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2016年 8月12日 (金) 〜 21日 (日)

ブラジル ( リオデジャネイロ)

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大会詳細情報

お知らせ

・リオ五輪帰国後インタビューを掲載しました。
・リザルトを掲載しました。
リオ五輪出場、放送スケジュール(予定)(PDF)
※テレビ放映時間は変更になる場合がありますので、各テレビ局HPにてご確認下さい。
※出場選手は現時点での予定となりますので、国際陸連HP内スタートリストにて最終確認下さい。
・リオ五輪NHK放送予定(外部)
・リオ五輪民放放送予定(外部)

リオ五輪帰国後インタビュー

リオ五輪放送予定

リオ五輪出場、放送スケジュール(予定)(PDF)
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メディアガイドブック

ガイドブック全体(22.9MB)
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【リオ五輪日本代表選手団 帰国後記者会見】

リオデジャネイロオリンピックにおいて金メダル12個を含めて史上最多となる41個のメダルを獲得した日本代表選手団が、8月24日夕刻、東京都内のホテルにおいて、帰国時記者会見を行いました。
会見には、橋本聖子団長、山下泰裕副団長、髙田裕司総監督、主将の吉田沙保里選手(レスリング)、旗手の右代啓祐選手(陸上十種競技、スズキ浜松AC)のほか、メダリストのうち55名が出席。同日の正午前に帰国した陸上競技からも、前述の右代選手とともに銀メダルを獲得した男子4×100mRの山縣亮太選手(SEIKO)、飯塚翔太選手(ミズノ)、桐生祥秀選手(東洋大)、ケンブリッジ飛鳥選手(ドーム)、銅メダルを獲得した男子50km競歩の荒井広宙選手(自衛隊体育学校)が登壇しました。

選手団を代表する立場として、橋本団長、山下副団長、髙田監督、吉田主将に続いてマイクを持った右代選手は、「今回、旗手ということで、開会式、閉会式、フラッグセレモニーなど、たくさん旗を持つ機会があり、非常に良い経験をさせていただいた。大役を任せていただいたことを感謝している」と挨拶したのちに、「2大会目の出場だったが、目指していたものを達成できなった。ここにはメダリストの選手の皆さんがいるが、そのなかで唯一、僕はメダルを取っていない。大変悔しい。この先の2020年東京(オリンピック)に向けて、しっかりと胸を張って、メダルを取れる状態に仕上げていきたいと思っている」と前を見据える言葉で締めくくりました。

続いて、登壇した各メダリストが、競技結果の報告、感謝の思い、2020年東京オリンピックに向けた決意などを語りました。 走順にマイクの前に立った男子4×100mRメンバーは、「日本人でも(陸上競技の)スプリント種目で世界で活躍できるんだぞというところを示せて、本当に誇らしく思う」(山縣選手)、「いい結果を出せたので、これから始まるパラリンピックの選手たちにも良いバトンタッチができたと思う。また、これを2020年の東京オリンピックに繋げられるよう、僕たちの役割をしっかりと果たしていきたい」(飯塚選手)、「2020年では、この色よりももう一つ良い色を取れるように、陸上競技みんなで頑張っていきたい」(桐生選手)、「本当にたくさんの応援が力になった。4年後もまた勇気や感動が与えられるような走りができればいいなと思う」(ケンブリッジ選手)と挨拶。また、50km競歩の荒井選手も、「今回、競歩種目において初めてオリンピックでメダルを獲得することができた。4年後の東京オリンピックでは、競歩種目において1人だけでなく複数の選手がメダルを取れるように頑張っていきたい」と力強い言葉を聞かせてくれました。

(文:児玉育美/JAAFメディアチーム)

【リオ五輪10日目日本勢デイリーハイライト】

大会最終日(10日目)の8月21日、リオデジャネイロオリンピック陸上競技の最終種目である男子マラソンが行われ、日本からは、佐々木悟選手(旭化成)、北島寿典選手(安川電機)、石川末廣選手(Honda)の3名が出場しました。

この日のリオデジャネイロは雨模様となり、上空には厚い雲が垂れ込め、気温は24℃、湿度77%。気温は19℃ながら強い日差しのなかスタートした女子マラソンとは対照的な気象条件となりました。レースは降りしきる雨のなか、155名の選手が午前9時30分にスタート。最初の1kmは3分前後、その後は3分を超えるスローペースとなり、先頭は大集団がほぐれないまま5kmを15分31秒で通過します。アキレス腱に不安を抱えながらの出場となった北島選手は2.2kmあたりから徐々に遅れてしまいましたが、石川選手と佐々木選手は先頭集団の前方に位置してレースを進めました。

先頭が31分08秒で通過した10km地点付近では雨も上がりましたが、上位争いは依然として大集団のまま。石川選手はトップの見える場所(8位、31分09秒)に位置し、佐々木選手も31分11秒と先頭グループのなかで通過し、その後も先頭グループのなかでレースを進めていきましたが、20kmを過ぎたあたりから、石川選手が先頭グループの後方に位置するようになり、24kmあたりからしだいに遅れ始めてしまいます。25kmからはペースアップが進み、これについていけなかった佐々木選手も27km過ぎで先頭グループから脱落。ここから30kmを過ぎるあたりで多くの選手が振り落とされ、33km地点で首位争いはエウリド・キプチョゲ選手(ケニア)、フェイサ・リレサ選手(エチオピア)、ゲーレン・ラップ選手(アメリカ)の3人に絞られました。

35km付近でラップ選手が遅れ、その後、リレサ選手につかれるのを嫌ったキプチョゲ選手がスパートして独走態勢に。そのまま後続を全く寄せつけず、2時間08分44秒で優勝しました。2位はリレサ選手で2時間09分54秒。2日目に行われた10000mで5位に入賞(27分08秒92)しているラップ選手が自己新記録の2時間10分05秒をマークして3位でフィニッシュしました。

日本人トップは16位でフィニッシュした佐々木選手で、記録は2時間13分57秒。続いて石川選手が36位(2時間17分08秒)で競技を終えました。25~30km付近で108位まで順位を落としていた北島選手は、その後、少しずつ前を行く選手をかわし、40km地点を99位で通過、さらに5人を抜いて94位(2時間25分11秒)でのフィニッシュとなりました。

(JAAFメディアチーム)

【リオ五輪9日目日本勢デイリーハイライト】

リオデジャネイロオリンピックの陸上競技9日目となる8月20日は、午後のセッションのみの開催で実施されたのはすべて決勝種目。最終日に行われる男子マラソンを除く7種目のオリンピックチャンピオンが決定しました。

大会8日目に男子50km競歩で荒井広宙選手(自衛隊体育学校)が銅メダル、男子4×100mRで山縣亮太選手(SEIKO)・飯塚翔太選手(ミズノ)・桐生祥秀選手(東洋大)・ケンブリッジ飛鳥選手(ドーム)が銀メダルと、待望のメダルを一気に2つ獲得した日本チーム。この日は、男子やり投決勝に新井涼選手(スズキ浜松AC)が出場しました。
新井選手は、1回目は77m98を投げ、2回目に79m47と記録を伸ばしましたが、3回目は72m49にとどまりベストエイト進出ならず。全体では11位で競技を終了しました。優勝したのは今季世界リスト1位(91m28)の記録を持つトーマス・ローラー(ドイツ)。5回目に90m30をマークして逆転し、金メダル争いを制しました。

このほかの種目で注目を集めたのは男子5000m。10000mで2連覇を達成したモハメド・ファラー(ロンドン)が、13分03秒30でフィニッシュし、この種目でも連覇を達成。ラッセ・ヴィレン選手(フィンランド、1972年・1976年)以来40年ぶりとなる五輪2大会連続長距離2冠を果たしました。また、女子4×400mRではアメリカが3分19秒06で6大会連続優勝を達成。トラック&フィールド最終種目の男子4×400mRもアメリカが2分57秒30で優勝しました。

大会最終日となる8月21日は、現地時間9時30分(日本時間20日20時30分)から男子マラソンが行われます。

(JAAFメディアチーム)

【リオ五輪8日目日本勢デイリーハイライト】

リオデジャネイロオリンピックの会期も残すところ3日となった大会8日目の8月19日は実施された全10種目中8種目が決勝種目。そのうちの2種目――男子50km競歩と男子4×100mRで、日本勢が待望のメダルを獲得しました!

現地時間午前8時にスタートした男子50km競歩には、谷井孝行選手(自衛隊体育学校)、森岡紘一朗選手(富士通)、荒井広宙選手(自衛隊体育学校)が出場。荒井選手が3時間41分24秒をマークして3位でフィニッシュしました。荒井選手は、序盤から上位集団に位置して、徐々に順位を上げていくレースを展開。40kmを首位のジャレド・タレント選手(オーストラリア)から4秒差の2位で通過したあとは、マテイ・トート選手(スロバキア)・エバン・ダンフィー選手(カナダ)と2位争いを繰り広げます。このなかからトート選手が抜け出し、45kmを1位のタレント選手と26秒差、2位のトート選手とは4秒差の3位で通過。最後の周回で、追い上げてきたエバン・ダンフィー選手(カナダ)に逆転され4位に落ちましたが、その後、再び抜き返してのゴールでした。
しかし、レース後、ダンフィー選手との競り合いの際に生じた接触を進路妨害とする抗議がカナダから出て、いったんは失格という事態に陥りました。これに対して、すぐに日本選手団が国際陸連へ上訴。最終的に、接触は不可抗力によるもので荒井選手に非はないという判断が下され、失格は取り消しとなり、荒井選手の3位が確定。日本競歩史上初の五輪メダリストが誕生しました。
昨年の北京世界選手権で銅メダルを獲得している谷井選手は、序盤は上位集団でレースを進めましたが、22km過ぎで集団から遅れて14位でフィニッシュ。記録は3時間51分00秒でした。また、五輪3大会連続出場(2008年20km、2012年50km)の森岡選手は、レース中盤にさしかかるあたりで順位を落とし、3時間58分59秒で27位という結果。レースを制したのは、ラストでタラント選手をかわしたトート選手で、記録は3時間40分58秒でした。

続いて行われた女子20km競歩には、岡田久美子選手(ビッグカメラ)が出場しました。岡田選手は、スタート直後から21~23番手でレースを進めましたが、先頭との差はじりじりと広がっていく展開に。しかし、終盤に落ちてくる選手をとらえて、少しずつ順位を上げ、1時間32分42秒のタイムで16位となりました。

午後のセッションでは、翌日に行われる大会トラック競技最終種目の男子4×400mR決勝進出を目指して、2組3着+2の条件で予選が実施されました。日本は1組目に登場し、ウォルシュ・ジュリアン選手(東洋大)、田村朋也選手(住友電工)、北川貴理選手(順天堂大)、加藤修也選手(早大)のオーダーで予選突破を目指しました。しかし、相手がジャマイカ、米国、ボツワナ、ポーランドといった強豪国が揃ったこともあり、上位争いに絡むことができないまま8着でフィニッシュ。記録は3分02秒95にとどまりました。

続いて行われたのが、女子5000m決勝。大会5日目の予選で積極的なレースを展開し、進出を果たした上原美幸選手(第一生命)が出場しました。上原選手は予選同様、スタート直後から飛びだし、1600mまでは首位でレースを引っ張りますが、ここから後続がペースアップ。1700mを過ぎたところで初日の10000mを世界新記録で制したアルマズ・アヤナ選手(エチオピア)にかわされると、以降で、大きく順位を落としてしまい、15分34秒97をマークして15位で競技を終了しました。優勝争いを制したのは、4300m地点でアヤナ選手をかわしたビビアン・チェルイヨット選手(ケニア)。オリンピックレコードを16年ぶりに塗り替える14分26秒17をマークし、優勝に花を添えました。

この日の最終種目として行われたのは男子4×100mR決勝。前日の予選で37秒68のアジア新記録を樹立し、アメリカに続き全体2位での進出を果たした日本が、2008年北京オリンピック以来2大会ぶりとなるメダル獲得に挑みました。他国が走順を変更してエースを投入してくるなか、日本は予選と同じ山縣亮太選手(SEIKO)、飯塚翔太選手(ミズノ)、桐生祥秀選手(東洋大)、ケンブリッジ飛鳥選手(ドーム)のオーダー。1レーンから順に、イギリス、ブラジル、アメリカ、ジャマイカ、日本、中国、カナダ、トリニダート・トバゴが入り、現地時間22時35分にレースはスタートしました。
まず、1走の山縣選手が得意のスタートで飛び出し、前100m世界記録保持者のアサファ・パウエル選手(ジャマイカ)ほかを寄せつけない走りを披露。飯塚選手は、やや距離が開き気味となったバトンをうまく受けて、後ろから追ってくるジャスティン・ガトリン選手(アメリカ)やヨハン・ブレーク選手(ジャマイカ)と遜色のない走りでバトンを3走の桐生選手に渡しました。桐生選手は見事なコーナーワークでジャマイカ、アメリカと首位争いしながらアンカーのケンブリッジ選手にバトンパス。ケンブリッジ選手はトレイボン・ブロメル選手(アメリカ)と2位争いをしながら残り50mで身体一つ抜けたウサイン・ボルト選手を懸命に追い、ブロメル選手を押さえて、そのままフィニッシュラインを駆け抜けました。日本は、ジャマイカ(37秒27)に次ぐ36秒60をマーク。予選で出したアジア記録を0秒08更新しての銀メダル獲得となりました。トラック種目での日本の銀メダルは、1928年アムステルダム五輪女子800mの人見絹枝選手以来となる快挙です。

(JAAFメディアチーム)

【リオ五輪7日目日本勢デイリーハイライト】

リオデジャネイロオリンピックの陸上競技7日目となる8月18日は、男子十種競技後半のほか、男女400mH、男子砲丸投、女子やり投、男子200mの決勝が行われました。男子200mでは、ウサイン・ボルト選手(ジャマイカ)がスタート直後から大きくリードを奪う走りで他選手を圧倒、19秒78(-0.5)でフィニッシュラインを駆け抜け、100mに続いて200mでもオリンピック3連覇を達成しました。

日本勢は、男子十種競技と男子4×100mR予選に出場しました。 男子十種競技では、前半を24位・25位で折り返した中村明彦選手と右代啓祐選手(ともにスズキ浜松AC)が後半の5種目に挑戦。2日目に得意種目を多く持つ右代選手は、最初の110mHを15秒09(+0.4)でスタートしたあと、円盤投で49m90、棒高跳で4m90、やり投では66m63をマーク。総合18位まで順位を上げて、世界大会で日本人初となる8000点突破が狙える位置まで浮上しました。最終の1500mは4分46秒33でフィニッシュ。8000点にはわずかに届きませんでしたが、オリンピック日本人最高記録となる7952点をマークし、20位で競技を終えました。中村選手は、110mH14秒57(+0.7)、円盤投34m91、棒高跳4m70、やり投51m24をマーク、最終種目の1500mは、全体で2位、組ではトップとなる4分18秒37で走り、見せ場をつくりました。総合では7612点を獲得。自身の課題である2日目で初日より順位を2つ上げ、22位で競技を終了しました。

男子4×100mR予選は、2組3着+2の決勝進出条件で、現地時間午前11時40分から行われました。ジャマイカと同じ2組目に入り、山縣亮太選手(SEIKO)、飯塚翔太選手(ミズノ)、桐生祥秀選手(東洋大)、ケンブリッジ飛鳥選手(ドーム)のオーダーで臨んだ日本は、1走の山縣選手が素晴らしい走りでリードを奪うと、飯塚選手が首位争いを展開し、3走の桐生選手でトップに立ちます。アンカーのケンブリッジ選手は、2番手のジャマイカ以下の追随を許さず、ラストはやや流しながら1着でフィニッシュしました。記録は、予選1組で中国が更新したアジア記録(38秒82)を上回る37秒68のアジア新記録! 2007年大阪世界選手権で樹立された日本記録38秒03(塚原直貴、末續慎吾、高平慎士、朝原宣治)も大幅に更新し、トータルでは1組トップのアメリカ(38秒65)に次ぐ2位の記録で、堂々の決勝進出を果たしました。 男子4×100mR決勝は、翌8月19日22時35分(日本時間20日10時35分)、大会8日目の最終種目として行われます。

(JAAFメディアチーム)

【リオ五輪6日目日本勢デイリーハイライト】

大会も後半に突入したリオデジャネイロオリンピックの陸上競技。第6日の8月17日からは日本の中村明彦選手、右代啓祐選手(ともにスズキ浜松AC)もエントリーする男子十種競技がスタート。午前セッションで男子3000mSCが、午後セッションでは女子走幅跳、女子200m、女子100mHの決勝が行われました。日本勢は、前述の十種競技のほか、男子5000m予選に大迫傑選手(NikeORPJT)と村山紘太選手(旭化成)が、男子やり投予選には新井涼平選手(スズキ浜松AC)が出場し、決勝進出に向けて戦いました。

現地時間10時05分からスタートした男子5000m予選は、2組5着+5の条件で行われました。1組目はスローな滑り出しとなったこともあり、この組に入った村山選手は、1000m手前で先頭に立って自分のペースでレースを進めましたが、2000mを過ぎたところで後続に追いつかれ、その後は苦しい展開に。徐々に順位を下げ22位でフィニッシュ。記録は14分26秒72でした。一方、2組目を走った大迫選手は、予選通過が狙える位置でレースを進め、中盤をすぎたあたりで徐々に順位を上げ、一時は着順での通過が狙えるところまで浮上します。しかし、残り2周のあたりで後方へ下がると、ラスト1周で海外選手のスパートに突き放され、シーズンベストとなる13分31秒45でフィニッシュしたものの、16着にとどまりました。

十種競技には、日本歴代1位・2位の記録を持つ右代選手(8308点、2014年)と中村選手(8180点、2016年)が出場し、初日の5種目に挑みました。右代選手は100m11秒30(+0.5)、走幅跳6m83(+0.3)、砲丸投14m14、走高跳1m98、400m50秒43をマークして3886点を、中村選手は100m11秒04(-0.8)、走幅跳7m13(+0.4)、砲丸投12m00、走高跳1m92、400m48秒93で3899点を、それぞれ獲得。中村選手は24位、右代選手25位で前半を終了しました。第6種目となる110mHは、8月18日9時30分(日本時間18日20時30分)からスタートします。

予選通過記録が83m00に設定されて行われた男子やり投予選には、B組に新井選手が出場しました。第1投てき者としてピットに臨んだ新井選手は、1回目の試技で84m16をマークして、見事予選通過記録を突破。B組3位、全体では4位で決勝進出を果たしました。 決勝は、トラック&フィールド種目の最終日となる8月20日(男子マラソンが8月21日に実施)の20時55分(日本時間21日7時55分)に競技が開始されます。

(JAAFメディアチーム)

【リオ五輪5日目日本勢デイリーハイライト】

リオデジャネイロオリンピック陸上競技第5日の8月16日、フィールド競技で3種目(男子三段跳、女子円盤投、男子走高跳)、トラック競技で2種目(女子1500m、男子110mH)の決勝が行われました。日本勢は、4種目の予選に8選手が出場。また、男子400mH準決勝では野澤啓佑選手(ミズノ)が、8月18日に行われる決勝進出をかけて臨みました。

午前セッションに行われたのは、女子5000mと男子200mの予選。全2組で実施された女子5000mでは、1組目に上原美幸選手(第一生命グループ)、2組目に鈴木亜由子選手(日本郵政グループ)と尾西美咲選手(積水化学)が入り、各組上位5着+5という決勝進出条件に挑みました。上原選手は、大半が彼女の自己記録(15分21秒40、2015年)を上回るベストを持つ選手を相手に、スタート直後から飛び出し、大きく差を広げる走りでトップを奪いました。その後、後続がペースを上げてきて、3500m手前で集団に吸収されたものの、3800m地点では再び先頭に出る果敢な走りを展開。4000mを4番手で通過して以降、徐々に順位を下げながらもよく粘り、シーズンベストとなる15分23秒41をマークして7着でフィニッシュ。着順での通過はならなかったものの、プラスの3番目に入り、見事決勝進出を果たしました。続いて行われた2組目には、尾西選手と鈴木選手が出場。左足底の痛みの影響で初日の10000mの出場をとりやめ、この種目に絞ってのレースとなった鈴木選手は、スタート直後から前に出て1000mはトップで通過しましたが、1800m手前で抜かれてからは徐々に後退、15分41秒81で12着に終わりました。尾西選手は、序盤は予選通過が見える位置でレースを展開したものの、終盤で上位選手に突き放され9着でフィニッシュ。記録も15分29秒17にとどまり、決勝進出は、上原選手のみとなりました。 女子5000m決勝は、大会8日目の8月19日21時40分(日本時間20日9時40分)にスタートします。

男子200m予選は、10組2着+4の条件で行われ、飯塚翔太選手(ミズノ)が第2組に、藤光謙司選手(ゼンリン)が第5組に、髙瀬慧選手(富士通)は第9組に出場しました。1・2組が終了した段階で3着以降の3選手が20秒3台をマークしており、プラスで通過する記録水準が高くなることを予想されるなかでのレースとなりましたが、飯塚選手は20秒49(+0.3)で4着、藤光選手は20秒86(-1.5)で6着、髙瀬選手も20秒71(+0.6)で6着。3人とも準決勝に駒を進めることはできませんでした。

午後のセッションでは、フィールド種目の予選として女子走幅跳と女子やり投が行われ、両種目に日本選手が出場しました。予選通過記録が6m75に設定された女子走幅跳予選B組には甲斐好美選手(VOLVER)が出場しましたが、1・2回目をファウル、3回目は5m87(+0.3、B組19位)に終わりました。 女子やり投予選B組には、女子主将の海老原有希選手(スズキ浜松AC)が出場しました。1回目は53m75、2回目では55m89をマーク。3回も記録を伸ばしたものの57m68にとどまり、予選通過記録(63m00)には届かず、B組10位の結果で競技を終了。無念の予選敗退となりました。

男子400mH準決勝は、3組2着+2の条件で行われ、野澤啓佑選手(ミズノ)が1組に出場しました。野澤選手は、48秒62の自己新記録をマークした予選と同様に、前半でリードを奪うレースを展開。第4コーナーを抜けた段階では、優勝候補のカーロン・クレメント選手(アメリカ)に次ぐ2番手に位置していましたが、ホームストレートでの走りに予選でみられた伸びやかさを欠き、最終ハードルで足をぶつけてしまいました。これによりバランスを崩して後続にかわされ、6着(49秒20)でフィニッシュ。惜しくも決勝進出を逃しました。

(JAAFメディアチーム)

【リオ五輪4日目日本勢デイリーハイライト】

リオデジャネイロオリンピック陸上競技もいよいよ中盤へ。大会4日目となる8月15日は、 女子ハンマー投、女子3000mSC、男子棒高跳、男子800m、女子400mと計5種目の決勝が行われました。午前セッションでは、女子ハンマー投のアニタ・ヴォダルチク選手(ポーランド)が、自身の持つ世界記録(81m08、2015年)を更新する82m29の世界新、オリンピック新記録で優勝しました。また、開始直後の豪雨で競技の中断もあった午後セッションでは、男子800mでデイヴィッド・ルディシャ選手がロンドン大会に続く連覇を達成。男子棒高跳では地元ブラジルのチアゴ・ブラス・ダ・シルヴァ選手が五輪史上初の6m台となる6m03の今季世界最高記録をクリアし、世界記録保持者(6m16i、2014年)のルノー・ラビレニを押さえ優勝を果たしました。

この日、日本勢は決勝を含む7種目に9名が出場しました。 午前のセッションに行われた女子200m予選では福島千里選手(北海道ハイテクAC)が7組目に出場、9組2着+6の条件のなか準決勝進出をかけて挑みました。大会直前に生じた左太もも裏の違和感により初日の100mを回避して200mに絞った福島選手。前半は得意のスタートで大きくリードを奪いましたが、ホームストレートに出てからが伸びず、23秒21(+0.5、5着)でフィニッシュ。準決勝へ駒を進めることはできませんでした。 全3組で行われた男子3000mSC予選には、1組目に塩尻和也選手(順天堂大)が出場しました。国際陸連からのインビテーションによって、8月3日、急きょ出場が決まり、実施中だったチームの強化合宿先から移動。2週間に満たない期間で調整してレースに臨みましたが、その影響もあって8分40秒98、11着にとどまりました。

フィールドでは、男子三段跳予選に長谷川大悟選手(日立ICT)と山下航平選手(筑波大)が出場。予選通過記録16m95の条件のもと、A組に長谷川選手が、B組に山下選手が入って行われました。1回目の跳躍で、長谷川選手は16m17(+0.3)、山下選手は15m71(+0.3)をマークしましたが、ともにその記録を上回ることができず競技を終了。長谷川選手はA組15位、山下選手はB組18位という結果でした。

午前セッションの最後に行われたのが男子400mH予選。全6組、上位3着+6名が準決勝進出という条件のなか、野澤啓佑選手(ミズノ)と松下祐樹選手(ミズノ)がレースに挑みました。1組に出場した松下選手は49秒60で4着。着順での進出を逃し、49秒37までとなったプラス6名にも及ばず予選敗退となりました。 一方、野澤選手は4組に出場。スタート直後から大きくリードを奪うレースを展開します。ホームストレートに入っても首位を譲ることなく、ラストは力を緩めたにもかかわらず48秒62の自己新記録でフィニッシュ。全体では6位タイの記録で、翌日の準決勝に駒を進めました。準決勝は、現地時間8月16日21時35分(日本時間:17日9時35分)から行われます。

現地時間20時30分から開始となった午後のセッションは、30℃を超える快晴となった午前セッションからは想像できない悪天候に。気温も21℃まで下がり、開始直後には、豪雨のために競技の一時中断を余儀なくされる状況下で行われました。

その影響を大きく受けたのが男子110mH予選1組に出場した矢澤航選手(デサントTC)。5組4着+4の条件で行われたこのレースを6着(13秒89、+0.1)で終えていましたが、その後、雨脚が強まったため、2組が終了した段階で、予選自体が中断。約20分後にレースは再開し、最終組まで実施されて矢澤選手もいったんは予選敗退が確定していたのですが、その後、“中断前後の条件に差がある”という理由により、中断前に行われた1・2組の5着以下(プラスにおける進出の対象)の選手で再レースすることが決まり、矢澤選手もその対象に。全トラック競技終了後の23時15分から実施された再レースに臨みました。矢澤選手は、このレースを3着(13秒88、-0.1)でフィニッシュしましたが、3~5組でマークされたプラス4番目の記録(13秒66)を上回ることはできず、準決勝進出はなりませんでした。

女子400mH予選には、この種目で過去2大会において準決勝進出を果たしている久保倉里美選手(新潟アルビレックスRC)が6組目に出場しました。男子110mHほど競技時間遅延の影響は受けなかったものの、ウォーミングアップの時間帯に最も雨の強かった影響もあって結果は5着。記録も57秒34にとどまり、3大会連続の準決勝進出はかないませんでした。

フィールド競技で、午後セッション唯一の決勝種目となった男子棒高跳には、日本チーム男子主将の澤野大地選手(富士通)が出場しました。競技は、予定通り20時35分から開始されたものの、最初の高さである5m50を3人が跳んだ段階で、豪雨により中断され、選手たちもいったんピットから引き上げる事態に。ピットの整備や助走合わせのやり直しなどで、結局、1時間ほど遅れて、競技自体をやり直す形で競技がスタートしました。 再開後も用器具の不具合などで進行が遅れるなか、終始落ち着いた様子で対処していた澤野選手。最初の高さの5m50を1回で成功。続く5m65は、2回失敗したのちに、3回目は身体がわずかに触れてバーが落ちる非常に惜しい跳躍となり、クリアすることはできませんでしたが、5m50を1回で越えたいたため6位タイとなり、その段階でパスしていたラビレニ選手を含めても入賞が確実に。そして、ラビレニ選手が5m75(1回目)を越えたところで7位入賞が決定しました。 オリンピックにおける棒高跳の日本人の入賞は、1952年ヘルシンキ大会で6位となった沢田文吉選手以来64年ぶり。澤野選手は2005年ヘルシンキ世界選手権では8位入賞を果たしていますが、2大会ぶり3回目の出場となるオリンピックでは、2004年アテネ大会13位、2008年北京大会予選落ち。今回が自身初の入賞となりました。

(JAAFメディアチーム)

【リオ五輪3日目日本勢デイリーハイライト】

リオデジャネイロオリンピック陸上競技3日目の8月14日は、午前中に女子マラソンの決勝が、午後からは女子三段跳、男子400m、そして男子100mの決勝が行われました。 男子400mではウェイド・ヴァン・ニーケルク選手(南アフリカ)が43秒03の世界新記録を樹立、男子100mはウサイン・ボルト選手(ジャマイカ)が9秒81で制し、五輪3連覇を達成しました。

女子マラソンは、午前9時30分にスタート。日本からは、伊藤舞選手(大塚製薬)、福士加代子選手(ワコール)、田中智美選手(第一生命グループ)の3選手が出場しました。この日のリオデジャネイロは快晴となり、スタート時の気温は19℃ながら強い日差しが降り注ぐコンディション。レースが進むとともに気温は上がり、厳しい直射日光が体感温度をさらに高める過酷な状況となりました。 日本勢は、スタート直後は先頭集団の後方に位置しましたが、8.5kmを過ぎてペースが上がったことで遅れ、第2集団でレースを進めることに。10kmはトップ集団(34秒22秒)から7~9秒遅れて通過。その後、11kmあたりで伊藤選手が遅れてしまいましたが、福士選手が12.4kmで先頭集団に追いつき、田中選手も第2集団の先頭で前を追う展開となります。しかし、20~25kmで、福士選手・田中選手とも先頭集団のペースについていけず、大きく遅れてしまいました。福士選手の14位(2時間29分53秒)が日本人トップ、田中選手は19位(2時間31分12秒)、伊藤選手は46位(2時間37分37秒)で、それぞれレースを終えました。 メダル争いは、35km過ぎてユニスジェプキルイ・キルワ選手(バーレーン)が仕掛けたことで、これについたマレ・ディババ選手(エチオピア)とジェミマ・スムゴング選手(ケニア)に絞られ、40km以降で前に出たスムゴング選手がそのまま逃げ切り、2時間24分04秒で優勝を果たしました。

午後のセッションでは、男子走高跳予選に衛藤昂選手(AGF)が出場。また、男子100m準決勝には山縣亮太選手(SEIKO)とケンブリッジ飛鳥選手(ドーム)が決勝進出を目指して出場しました。 予選通過記録が2m31に設定され、A・Bの2組で行われた男子走高跳予選。A組に入った衛藤選手は、最初の高さである2m17を1回でクリアしましたが、2m22を越えることができず、A組18位で競技を終了しました。

男子100m準決勝は3組2着+2の進出条件で行われ、山縣選手がボルト選手と同じ2組目に、ケンブリッジ選手はジャスティン・ガトリン選手(アメリカ)と同じ3組目に入ってのレースとなりました。 山縣選手は、フライングによりスタートをやり直しての出発となるなか、予選(0.111秒)を上回るリアクションタイム(0.109秒)で飛び出し、10秒05(+0.2)の自己新記録をマークしたものの5着で決勝進出はならず。ケンブリッジ選手は課題としているスタートでまずまずの出足を見せましたが10秒17(±0、7着)にとどまりました。

(JAAFメディアチーム)

【リオ五輪2日目日本勢デイリーハイライト】

リオデジャネイロオリンピックの陸上競技2日目となる8月13日。男子は円盤投、走幅跳、10000mの決勝が、女子では100m決勝のほか七種競技の後半が行われました。また、午前セッションの最後には、大会屈指の注目種目である男子100mの予選も行われ、オリンピック3連覇を目指す世界記録保持者(9秒58)のウサイン・ボルト選手(ジャマイカ)、今季世界リスト1位(9秒80)のジャスティン・ガトリン選手(アメリカ)は、ともに危なげなく通過を果たしています。

日本勢は、まず午前セッションの女子3000mSC予選に高見澤安珠選手が出場しました。3組で行われた予選の決勝進出条件は上位3着+6。高見澤選手はスタート直後から飛びだし1000mを通過する直前まで首位をキープしましたが、その後、足が止まってしまう苦しい展開となり、17着(9分58秒59秒)でフィニッシュしました。

男子100m予選は、全8組、2着+8の準決勝進出条件で行われ、ケンブリッジ飛鳥選手、桐生祥秀選手(東洋大)、山縣亮太選手(SEIKO)が出場しました。4組目に登場したケンブリッジ選手はまずまずのスタートから終盤で順位を上げて10秒13(-0.5)を、8組目に登場した山縣選手は得意のスタートで80m付近までトップに立つ走りを見せ10秒20(-1.3)をマーク。どちらも2番手でフィニッシュして、着順での準決勝進出を果たしました。一方、ボルト選手と同じ7組目に出場した桐生選手は、中盤で抜け出すことができず10秒23(-0.4)で4着。各組3着以下の上位8名にも届かず、予選敗退となりました。 男子100mの準決勝は大会3日目(8月14日)の21時00分(日本時間では8月15日9時00分)に、決勝は同日22時25分(日本時間8月15日10時25分)にスタートします。

午後のセッションは、男子棒高跳予選と男子10000m決勝に、日本選手が出場しました。

現地時間21時25分にスタートした男子10000mには、大迫傑選手(NikeORPJT)、村山紘太選手(旭化成)、設楽悠太選手(Honda)の3名が出場。レースは、日本の実業団チームに所属するケニア人選手たちがレースをつくっていく展開となりましたが、日本選手はじりじりと差を広げられていく苦しい展開に。27分51秒94でフィニッシュした大迫選手の17位が最高位、設楽選手が28分55秒23で29位、村山選手は29分02秒51で30位にとどまりました。

用器具に不具合が生じるトラブルの影響で、予定時刻よりかなり遅れての競技開始となった男子棒高跳予選。予選通過記録は5m75に設定され、A・Bの2組に分かれて行われました。日本チーム男子主将の澤野大地選手(富士通)と荻田大樹選手(ミズノ)はA組で、山本聖途選手(トヨタ自動車)はB組で、それぞれ試技に臨みました。 最初の高さである5m30には荻田選手だけが挑戦(澤野選手と山本選手はパス)して2回目にクリア。3選手が挑んだ次の5m45は、澤野選手・荻田選手は1回で越えましたが、山本選手はこれをクリアすることができず、無念の記録なしとなってしまいました。 澤野選手は、次の5m60もクリアランスでバーに触れながらも1回でクリア。しかし、荻田選手は跳ぶことができず、この段階で決勝進出の可能性は閉ざされてしまいました。バーはさらに5m70に。澤野選手はこれを3回とも失敗しましたが、成功した選手が両組あわせて9名にとどまったため、5m60を成功した選手のなかから澤野選手を含む上位3選手が拾われ決勝出場者12名が確定しました。 オリンピックにおける澤野選手の決勝進出は2004年アテネ大会に続く2回目、世界選手権を含めると(2003年、2005年、2009年、2011年)世界大会としては6回目となります。男子棒高跳の決勝は、8月15日(大会4日目)の20時35分(日本時間8月16日8時35分)から行われます。

(JAAFメディアチーム)

【リオ五輪1日目日本勢デイリーハイライト】

8月5日に開幕したリオデジャネイロオリンピックの大会8日目となる8月12日、いよいよ陸上競技がスタートしました。大会最初の決勝種目となった女子10000mでは、エチオピアのアルマズ・アヤナ選手が従来の世界記録(29分31秒78、王軍霞、中国、1993年)を一気に14秒33も更新する29分17秒45秒の世界新記録で優勝したのを筆頭に、4位までが29分台、8位までが30分30秒を切るという五輪史上最高レベルのレースが展開されたほか、男子20km競歩と女子砲丸投の決勝が行われました。

日本チーム最初の出場となったのは、男子800mの川元奨選手(スズキ浜松AC)。予選は全7組で各組3着までとそれに続く上位3名が準決勝に進む条件でのレースとなりました。5組目に出場した川元選手は、スローな展開のなかで中盤をポケットされる形となり、うまく前に出ることができません。ラストで追い上げたものの4着でフィニッシュ。記録は3着とわずか0.01秒差の1分49秒41で、惜しくも準決勝進出を逃しました。

女子10000mには、高島由香選手(資生堂)と関根花観選手(日本郵政グループ)が出場しました。気温が上がらなかったこともあり、レースは序盤からハイペースで進み、日本勢2選手には厳しい展開に。上位争いに絡むことができず、高島選手は18位(31分36秒44)で、関根選手は20位(31分44秒44)で、それぞれフィニッシュしました。

2016年世界リストで上位3位を占めていた髙橋英輝選手(富士通)、藤澤勇選手(ALSOK)、松永大介選手(東洋大)がエントリーした男子20km競歩は、16kmを通過した周回でスパートをかけた王鎮選手(中国)がそのまま差を広げて1時間19秒14秒で優勝。これに蔡澤林選手が続き、中国勢のワン・ツーフィニッシュとなりました。日本は、松永選手が序盤からメダルを狙える位置で上位争いに挑みましたが、終盤徐々に離され、1時間20分22秒・7位でフィニッシュ。目標に掲げていたメダル獲得には届きませんでしたが、オリンピック初出場にして、この種目日本人初の入賞を達成しました。藤澤勇選手は1時間22分03秒で21位、高橋選手は1時間24分59秒で42位という結果でした。

午後のセッションでは、男子400m予選が、全7組3着+3の通過条件で行われ、第4組にウォルシュ・ジュリアン選手(東洋大)、第7組に金丸祐三選手(大塚製薬)が出場しました。ウォルシュ選手は序盤から攻めるレースを展開しましたが中盤以降で上位に絡んでいくことができず6着(46秒37)でフィニッシュ。金丸選手はアキレス腱痛の影響もあって序盤から遅れてしまい8着(48秒38)と、ともに悔しさの残る結果となってしまいました。

なお、大会初日には、女子100m予選に福島千里選手(北海道ハイテクAC)が、女子10000m決勝に鈴木亜由子選手(日本郵政グループ)が出場する予定でしたが、大会直前の段階に生じた脚の違和感(福島選手は左太もも裏、鈴木選手は左足)により出場を見合わせました。このあと福島選手は15日に予選が行われる200mに向けて、鈴木選手は16日に予選が行われる5000mに向けて、それぞれに最終調整を進めていく予定です。

(JAAFメディアチーム)

男子マラソン強化合宿 記者会見コメント

男子マラソン強化合宿 記者会見コメントはこちら

男子短距離ハードル公開練習

男子短距離ハードル公開練習の様子はこちら

男子4×400mR出場確定

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リオデジャネイロオリンピック代表発表記者会見

会見内容詳細

会見内容の詳細を掲載しました。こちら

競歩代表

競歩代表選手発表

4月18日に、東京都内で選考委員会を開き、リオデジャネイロオリンピック競歩代表を決定しました。その後、開催した記者会見で、以下の6選手を発表しました。

<男子20kmW>
  • 髙橋 英輝(たかはし・えいき) 富士通(千葉)
  • 松永 大介(まつなが・だいすけ) 東洋大学(神奈川)
  • 藤澤 勇(ふじさわ・いさむ) ALSOK(東京)
<男子50kmW>
  • 谷井 孝行(たにい・たかゆき) 自衛隊体育学校(埼玉)
  • 森岡 紘一朗(もりおか・こういちろう) 富士通(千葉)
  • 荒井 広宙(あらい・ひろおき) 自衛隊体育学校(埼玉)

◯今村部長コメント

チーム競歩としてメダル1、入賞2を目標に取り組んでいきたい。

◯選手コメント

海外だから日本だからということは関係ない。どんな強い選手が相手でも一番を取りたいという気持ちでやれば結果がついてくると思っている。(松永)

昨年の世界陸上では自分の歩きができず悔しい思いをしたが今回はいけるんじゃないかという気がしている。日本の20キロは自分が引っ張るんだという気持ちが大きい。(髙橋)

メダルを狙える位置にいるので、あとはメダルを獲る為の準備をしっかりしていきたい。本番では3時間40分のタイムを切らないといけないと思っている。(谷井)

ロンドン五輪では自己記録は出たが、結果がと出なかった悔しさがある。リオ五輪では自己記録更新を第一に考え、結果として一番良いところに辿りつきたい。(森岡)


マラソン代表

マラソン代表選手コメント

3月18日に味の素ナショナルトレーニングセンターにてマラソン代表選手の会見を開催しました。 その詳細はこちら

マラソン代表発表記者会見

会見内容詳細

会見内容の詳細を掲載しました。こちら

会見の模様

会見の模様はこちら(youtube 日本陸上競技連盟チャンネル)

会見の概要

3月17日に、東京都内で理事会を開き、リオデジャネイロオリンピック男女マラソン代表を承認。その後、開催した記者会見で、以下の6選手を発表しました。

<男子> ※左から順に、氏名、所属、選考レースの順位および記録

  • 佐々木 悟(旭化成)福岡国際マラソン3位 2時間08分56秒
  • 北島寿典(安川電機) びわ湖毎日マラソン2位 2時間09分16秒
  • 石川末廣(Honda) びわ湖毎日マラソン4位 2時間09分25秒

<女子>

  • 伊藤 舞(大塚製薬)世界選手権7位 2時間29分48秒
  • 福士加代子(ワコール)大阪国際女子マラソン1位 2時間22分17秒
  • 田中智美(第一生命)名古屋ウィメンズマラソン2位 2時間23分19秒

発表に際して尾縣貢専務理事は、「本日選出された選手たちは、オリンピック出場にトライしたすべてのランナーの代表。これからオリンピックに向けてしっかりとした準備をして、本番では持てる力を100%発揮くれるものと期待している」とコメント。また、メディアからの「チームジャパンとしての目標は?」との問いに、麻場一徳強化委員長は、「具体的に、メダルの数とか入賞とかは、もう少し先になってから皆さんにお示ししたい。ただ、(選考要項内の)編成方針にもあるように、6人ともメダルあるいは入賞を目指してこれから準備していく。我々強化委員会としては、全力でサポートしていきたい」と答えました。

 会場では、発表に続いて、伊藤舞選手と佐々木悟選手の会見も行われ、2人は「私は昨年の世界陸上で7位に入賞して、今回、最初に内定をもらっていた。早く内定をもらったことを最大限に生かして、試合当日に力一杯走れるように準備したい。今日で女子マラソンまで150日。課題であるスピードをしっかり強化していきたい」(伊藤選手)、「まだ実感は、正直なところ湧いていない。自分は目標に向かって少しずつ積み上げていくのが(性格に)合っていて、今、それを実行しているところ。課題をしっかり克服して、本番(のリオ五輪で)、いい状態でいいパフォーマンスできるよう頑張っていきたい」(佐々木選手)と、それぞれにリオデジャネイロオリンピックに向けての抱負を語りました。