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選手インタビュー (メディアチーム)

選手インタビューは競技直後の選手のコメントです。

2014年6月8日 (日)

女子100m 福島 千里(北海道ハイテクAC・北海道)2014/06/08 20:35 メディアチーム

優勝 11秒69(-0.3) 「優勝できて、とりあえずよかった。レースを振り返って、まずまずという感想。ここからかなと思っている。
今日は、身体を自分でコントロールできるようになった感じがあり、レースを楽しみにすることができた。ウォーミングアップで、(レースで)欲張ってしまいたくなるくらいのいい動きができていたので、そのぶん、レースでは力んでしまった。(土井杏南が追ってきたが)正直なところ走っているときは、土井さんへの意識は全くなかった。彼女が来るのを感じて力んだというよりは、自分自身で力んでしまったという感じだった。
ケガのせいで練習があまりできていなかったというのもあるが、そのなかでこうやって走れたことはよかったと思う。
(アジア大会については)連覇というのは優勝した人にしか与えられない機会なので、もし、選ばれたとしたら、もちろん優勝を目指したい。そのためには、もっとたくさん練習をすることと、たくさん試合に出ていくことが必要だと感じている」

男子走幅跳 嶺村 鴻汰(筑波大・長野)2014/06/08 20:05 メディアチーム

優勝 7m94(+0.6) 「今年一番目標としていた日本選手権で優勝できたことを嬉しく思う。現在、母校の高校で教育実習中。実習内ながら練習する時間をいただき、この大会にも出させてもらえた。大変ではあったが、いろいろな方々に支えられて、ここまでこられたというのが正直なところ。
この大会の前に出た関東インカレが向かい風の強い試合で、そのイメージが強く残っていたために、今日は3本目までは思うような跳躍ができていなかったのだが、そのなかでまずまずの記録を残すことができたので、後半しっかり勝負しようと考えた。後半は、その点を修正して、助走をしっかり走って踏み切るところまで自分の形にもっていくことができた。最終跳躍で自己ベストを出すこともできたし、この天気と自分のコンディションを考えると、今出せるパフォーマンスを出し切ったなという感じがしている」

男子100m 桐生 祥秀(東洋大・埼玉)2014/06/08 19:55 メディアチーム

優勝 10秒22(+0.6) 「優勝を狙っていたのでうまく行って本当によかった。優勝したのでタイムは“また今度”という感じ。今日は“優勝”というものを持ち帰りたい。来年も再来年も日本選手権に勝ちたいと思っている。ここから連覇というのをやっていきたい。
今回は優勝することを一番に考えていた。いろいろ考えてしまうと負けると思っていたので自分のレースをすることを心がけた。前半は、山縣選手(亮太、慶應義塾大)が前にいると思ったので、自分の持ち味である中盤から後半で抜こうと思っていた。それができてよかった。
この大会でアジア大会に内定したので、本番では優勝を狙って走りたい。また、7月には世界ジュニア選手権があるので、そこでしっかり走りたいと思っている。 (9秒台への期待が大きいが)9秒台を狙って走ると硬くなると自分で分かっているので、いつも通り優勝を狙って走るようにしたい。そうすればタイムはついてくると思っている」

男子5000m 佐藤 悠基(日清食品グループ・東京)2014/06/08 19:40 メディアチーム

優勝 13分40秒99 「5000mは初優勝。10000mとの2冠は初めてとなる。今日は3000(m)過ぎて余裕があったので、いつ仕掛けてもいい状態だったが、確実に勝つ方法ということで、最後まで引っ張ってもらった。昨日の10000mで後半そんなに脚を使っていなかったので、疲労は残っていなかった。2日連続で2レースだったが、疲労さえ残っていなければ勝てると考えていたし、実際に、今日も早い段階で“勝てる”と思った。ラストで村山(紘太、城西大)と競ったが、最近の自分の勝ちパターンに持ち込んだからには負けないと考えていた。最後まで自分の動きを崩すことなくしっかり走れたと思う」

男子400m 金丸 祐三(大塚製薬・徳島)2014/06/08 19:25 メディアチーム

優勝 45秒69 「調子自体はよかったので、あまり気持ちに左右されずに自分の動きたいように動いていった。前半の風が強かったので、タイム(を出すの)は厳しそうだなと感じたが、しっかりラストまで頑張ろうと思って走った。
節目の10連覇ということで、気にしないようにしても、どうしても頭の中にいろいろな思いがよぎってしまったと思う。それでもレース自体はまあ及第点という印象。ただ、2位との差が0.7秒くらいで、今回のみんなの調子なら1秒近くは離せたはずと感じるので、その0.3(秒)は自分の甘さだったなと思う。
10連覇を達成して歴史に名を刻むということは嬉しいこと。ただ、自分の目標はここではないので、まだまだ邁進し続ける必要があると感じている」

男子やり投 新井 涼平(スズキ浜松AC・静岡)2014/06/08 18:53 メディアチーム

優勝 81m97 「やっと村上さん(幸史、スズキ浜松AC)とディーン(元気、ミズノ)に勝つことができた。本当に嬉しい。全員が揃って、全員がマックスの状態で合わせてきていると思っていたので、そこで勝てたことは成果だと思う。
(5月初旬の)ゴールデングランプリで、ケガというほどまでではないが内転筋を少し痛め、それで記録が出なかったというのがあったので、そこをまず治して、しっかり技術に取り組み、日本選手権に合うように練習してきた。練習でも80mはしっかり飛んでいて、調子は決して悪くなかったので、(試合で)やるべきことができれば投げられるという自信をもって臨んでいた。
1~2投目はあまり良くなかったが、その後、コーチから“こんな情けない試合をしているんじゃない”と喝を入れられ、自分もその通りだと思ったので、イメージをしっかりつくり直して3投目に臨んだ。80m台に乗せられたのはよかったが、もう少し記録を出したかった。特に6投目は狙いすぎて悪いクセが出てしまったのでもったいなかったと思う」

女子5000m 尾西 美咲(積水化学・千葉)2014/06/08 17:30 メディアチーム

優勝 15分32秒74 「昨年は“勝っちゃった”という感じでの優勝だったが、今年は勝ちたいと思って臨んでいた。今シーズンは春先出遅れていたので不安もあったが、優勝することができて本当に嬉しい。
 外国人選手が早い段階で行ってしまったため、日本人選手はスローな展開となった。私の得意なパターンにはまってくれたという感じだったので、最後までためて、行けると思ったところで行こうと考えていた。思い通りのレースができたと思う」

男子110mH 増野 元太(国際武道大・北海道)2014/06/08 17:19 メディアチーム

優勝 13秒58(+0.4) 「この大会では、優勝も記録(13秒5台)も狙って臨んでいた。レース中はインターバルをリズムアップさせることを意識して、自分の走りに集中することを心がけた。 接戦でのフィニッシュで、勝てたかどうかわからず不安はあったが、ゴール直前でちょっと前に出たように思ったので、勝てたかなという感じはあった。 来年、ユニバーシアードと世界選手権があるので、それに出場することを目指していて、今年をいい通過点にしたいと思っている」

男子走高跳 衛藤 昂(筑波大・三重)2014/06/08 17:01 メディアチーム

優勝 2m23 「これまで3年連続2位。ずっと(自分の順位の)上に戸邉(直人、千葉陸協)や髙張さん(広海、日立ICT)がいて悔しい思いをしてきたので、この大会では、“絶対に勝つ”という強い気持ちで臨んでいた。初優勝することができて本当に嬉しい。
雨が降っていたので、慎重に慎重にと思いながら試技を進めてきた。ジャンプオフの経験は初めて。不安もあったが、しびれるような展開になったと思う」

男子400mH 岸本 鷹幸(富士通・東京)2014/06/08 16:46 メディアチーム

優勝 49秒49 「優勝できて、ホッとしたという思いでいっぱい。レースが終わったからいえることだが、2カ月前に右ハムストリングスを痛めていて、完走できるかどうかという状態だった。
 予選は、前半が全然走れず、過去最悪といえるようなレースになってしまっていたので、決勝は意識的に前半から突っ込んでいった。不安も大きかったが、自信をもって挑もうと、無理矢理自分に言い聞かせて決勝に臨んだ。そうした気持ちの部分も大きかったと思う」

女子400mH 久保倉 里美(新潟アルビレックスRC・新潟)2014/06/08 16:30 メディアチーム

優勝 56秒39 「調子自体はすごく良かったので、日本記録(55秒34)の更新を目指してレースに臨んだ。自分としてはいいレースができたと思っていたが、記録が良くなかった。55秒台は出ると思っていたので、実際の記録と自分の感じとの差が大きいと反省している。もう一度しっかり分析する必要があるなと感じている。
(ゆかりのある福島での開催について)友人などたくさんの人が会場へ足を運んで応援してくれた。また、役員の方々もよく知っている方々ばかり。福島で開催するということで、関係の方々が大会を盛り上げようと準備しているのを肌で感じてきていたので、私は選手の立場で盛り上げたいと思っていた。準備してきたものは出せたと思うが、結果(記録)に残せなかったことに悔いが残る」

男子800m 川元 奨(日本大・長野)2014/06/08 15:51 メディアチーム

優勝 1分48秒42 「いいタイムで入ったが、それ以上、上げることができなかった。2連覇はできたが、記録を狙っていたので悔しい気持ちがある。勝ちにこだわってしまったなという感じ。  今回は、最低でも大会記録(1分46秒21)は更新したいと思っていたのだが、横田さん(真人、富士通)が前に出たとき、“勝負したい”という気持ちになってしまった。1人で走っても(1分)46秒台は出していけるようでないと…と実感した」

女子800m 大森 郁香(日本大・千葉)2014/06/08 15:38 メディアチーム

優勝 2分05秒05 「(優勝した)関東インカレのときと同様に、2番手についてラスト勝負で勝とうと思っていた。600~650m付近で、余裕があるところで前に出るつもりだった。関東インカレのときは残り200mで出たが、今日はラスト150mで勝負に出た。思っていた通りの走りをすることができた。
日本選手権の出場は初めてで不安もあったが、関東インカレで優勝したことで、自信をもってレースに臨めたと思う。ただ、大会前のランキングがトップだったのでプレッシャーはあった。今はホッとしたという気持ちが大きい」

女子3000mSC 三郷 実沙希(スズキ浜松AC・静岡)2014/06/08 15:22 メディアチーム

優勝 9分49秒85 「優勝は狙っていたが、アジア大会の代表に選ばれたいという気持ちがあったので、9分50秒は切って優勝しようと思って臨んでいた。もし誰も出なかったら最初から一人でがんがん行くつもりだった。結果的に自分が思っていたレースを展開することができたと思う。
(ラストは目標記録が出るかどうかぎりぎりだったが…の問いに)タイムを気にする余裕はなく、でも、1秒でも速くゴールしようと思って最後まで必死に走った。最低限の目標は達成することができた。
日本選手権は初優勝。昨年も優勝を狙って3位に終わっていただけに、優勝できたことはすごく嬉しい」

男子砲丸投 畑瀬 聡(群馬綜合ガード・群馬)2014/06/08 15:05 メディアチーム

優勝 18m50 「優勝して嬉しいという気持ちと、記録が出なくて悔しいという気持ちの両方がある。会場があれだけ盛り上げてくれて、自分も行けると思っていたなかで、それでも記録が出せなかったことが非常に残念。
 調子は非常に良く、18m後半から19mは出せると思って臨んでいた。しかし、調子が良かったことで舞い上がって、力んで前半の投てきを失敗してしまった。“とにかく落ち着こう”と思って挑んだ後半は、力を抜いて試技することができた。後半の投げが前半でできていれば後半でもっと記録を伸ばせたはず。相変わらず試合の作り方が下手だなと反省している」

女子ハンマー投 綾 真澄(丸善工業・香川)2014/06/08 14:25 メディアチーム

優勝 61m31 「優勝したことはすごく良かったと思うが、記録が(狙っていたところへ)全然届かなかった。65m以上を投げるつもりで、動き的にも納得できる状態でこの大会に臨んでいたが、サークルが滑って、トライアルの段階から不安で思いきった投てきができずに前半を終えてしまった。61(m)じゃダメだと思って、後半は攻めたが、“行ったな”という投てきができないままに終わってしまった。滑ることを気にしてしまった時点でダメだったと思う。この記録では話にならない。自信を持って挑めるように、秋シーズンに向けてトレーニングしたい」

2014年6月7日 (土)

男子棒高跳 澤野 大地(富士通・千葉)2014/06/07 21:05 メディアチーム

優勝 5m61 「今日はすべてが良かった。ウォーミングアップの段階から調子がよく、全助走の練習が1回で決まったという感じだったので、“はまっている”状態で試合することができた。5m67に上がってから少しペースを崩してしまったが、雨の中、勝負に徹して、勝って、自分の跳躍ができたということは、すごく評価できる。何よりも10回目の優勝を達成できたことが、とても嬉しい。
直前の試合となった上海ダイヤモンドリーグのときに、身体のなかが試合続きでカスカスになっている感じをもったので、(この大会までの練習で)ちょっとしたパワーブロックを入れ、助走の最後がしっかり走りきれるようにすること、助走を安定させることを意識した。それをやっていたから今回ウォーミングアップからいい流れで行けたのだと思う。 記録は5m61にとどまったが、(気象)条件や身体の仕上がりを含めて考えるなら、今季臨んだ試合のなかで一番よい状態だったといえる。日本選手権という大きな試合に、こうやって(ピークを)合わせられたのは、今まで経験させてもらったことが、しっかり出ているのかなと思っている。
今後も(2005年にマークした5m83の)自己新を狙っていく。自分自身の助走や跳躍自体には問題がない。いい条件のなかで試合をしたい」

女子200m 福島 千里(北海道ハイテクAC・北海道)2014/06/07 20:17 メディアチーム

優勝 23秒79(+1.0) 「(優勝できて)一安心した。嬉しい。ただ、レース自体は、一気に200(m)行けなかったのなという反省はある。200mを走るのは昨日の予選と今日の決勝で、今シーズンまだ2本。今回の修正が早いうちにできるよう、次のレースをすることが必要かなと思う。
雨の中でのレースだったが、天気のことは考えてもしょうがないし、どんな状況でも走るしかないと思って臨んだ。明日の100mは、すっきりしたレース、ここ最近で一番いいレースをしたい」

男子ハンマー投 室伏 広治(ミズノ・愛知)2014/06/07 20:00 メディアチーム

優勝 73m93 「雨ということは予想されていたので、十分な準備をして臨んだ。久しぶりの試合で、若い選手と再び試合ができることを楽しんでやれたと思う。福島での開催となったが、素晴らしい試合をつくってくださって感謝している。福島や東北の方々の底力みたいなものを感じた。また、観客席から届く大きな声援に負けないよう一所懸命投げようと思った。
(今回で20連覇)私一人でできることではなく、周りの多くの方々がサポートしてくれたからこそできたこと。心から感謝したい。
(これまでの印象深い試合を挙げるとしたら…の問いに)これまでのどの試合が欠けても20連覇はできないので、どれか1つとはいえないのだが、年々(加齢によって勝つことが)難しくなっていることや、20という区切りでもあったという点で、今回の大会が一番大きな意味があったと思う。
限界は、自分が決めたところが限界。競技生活を長くすることによって、本当のスポーツの楽しみを知ることができる。それを若い選手たちに示していければいいなと思っている。 (今後については)これまでも半年区切りでどうするかを考えてきた。年齢的にみても来年どうなるかはわからないが、できる限りは頑張りたいと思っている」

男子10000m 佐藤 悠基(日清食品グループ・東京)2014/06/07 19:25 メディアチーム

優勝 28分32秒07 「今季は春先に体調を崩したり脚の状態がよくなかったりと出遅れていたが、そのなかでも試合はしっかり走ることができていたので、今大会も例年通りのコンディションで臨むことができた。
 勝つということ自体は最低限のこととして頭に入れて走った。個人的には4連覇にはこだわっていないが、負けグセはつけたくない。やるからには勝つという気持ちで挑んだ。 結局は誰かについていって最後で差して勝つというレースパターンではあったけれど、ロングスパートに対応して勝ちきったことは、自分にはプラスになったと思う。来年あたりはもっと自分で主導権を握ってレースを動かし、力で勝ちたいなと思っている」

男子200m 原 翔太(上武大・群馬)2014/06/07 19:05 メディアチーム

優勝 20秒62(+0.9) 「(優勝したことを)自分でもびっくりしている。こういうトップ選手のなかで走れたということで自信になった。勝つことができた要因は、レースを誰よりも楽しんでいたことなのではないかと思う。レース前から楽しみで、いいリラックスのなかで走ることができた。
 自分は後半が持ち味なのだが、前半からの加速で、前とあまり離れずに後半に行くことができた。そこから後半伸びたのもよかったのだと思う。
(200mの決勝前に実施した)100mでも予選を突破して、明日の準決勝に進むことができたので、気持ちを切り替えて明日に備えたい」

女子走幅跳 五十嵐 麻央(福島大・福島)2014/06/07 18:50 メディアチーム

優勝 6m19(+2.9) 「今回が初優勝。正直なところ表彰台に乗れたらいいなと思っていたので、この結果にはびっくりしているが、優勝できて本当に嬉しい。
(6m19という優勝記録については)まだまだ行けたかなという気持ちもあるが、今シーズンのこれまでの結果から見ると、今日が一番いい試合ができたかなと思う。昨年マークしたベスト記録(6m32)は更新できなかったが、去年の自分を超えたいと思ってずっとやっていたので、今日の結果が何かのきっかけになればいいと思う。
地元での開催で、拍手が大きかったりして、自分を応援してくれる人が多いんだなというのを感じつつ、いつもの通りやろうと意識して臨んだ。大学日本一を決める大会もこれからあるので、まずはそれに向かって取り組んでいきたい」

女子100mH 木村 文子(エディオン・広島)2014/06/07 17:00 メディアチーム

優勝 13秒34(+1.6) 「今日は優勝することが最低条件だと思っていたので、自分のレースをしっかりすることを心がけた。本当はもっとタイムを狙いたかったが、このコンディションのなかでタイムが出せるかどうかも、自分の状態を知ることになったと思う。
(昨年、秋の全日本実業団のレースで転倒して大きなケガをしたが)今までに経験したことのないケガだったので、どう回復させていけばいいのかがイメージできなかったことが一番不安だった。いつ競技復帰できるかわからない状態のなか1つ1つ積み重ねてきたという感じ。今回のレースで、これまでやってきたことに間違いはなかったことがわかったので、これからも1つ1つ積み重ねていきたい」

女子400m 松本 奈菜子(浜松市立高・静岡)2014/06/07 16:40 メディアチーム

優勝 54秒00 「優勝できたことは嬉しいが、昨日出したベスト(53秒67)を決勝でも更新したかったので、それができなかったことは悔しく思う。
(ラストで同じ高校生の青山聖佳との競り合いになったが)ラストで競って負けるのは悔いが残るレースになると思ったので最後まで走り抜けた。
(今後の目標となるのは)8月のインターハイ。高校最後の大きな大会となるので、そこで今日のように走れたらいいと思う」

男子三段跳 石川 和義(ライフメッセージ・長野)2014/06/07 16:20 メディアチーム

優勝 16m32(+2.7) 「1回目からトップに立ったが、どの選手も雨のせいで身体が冷えて、記録が伸ばせていないようにみえた。1回目の跳躍でまだ記録を伸ばせる感じがあったし、前半を終えたところで首位のままだったので、“もしかしたら勝てるかもしれない”と思った。
日本選手権の出場は2年ぶり。優勝は6年ぶりとなる(2005年、2008年)。現在は、長野吉田高校の教員をやっていて、自身の競技よりは指導をメインにしている。練習は毎日生徒の指導を終えてから20~30分やる程度、試合自体も今季1戦目。それなのに勝ってしまって、なんかちょっと申し訳ないような気持ちもある。
 この大会には、自分が出たら生徒たちが喜ぶかなと思って出場を決めた。2週間後に地区大会を控えた陸上部の生徒たちに、いい刺激となってくれればいいなと思う」

男子1500m 田中 佳祐(富士通・千葉)2014/06/07 16:00 メディアチーム

優勝 3分43秒77 「ラスト勝負になると思っていた。出場選手の力が拮抗しているので、ラストに備えることを意識して臨んだ。途中からロングスパートしてくる選手がいるので、レース序盤は2~3番手につくつもりだったが、位置どりに失敗して後方で走ることになってしまった。それでも落ち着いて前を追っていくことができたと思う。予定ではラスト100mで前に出るつもりだったが、4~5人は残っているだろうと考えていた先頭(の人数)が思ったよりも絞れていたので、残り200m地点でスパートした。今回は記録よりは優勝することが目標だったけれど、結果的に記録もまずまずだったなと思う。
 優勝は2回目。2年前は“優勝しちゃった”という印象だったが、今回は優勝を狙って臨んでの結果だけに、とても嬉しい」

女子1500m 陣内 綾子(九電工・福岡)2014/06/07 15:50 メディアチーム

優勝 4分17秒12 「今日はコーチからラスト500mからしっかり上げていくレースをするように言われていたので、それを意識して走った。(レース序盤から先頭に立つレースになったが)おそらく自分でレースをつくることになるだろうなと思って臨んでいた。
(グラウンド)コンディション的にいいとはいえないなかではあったが、もうちょっといいタイム…できれば去年の日本選手権の記録(4分16秒17)を上回るタイムを出したかったが、少し足りなかった」

女子砲丸投 横溝 千明(埼玉陸協・埼玉)2014/06/07 15:00 メディアチーム

優勝 15m22 「3回の投てきが終了した時点で8位。試技順1番で後半に臨むことになったので、“拾われた命なので全力で投げよう”と、4~6回目はファウルしてもいいくらいの気持ちで思いきって投げた。(優勝記録をマークした)5回目は、身体が少し使えた程度で、まだまだ消化不良の面はあるものの、思いきり投げることはできた。もう少し早くこの投てきができていたらという思いはある。
 今回は16m30を目標に挑んでいた。職場の理解もあって、調整が順調にでき、ウォーミングアップでも非常に身体が軽かったので、行けるんじゃないかと思っていた。
 日本選手権は今回が初優勝。今年で社会人6年目となるが、1~2年目は予選落ちということもあった。学生時代もインカレで勝ったことはなかったので、“やっと日本で一番になれた”と、とても嬉しく思っている」

男子円盤投 堤 雄司(群馬綜合ガード・群馬)2014/06/07 14:10 メディアチーム

優勝 58m44 「競技を中断するほどの雨というのはあまりないことだが、(悪天候で)難しいコンディションになるのはわかっていたし、勝つことはできると思っていた。今回は記録だけを狙って臨んでいたので、目指していた60m、62mを出すことができなかったのは残念に思っている。
競技が中断したことで気持ちを切らさずに、その間、技術のイメージ練習を重ねて再開に備えた。そこが後半の試技にうまくつながったと思う。5回目で良い感触の投げができたので、少し修正して最終投てきを迎えた。(優勝記録となった)6回目は、納得のいく投げができたと思う」

2014年6月6日 (金)

女子やり投 海老原 有希(スズキ浜松AC・静岡)2014/06/06 19:50 メディアチーム

優勝 57m77 「勝つことができたのはよかったが、情けない試合になってしまった。左足首に不安はあったが、織田記念やゴールデングランプリのときのような痛みはなかった。もうちょっと怖がらずにブロックを決められればよかったのだが、1投目でタータンを弾くような感じになって転んでしまったことで、もうちょっと抑えていったほうがいいかもという思いと、しっかりスピードに乗った投てきがしたいという思いが交錯し、その状態で前半の投てきをやってしまった。やりのグリップをあまり濡らさない状態で投げることができていただけに、そこがもったいなかったと思う。
(後半の試技に入る前、コーチから“スピードを抑えていいから、しっかり止まれ”と言われたので、4投目はそれを試した。しかし、記録がもう少し欲しいという思いもあったので、力任せになってしまった感がある。
日本選手権で60mを投げるというのは別格の意味があるので、今回はちゃんと投げたいなと思っていた。6投目もポイントだけ絞って狙いにいったのだが、ちょっとずれてしまったので“きついかな”と思った。
 まずは身体を万全にして、いつものダイナミックな投げができるよう、後半のシーズンに向けて、しっかりとつくっていきたい」

女子10000m 西原 加純(ヤマダ電機・群馬)2014/06/06 19:15 メディアチーム

優勝 32分37秒23 「スローペースで、自分が思っていた展開はできなかったが、優勝できたのでよかった。今年は春先からいい流れで来ていて、(自分の力が)勝てるレベルに来たのかなと思っていたので、この大会の優勝は狙っていた。
途中でペースを上げようと前に出たが、なかなか上がらず、しんどかったので、最後までつかせてもらう展開に変えた。ラスト勝負では勝てると思っていた。ラストは、ほぼ思った通りの走りができたと思う。 (ラストの直線でチームメイトの竹地志帆が追い上げてくるのを)場内の大画面を見て、“これで後輩に負けたら、他の人に負けるより悔しい”と思ったので、最後は手足がしびれていたが頑張った

(第一人者だった新谷仁美が引退して、新たなエースの誕生を期待された大会での優勝だが…の問いに)まだ自分には新谷さんのような力はない。今回も後ろにつかせてもらって、最後で勝たせてもらったレースなので、まだまだ。これから頑張っていきたい。
社会人になって以降、調子が上がらず満足のいくレースをできない時期があったが、今年は自分でも手応えのあるレースをいくつかできていて、やっとここまで来られたという思いがある」

女子棒高跳 濵名 愛(しきしま倶楽部・群馬)2014/06/06 18:13 メディアチーム

優勝 4m09 「3週間前の釜山国際棒高跳で4m20の自己新を跳ぶことができたので、この大会では4m30を目標にしていた。雨や悪天候での試合は慣れているので、しっかりと準備はしてきたが、晴れたなかで気持ちよく跳びたかったなという気持ちはある。
普段は3m80のあとに3m90を入れて(試技を)刻むのだが、雨が降っていたのでパスして4m00に挑んだ。強気で行ったのが正解だったと思う。
日本選手権の優勝は初めて。勝てるとは思っていなかったので、嬉しさとともに少しびっくりしている。年齢的なこともあり毎年“今回が最後だな”と思いながら挑んできていたが、これでもっと(競技を)続けたくなった」

女子走高跳 渡邉 有希(ミライトテクノ・大阪)2014/06/06 16:55 メディアチーム

優勝 1m75 「調子はいいものがあったので、記録を狙っていきたいと思っていた。やっとこの花束(優勝者へ贈られる花束)をもらうことができたと嬉しく思うと同時に、記録を出せなかった自分に対して、まだまだやれることはあるなと感じている。
 今年から実業団チームの所属となり、また3月に結婚もした。このことによって精神的に安定し、集中して競技に臨むことができるようになっている。トレーニングも身になってきていると感じているので、学生のころにマークしたベスト記録(1m82)を更新していきたい」

男子3000mSC 篠藤 淳(山陽特殊製鋼・兵庫)2014/06/06 16:10 メディアチーム

優勝 8分35秒43 「記録よりも記憶に残るレースをするつもりだった。自分ではできたのではないかと思う。後ろから徐々に上げていくレース展開を考えていた。中盤付近で前との差が開きすぎてしまったので少し焦ったが、トータルでみたらほぼ思い通りのレースをすることができた。優勝を確信したのはラスト50m。後ろとの差が離れていたので、“これは勝った”と思った。
7月にヨーロッパ遠征を予定している。記録はそこで狙っていきたい」

女子三段跳 吉田 麻佑(歩アスレチックス・岐阜)2014/06/06 15:15 メディアチーム

優勝 13m03(+0.2) 「(学生個人選手権優勝の経験はあるが)初めてのタイトル、それが日本選手権ということで、まだ信じられない気持ちでいっぱい。
昨年は4月に腰を痛めて8月まで跳ぶことができず、日本選手権もスタンドで応援した。その後、なんでそうなったのかを考えて、フィジカルの先生についてトレーニングをしてきたのだが、それが少し形になったかなと思う。
 今日は、ファウルだったが1回目から13mを越えていて、悪くはないと思っていた。5回目でファウルながら、しっかりと跳んでいく感覚がつかめたので、6回目はスタート位置を下げて臨んだ。“跳んでやろう”というよりは“自分の力を出したい”という気持ちだった。13m30~40を跳べたらいいなと思っていたので、決していい跳躍ではなかったが、こういう舞台(の最終跳躍)で、きちんと跳べたことはよかったと思う」

女子円盤投 東海 茉莉花(I most・富山)2014/06/06 14:20 メディアチーム

優勝 51m28 「(優勝は)信じられないという気持ち。優勝は狙っていたが、アップの時も(投てき)距離が出ず、“大丈夫かな”と思って臨んでいた。とりあえずスピードを上げていかないと飛ばないと思い、最後の3回は無難に投げるのではなく、スピードを上げて円盤を振り切ろうと考え、思いきって投げた。
 51m28は自己新。今回は52mを目標にしていたので、少し足りないが、円盤に素直に力を加えることができたと思う。富山県記録が55m28なので、今後の目標としては、この記録を投げてみたいという気持ちがある」

2014年6月5日 (木)

 福島での日本選手権に先駆けて5月31日~6月1日、長野県・長野市営陸上競技場において、混成競技の日本選手権が開催されました。男子十種競技は、4月に8143点をマークして自身の日本記録を更新していた右代啓祐(スズキ浜松AC)が、今季世界2位となる8308点の好記録を叩きだし、さらに日本記録を塗り替え5連覇を達成。女子七種競技は、社会人1年目の桐山智衣(モンテローザ)が5500点(追い風参考記録)で2年連続3回目の優勝を果たしています。

男子十種競技 右代啓祐(スズキ浜松AC・静岡)2014/06/05 20:00 メディアチーム

優勝 8308点 =日本新「8300点台は、できればもう少し早い段階で出しておきたい記録だった。今回、上回ることができて本当に嬉しい。(達成できるかどうかは最終種目次第となったので)1500mは、“何がなんでも8300点を出す”と必死で走った。ラスト50m地点でやっと(8300点に台に乗せられたと)確信ですることができた。
 今年は、春から思い通りに自己ベストを出すことができ、思った通りに身体を動かすことができている。昨年から取り入れてきたトレーニングがようやく実を結んできたのだと考えている。それでも今大会では1日目に取りこぼし(100m、走幅跳)があったし、まだまだ自分の身体のことを知り尽くせていない面もある。特に100m、400m、110mHは伸びしろがあると思っている。将来的に、世界選手権やオリンピックで入賞、メダル獲得を果たせるように、1年1年を大事に過ごしていきたい」

女子七種競技 桐山智衣(モンテローザ・東京)2014/06/05 20:00 メディアチーム

優勝 5500点「日本選手権は3回目(2011年、2013年)の優勝だが、2012年に勝てなかったことで連覇の大変さや価値の大きさを実感していただけに、今回はどうしても勝ちたいと思っていた。達成できて嬉しい。目標にしていた5600点には届かなかったが、5500点台は自身2回目。社会人としてよいスタートが切れたのではないかと思う。
(社会人となり所属が変わった)今年は、5月初めにチームで合宿を行った。各種目のスペシャリストに専門技術を教えてもらったほか、“いかに各種目で全力を爆発的に出すか”という新たな課題に取り組んだことで、今までとは違う考え方で競技に臨めるようになった。もちろん、それができたのは中京大時代からのベースがあったからこそ。これからも並行して取り組み、もっと七種競技が注目してもらえるような結果を出していきたい」

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