【男子棒高跳】澤野 大地(富士通・千葉) 優勝者コメント
優勝記録 5m60
「試合を終えて、一番率直な感想を言うのなら、“こんなに悔しい優勝はない”ということ。今まで11回優勝してきたが、一番悔しい優勝である。(五輪標準記録の5m70が跳べなかったこと? の問いに)それに尽きます。
でも、(雨が降って)すごい条件の悪いなか、審判の方々がすごく選手側に立ってくださって、すごくやりやすいように進行してくださった。そのことに感謝したい。(オリンピックへの挑戦は)まだ終わったわけじゃない。絶対にオリンピック、行きます。
5m70を跳びたかったなというのが率直な気持ちではあるが、まだチャンスはあるし、状態が悪いわけでもない。この年齢で、こういう年(オリンピックイヤー)に、どこも痛いところがなく、競技を思いきりできている状態がすごく幸せ。そういう状態をつくってくださった周りの方々、サポートしてくださった方々に感謝しているし、その人たちのためにも5m70を跳んで、オリンピックに行きたいと思っている。
跳躍を振り返ると、5m70の2回目が惜しかったので“あれを跳んでおけばな…”というのはある。しかし、(追っていた)風も止まってしまったし、雨も降ってきてしまったので…。でも、楽しかったです。こんなにレベルの高い日本選手権は久しぶり、5m40を跳んでやっと入賞なんて、初めてのことかもしれない。そういう若い選手が育ってくれていること自体もすごく嬉しい。ただ、“負けないよ”というところは(若い選手たちに)見せられたと思う。」
2016/06/24 21:44 メディアチーム