前にも何回か練習会をして、けっこうミスもなくいい感じでつなげることができるようになっている。本番はスムーズにバトンは渡るのではないかと思っている」
 
・山縣亮太(セイコー)
「今回は、久々に2走をやる。小池くんとのバトンを合わせでは、最初はミスが出るときもあったが、レース前日となる今日の午前練習でもしっかり渡すことができ、練習を重ねていくなかで精度は上がっている。決勝に向けては、(明日の)予選を走って、さらに精度を上げていくというイメージでいる。(意識しているのは)ジャマイカチームとアメリカチーム。それから、この前の世界陸上(2017年ロンドン大会)で優勝したイギリスチーム、そしてカナダチームが、個人的には表彰台を争うライバルになってくるだろうなと思っている。タイムは、2020年東京オリンピックに向けていいスタートを切りたいという気持ちが強いので、まずは37秒台が目標。しっかり表彰台を狙っていけるようなチームになっていければと思う」

・小池祐貴(住友電工)
「今回は3走を務める。学生のころはカーブを走ることはなかったのだが、去年(シニアのレースで)1走と3走をやっていくなかで、ある程度、自信を持って臨める区間。今回、(バトンを)受け取る相手が山縣さんで、渡す相手は桐生くん。2人の走りは昔からよく見ているし、どういうスピードパターンで来るのかというのはわかっているので、ある程度安心してできるかなと思っている。

注目するチームは、多田君、山縣さんも言った通り、アメリカ、ジャマイカ、イギリスチームが非常に強いので、そこは意識していきたい。練習ではバトンパスが安定してきているので、まず予選でバトン(パス)の部分をしっかりやって、決勝でそれを摺り合わせるということができれば、メダルが狙える位置にいると思う。みんなと協力して頑張りたい」
 
・桐生祥秀(日本生命)
「リレーは、何走でもできるように準備してきたので、3走から4走になってもあまり変わらない走りをしたいと思っているし、今回も、1~3走の皆さんがいい順位で来ると思うので、その順位をしっかりキープしながらゴールしたい。4走は大学以来だが、しっかり小池くんとも練習をして、ここまで問題なく来ているので不安はない。明日のレースが楽しみ。明日(の予選で)、バトンをやって、決勝ではさらにいいバトンをつなぎたい。ライバルと思っている国は、ほかの3人が言ったのと同じ(ジャマイカ、アメリカ、イギリス)。(決勝では)37秒台のできるだけ速いタイムでゴールしたい」


第1日の5月11日は、18時30分からオープニングセレモニーが行われたのちに、18時38分の男女混合シャトルハードルリレーの予選から競技がスタート。この日は、今大会から新設された男女混合2×2×400mリレーおよび男女混合シャトルハードルリレーの決勝が行われるほか、2日目に決勝が予定されており、秋に開催されるドーハ世界選手権の出場権獲得も懸かる男女4×400mリレー、男女4×100mリレー、男女混合4×400mリレーの予選が行われます。

本日本陸連公式サイトでは、日本チームの活躍を中心に、各種目の結果やハイライトをご報告します! どうぞ、お楽しみに! 

また、大会全般に関する情報については、組織委員会公式サイト( https://iaafworldrelays.com/yokohama2019/ja/home-3/ )で、タイムテーブルや記録速報等は、国際陸連公式サイト( https://www.iaaf.org/competitions/iaaf-world-relays )において、ご覧になることができます。ぜひ、ご利用ください。

文:児玉育美(JAAFメディアチーム)

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IAAF世界リレー2019横浜大会
2019年5月11日(土)~12日(日)
横浜国際総合競技場

▼「IAAF世界リレー2019横浜大会」チケット絶賛発売中!

https://iaafworldrelays.com/yokohama2019/ja/t_info-2/


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