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競技運営委員会競技部会

記録公認申請の方法

記録公認申請の方法 国内で行なわれる各種競技会の記録公認は、原則として日本陸上競技連盟が行う。従って、加盟団体、協力団体が主催する競技会の記録は、本連盟に対して公認申請をする必要がある。また、本連盟はすべての記録を保管する義務を有するので、本連盟が主催する競技会および日本実業団陸上競技連合ならびに日本学生陸上競技連合が主催する競技会のように即時公認記録となる場合でも、公認申請は特に必要ないが、いずれも主管となる加盟団体、協力団体は、すべての記録を競技会終了後速やかに本連盟へ提出しなければならない。

1.記録公認の申請

(1) 加盟団体、協力団体等が主催する場合
競技会終了後速やかに、競技会記録公認申請書及び正誤訂正済みのプログラム等を添えて陸連競技運営委員「競技部分室」に申請する。

  1. 提出書類(トラック&フィールド)
競技会で行なった種目により(a),(b)及び(c)~(h)の必要な記録表を添付して申請する。なお、記録表等は、陸連システム及びパソコン等で印刷したものでもかまわない。

(a)競技会記録公認申請書(陸連No.28,29)
(b) プログラム(正誤修正済み)
(c)トラック競技(予選・準決勝・決勝)記録表(陸連No.11)
(d)リレー種目 (予選・準決勝・決勝)記録表(陸連No.12)
(e)走高跳・棒高跳記録表(陸連No.13)
(f)走幅跳・三段跳記録表(陸連No.14)
(g)投てき種目記録表
   砲丸投・円盤投・ハンマー投・やり投 (陸連No.16)
(h)混成競技記録得点表 (陸連No.15)

  2. 提出書類(道路競技)
マラソン・競歩競技など各種ロードレース等については、公認コース等条件を満たしたもの。

(a)競技会記録公認申請書(陸連No.28,29)
(b) プログラム(正誤修正済み)
(c)道路競技成績記録表 (陸連No.10)

  3. 提出先
日本陸連 競技運営委員会競技部

(2) 公認申請の際の留意点

  1. 記録用紙は本連盟が定めている様式を参考にする。(規則第132条[注]を参照)
  2. 出場した競技者の登記登録陸協が複数の都道府県にまたがる場合は,所属欄に登録陸協名を記入する。
大学生のほとんどが出身高校の所在する都道府県に登記しているので,必ず記入すること。また,社会人でも同じ会社名でありながら,登録陸協の異なる場合があるので注意する。
  3. 風の関係する種目の「風力」や,2日以上に渡る競技会では各種目の実施日等の記入を忘れないこと。
  4. ジュニアやユース対象(高校・中学を含む)の競技会では,ハードルの高さや投てき物の重さを記入する。
  5. 外国で出された記録に関しては,本人またはその所属するチーム担当者が当該種目の記録表または写しを提出する。

2.日本新(タイ)記録の申請

記録公認申請と同様、陸連主催大会では、新(タイ)記録は即時に公認される。加盟団体、協力団体等が主催する大会で、日本記録と同じか上回る記録が出た場合は、トラック&フィールド及び道路競技は日本陸上競技連盟新(タイ)記録申請書(陸連No.30)また、混成競技は申請書(陸連No.31)で申請する。

(1) 日本陸上競技連盟が主催する競技会,日本実業団陸上競技連合並びに日本学生陸上競技連合の主催する競技会の場合。

  1. 本連盟が主催の場合、即時公認となる記録の取扱いは次の通りとする。

(a)同じラウンドでは,従来の記録を基準としてそれと同じか上回るすべての記録が日本記録となる。
(b) 前のラウンドで新たに複数の日本記録が出た場合は,その記録の中で最高のものが日本記録と
    なるので、次のラウンドではその記録と同じか上回った記録のみが日本記録となる。
    この場合のラウンドとはトラック,フィールド共に,予選・決勝などの各々をさす。

  2. 実業団,学連はその主催する競技会で日本記録が出た時は直ちに本連盟に通知し,その後速やかに必要書類(下記(2)と同じ)を提出する。

(2) 前記(1)以外の競技会の場合。

  1. 競技会終了後当該加盟団体が速やかに下記の書類を添付して,本連盟に日本記録公認を申請する。(規則260条日本記録の項を参照)
・日本陸上競技連盟新(タイ)記録申請書
・競技会プログラム(訂正済みのもの)
・当該種目の全記録表(予選から決勝までの全記録)
・トラック競技で写真判定装置が使用された場合は,その判定写真。

  2. 国外の競技会の場合は,本人またはその所属するチーム担当者が当該種目の記録表または写しと,主催者発行の記録証明書を提出する。

(3) 提出先

日本陸上競技連盟 競技運営委員会 競技部

(4) 申請の際の留意点

  1. 競技会時の最新の日本記録を基準に,この記録と同じか上回った記録すべてを日本記録として申請する。
  2. 同じ競技会で同一人が同種目で複数回樹立した場合もラウンドが異なっていればすべて申請する。
  3. ジュニア新記録申請については,競技者の生年月日を必ず記入すること。
(規則260条世界記録の細則⑳を参照)
  4. 400mまでの日本記録は本連盟承認の写真判定装置によって記録された時間だけが申請できる。(規則第260条世界記録の細則22を参照)

3.申請の流れ

記録公認申請・日本新(タイ)記録申請の方法は、以下(1)(2)のように大会主管団体により異なるので注意を要する。おのおの競技会終了後、速やかに送付すること。

(1) 47加盟団体・協力団体
記録公認申請書は、大会を主管した団体が記録公認申請書3通作成して1通は控え残り2通は、日本陸連に1通と都道府県陸協に1通提出すること。


(2) 日本学生陸上競技連合
日本学生陸上競技連合(以下日本学連という)加盟校競技者は、出身高等学校所在地の都道府県陸協、大学所在地の都道府県陸協または、競技者の居住地の都道府県陸協に登記する3つの方法があることから各種大会を主催した大学は記録公認用申請書を必要部数作成して1通は控え、残りを地区学連に提出する。地区学連は、日本学連に1部提出する。
また、学生が登記する都道府県陸協に登記競技者分を提出する。