2020.10.04(日)

【第104回日本選手権】総括会見

3日間の日程で行われた第104回日本選手権は、10月3日、無事に閉幕しました。日本陸連は、大会終了後に、尾縣貢専務理事および麻場一徳強化委員長、山崎一彦T&Fディレクターによる大会の総括会見を行いました。
会見の要旨は下記の通りです。
 

尾縣貢 専務理事



私たちにとって、観客を入れての日本選手権は大きな挑戦だった。新潟県新潟市の皆さん、そして競技場に足を運んでくださった観客の皆さん、山崎製パン株式会社をはじめとする多くの協賛各社、そしてこの選手たちの勇姿を日本中に配信してくださったNHK、読売新聞社をはじめ、すべてのメディアの皆さまに心から感謝を申し上げる。

この場は、アスリートにとって、夢の舞台だったと思う。長い長い自粛ののちの大会なので、彼ら彼女たちの記憶に強く残ったと思う。そして、ここでの競技がモチベーションとなって、これからの競技のエネルギーになることを信じている。

選手たちの勇姿によって、国民の皆さんの内向きだった気持ちを外に向けることができたとともに、スポーツの真価を感じていただける機会になったと信じている。このことは、来年のオリンピック・パラリンピックに必ず繋がる。これからもアスリートを支えながら活動していくので、引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。

麻場一徳 強化委員長



まずは、無事に大会を終えてホッとしているというのが率直な気持ちである。関係者の皆さんに心から感謝を申し上げたい。アスリートに関しては、自粛期間があったり、先が見えない状況があったり、そういうなかで、本当にここによく(ピークを)合わせて、パフォーマンスを上げてくれた。記録的には、大会タイ記録が2つ(男子110mH・金井大旺、女子100mH・青木益未)、U20日本記録(女子円盤投・齋藤真希)、U18日本記録(女子ハンマー投・村上来花)がそれぞれ1つずつという状況だったが、前述したような状況のなかで、選手たちは本当に力を発揮してくれた。1つ1つの評価については、山崎ディレクターに委ねるが、全体を見て、実績のある選手が力を出したというのもあるし、もう一つは新しい力の台頭があったと思っている。新しい戦力が出てきたということは、来年に向けてまた選手たちのパフォーマンスが伸びていく、一つの要因になるのではないかと楽しみにしている。

これから秋の大会があり、そのあと、来年に向かっていくという状況になるが、選手あるいは関係者、指導者の皆さんには、来年に向けてますます素晴しいパフォーマンスが発揮できるように準備していっていただきたい。私たちもそれに向けて最大の努力をしていきたいと考えている。

山崎一彦 T&Fディレクター



選手、私たち現場に立つ身ということでは、今回の大会は、一生忘れられない大会になったのではないか。本来ならば、これがオリンピック日本代表選考という競技会になるはずだったが、今回は、とにかく選手が競技をする機会を得られることが、なかなか難しい状況だったと思う。そのなかで、選手たちが、このように本当に皆さんに支えられて、日本選手権という順位のつく大会で競技できたことに、心から感謝している。

今回の評価というところをどう受け止めるかということは、実際にオリンピック選考という観点では、今年の結果で一喜一憂はできないのかなと考えている。やはり今年・来年のスパンで考えていくことが、私たちが最も評価されるところではないかなと思う。

今回、良くなかった人も、また良かった人も、その後のオリンピックにどう繋がってくるかというのは分からない。そんななかで、私の印象としては、やはり男子100mで桐生(祥秀)くんをはじめ、昨年の(ドーハ世界選手権)代表選手たちがしっかり順位をとってきたところは、もし、東京オリンピックがあったら素晴しい結果になっていたのかなと個人的には思った。(今大会の100mは)記録的には悪かったけれど、力のある人たちが、しっかり順位に入った点がとても素晴らしいなと思った。

それから強化委員長の言葉にあったように、新しい戦力、若い選手たちも、ここに来て伸びてきている。長年低迷していた…例えば女子100m・200mなどでは、新しい戦力が加わってきたなとホッとした。その他も、(真野友博が2m30を成功した)男子走高跳も、それから女子400mハードル(イブラヒム愛紗)でも久しぶりに56秒台が出るなど、若い人たちが記録を出せたなというところがあった。

来年は、ベテランの選手たちと若い人たちの勢いで、なんとかオリンピックを迎えたい。とにかくオリンピック選手をたくさん出すことが目標となる。私たちも東京オリンピックの開催ということを諦めずに、しっかりと向かっていきたい。

あとは、投てき種目で女子はU20日本記録を更新しているということで、こちらは育成で課題となっていたところが少しずつ上向きになっているなと感じることができた。また、高校生等もインターハイがなかったことで、有力選手たちが(インターハイ路線から気持ちを切り替えて)シニアの選手たちと戦ったのは、目標転換としては素晴らしいことだなと思った。それは指導者の方々の努力によるものではないかと思う。

文:児玉育美(JAAFメディアチーム)
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