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リオデジャネイロオリンピック男子短距離ハードル公開練習


 

リオデジャネイロオリンピック日本代表の男子短距離・ハードルブロックの強化合宿が、7月22日から山梨県富士吉田市において行われていますが、7月25日、富士北麓公園陸上競技場においてメディアに向けて練習を公開しました。
練習に参加したのは男子短距離で代表に決定済みの桐生祥秀選手(東洋大学)、ケンブリッジ飛鳥選手(ドーム)、山縣亮太選手(SEIKO)、飯塚翔太選手(ミズノ)、髙瀬慧選手(富士通)、藤光謙司選手(ゼンリン)、ウォルシュ・ジュリアン選手(東洋大学)、金丸祐三選手(大塚製薬)、ハードル代表に決定している矢澤航選手(デサント)、野澤啓佑選手(ミズノ)、松下祐樹選手(ミズノ)のほか、ロシアのドーピング問題に関して国際オリンピック委員会(IOC)による最終判断待ちとなっていた男子4×400mリレーの代表候補である加藤修也選手(早稲田大学)、北川貴理選手(順天堂大学)、田村朋也選手(住友電工)、佐藤拳太郎選手(城西大学)の15名。トレーニングが始まって1時間ほど経った午前11時過ぎには、男子4×400mリレーのリオデジャネイロ五輪出場が決定したという朗報がアナウンスされる一幕もあるなかで行われました。
桐生選手、ケンブリッジ選手、山縣選手、飯塚選手、髙瀬選手は、バトンパス練習を中心としたトレーニングを実施。日本選手権でのケガからの回復途上にある藤光選手は、バトンパス練習には加わりませんでしたが、スパイクを履いての走練習を行い、順調に回復している様子を窺わせました。
また、110mハードル代表の矢澤選手は、ハードル7台分のうち5台目を抜いたスピードレベルの高いハードル走練習を実施、1本1本集中して行っている様子が印象的でした。400mハードル代表の野澤選手は、後半のスピードアップを意識した60mのビルドアップ走を行ったあとウエイトトレーニングに取り組んでいました。
ウォルシュ選手、金丸選手、400mハードルの松下選手と、この日、晴れて五輪代表選手となった4×400mリレーメンバーの4選手は、35~36秒前後の設定タイムで300m走2本を2セット実施。バトンを持って走り、フィニッシュ間際のところでバトンパスを行うなど、実戦を意識したトレーニングを行いました。
この代表合宿は、7月28日まで行われます。

 

【代表選手コメント】
■桐生祥秀選手(東洋大学)
「ヨーロッパ遠征の疲れは特にない。帰国後は時差ボケもなく、合宿に入ることができている。リレーは3走か4走の想定で練習しているが、どちらも任されてもいい走りができると思っている。バトンをしっかり繋いで、みんなが自己ベストに近いところで走れば記録は出ると思う。メダルが見えているので楽しみ。本番までには、全体的な流れとして、もうワンランク、スピードを上げていきたい。ヨーロッパ遠征で、(スタートから)身体が起こしていくタイミングなど、しっくりくるところがだんだん分かってきたので、そこを伸ばせるのではないかと思っている。」

■ケンブリッジ飛鳥選手(ドーム)
「ヨーロッパ転戦からも日が経っているので、この合宿には疲れもとれて問題なく入れている。代表合宿は、みんなのレベルが高いので、質の高い練習ができてとてもいい。この合宿では、スタートの部分…一番苦手な20mから40mくらいまでのところを、うまくスピードに乗せていけるようになることを課題として取り組んでいる。(今日のバトンパスはアンカーを想定した練習だったが…との問いに)責任重大ですね。頑張ります。アンカーというポジションは、バトンをもらうだけ、あとは自分が走るだけなので、やりやすいと思っている。本番に向けては「予選からしっかり走らないと」という思いが強い。そこに向けていろいろとイメージしていることはあるが、具体的なことはナイショで(笑)。」

■山縣亮太選手(SEIKO)
「日本選手権後は、海外で1試合入れたいという思いはあったが、日本選手権で少し疲れが見えたので、ここでしっかり練習を積んでおくべきという考えで、身体をつくり直すべくトレーニングしてきた。トレーニングという意味では4年前(のロンドン五輪)とは状況が違っているが、4年前に“よかったのだろうな”と思われたことはいくつかあったので、そのへんをしっかり踏まえてやっていけば、(本番には)心技体のすべてで良いコンディションにもっていけるのではないかと思っている。(リレーでは1走を任せてもらえそうな状況だが…との問いに)日本選手権でああいうレースをすると「スタートは(山縣で)」というところがあるのかもしれない。自分自身も、すでに経験しているということもあり1走が落ち着く。加速つきで強い選手がほかにもいるので、そういう人たちに安心して渡したいという思いもある。自分としては1走はやりやすいポジションだと思っている。」

■飯塚翔太選手(ミズノ)
「ヨーロッパ遠征の疲労はたまっているが、涼しくて気候もよく、しかも宿舎も温泉もいいので、疲労を抜くのにもってこいの合宿。しかし、バトン練習があるので、刺激を入れるところはしっかり入れて取り組んでいる。(2走を想定したバトン練習だったが…との問いに)世界大会で2走は初めて。重要な区間なので、どれだけ走れるかが楽しみである。2走の場合は(3走に)渡さなければならないので、バトンを渡すまでの120mくらいを、ちゃんと走り切らなくてはならない。そのためにスタートのところで、うまくスピードを上げていくことを意識している。ヨーロッパ遠征では、一番レベルの高い試合だったダイヤモンドリーグで、(一緒に走ったトップ選手たちと)“あ、意外と距離が近いな”と感じた。それがけっこう自信になったのと、“あのメンバーと戦っていく”という気持ちのようなものがつくられたと思う。改善点は、コーナーの抜けの部分。モナコ(ダイヤモンドリーグ)でもコーナーの手前まではいい感じで行っていたが、抜けのところで(外に)膨らんでしまったので、あそこでうまく直線に入ることができれば面白いと思う。あとは、(五輪期間中の)日程がきついので、練習の質を上げる必要があること。高いスピードの練習を増やして、タフな身体にしておきたい。」
 


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(文:児玉育美/JAAFメディアチーム)