100th JAPAN NATIONAL CHAMPIONSHIPS

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NEWS 2016.06.10

明日から日本選手権混成、中村、桐山、 ヘンプヒルが抱負を語る!

 

6月11~12日に開催を控えた第100回日本選手権混成競技の前日会見が10日夕刻、長野市内のホテルで行われ、中村明彦選手(スズキ浜松AC)、ヘンプヒル恵選手(中央大)、桐山智衣選手(モンテローザ)の3選手が登壇し、現在の状態や大会に向けての抱負を語りました。

 

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日本歴代2位である8043点(2015年)の自己記録を持つ中村選手は、「とにかく8100点を取って、オリンピックの参加標準記録を突破すること、これが一番大きな目標」と切り出しました。7929点にとどまった4月の日本選抜混成和歌山大会のころよりも、状態は一段階上げてこられているとのこと。「持ち記録からすると、8100点は出せてもおかしくないし、そういう力は持っていると思う。今までメンタルの部分や一枚殻を破れなかったことが多かったので、今回こそしっかりと殻を破りたい。選考会で(五輪標準記録の)8100点を取って、オリンピックに行きたい」と力強く話しました。

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前回の七種競技覇者で、4月の日本選抜和歌山大会では5730点の日本学生新記録(当時)を樹立しているヘンプヒル選手は、「リオ(五輪)の最終予選ということで、(参加標準記録の)6200点を目標にして、最低でも日本記録(5962点=中田有紀、2004年)を出したい」と高い目標を掲げていることを明かしました。「6000点を目指すためには、ほとんど全部自己ベストを更新しないとならないが、気負わずに行きたい。(1日目の第1種目である)ハードルは得意としている種目。そこで出だしよくスタートしたい。(2日目最初の種目となる)走幅跳も調子が上がってきているので、2日目も(走幅跳で)1日目のいい流れに乗っていきたい」と意気込みを語りました。

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「今回の目標は、簡単にいえば自己ベスト。もうそれしかない。もちろん日本一になりたいという思いはあるが、そのためにも自己ベストを出さないと話にならない。7種目全部で自己ベストを出したい」と話したのは、七種競技で、この大会で3度の優勝経験(第95回、第97回、第98回)を持つ桐山選手。2013年にマークした自己記録5564点の更新に向けて強い意欲を見せました。「最近のなかでも一番しっかり身体を動かせているので、各種目でしっかり頭も使いながら、私らしいパフォーマンス、勢いのある競技をしていきたいし、その準備はできている。明日から2日間、がむしゃらにやり抜きたい」と話していました。

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なお、当初会見に出席の予定だった十種競技日本記録保持者(8308点、2014年)の右代啓祐選手(スズキ浜松AC)は、6月4日に棒高跳の練習中、ポールが折れて左手親指を骨折するとともに左膝に裂傷を負い、その治療のために会見を欠席しました。会見場ではその経緯が説明されたほか、日本選手権には出場の予定であることが報告されました。

 

大会は、併催される混成競技の日本ジュニア選手権とともに、長野市営陸上競技場において行われます。初日の11日は、午前10時より十種競技第1種目の100mが、七種競技は10時30分より第1種目の100mHが、それぞれスタートします。

 

(文:児玉育美/JAAFメディアチーム)
 

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第100回日本陸上競技選手権大会は6月24日~26日の3日間、名古屋市パロマ瑞穂スタジアムで開催。

リオデジャネイロ五輪代表選手選考競技会を兼ねた本大会をぜひスタジアムでご覧ください!

 

<第100回日本陸上競技選手権大会チケット情報>  #100日本陸上

http://www.jaaf.or.jp/jch/100/ticket.html