100th JAPAN NATIONAL CHAMPIONSHIPS

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NEWS 2016.06.08

金子宗弘が語る、オリンピック出場への挑戦 (混成レジェンド対談より)

第100回日本陸上競技選手権大会<混成競技>まで、あと3日。

 

4月某日、十種競技において日本選手権を優勝し、そして連覇を遂げた経験のある6人のレジェンドが一堂に会し対談が行われました。
その中の一部を抜粋してお届けします。

 

~金子宗弘が語る、オリンピック出場への挑戦~
20160608_金子宗弘_第79回優勝
※写真は第79回大会のもの(1995年)
世界選手権はいつも標準記録を突破できたのですが、オリンピックはダメでした。惜しかったのはアトランタ五輪のあった96年です。4月の群馬リレーカーニバルで7960点を取ったのですが、110mHが追い風4.1mで参考記録となってしまいました(当時のルールでは追い風4.0mまでなら総合得点は公認された)。6月の日本選手権がラストチャンスで、8000点を超える手応えも十分ありました。それが気負いもあっていまひとつの種目が続いてしまい、棒高跳で勝負に出たんです。5m00をパスして5m10に挑戦し、ほとんど越えていたのですが胸がかすってクリアできませんでした。

 

20160608_konsei1
※写真は第80回大会のもの(1996年)
練習はできていたので秋に再度8000点を狙っていたのですが、棒高跳の練習中にマットの外に落ちてしまい、内側靱帯を痛めて、そこから体力が一気に落ちてしまいました。練習で追い込んで自信を得ていた部分もあったのですが、それができなくなってしまった。翌97年の日本選手権では消極的な気持ちで臨んでしまい、現在タレントとして活躍している武井壮君に負けてしまいました。何が何でも負けないぞ、という気魄に欠けていたように思います。
この対談の模様は、第100回日本陸上競技選手権大会<混成競技>プログラムに掲載されます。
20160608_konsei2
※左から、金子宗弘、古城健、尾縣貢、小林敬和、松田克彦、田中宏昌

 

 

第100回日本陸上競技選手権大会<混成競技>は、6月11日、12日長野市営陸上競技場で開催!
キング・オブ・アスリート、クイーン・オブ・アスリートの称号は誰の手に!?
リオ五輪代表選手選考競技会も兼ねておりますので、アスリートたちへの応援よろしくお願いします。

http://www.jaaf.or.jp/jch/100/konsei.html