写真:アフロスポーツ
2024年3月10日(日)「ジャパンマラソンチャンピオンシップ(JMC)シリーズ」 GS「名古屋ウィメンズマラソン2024」がMGCファイナルチャレンジ/女子最終戦として開催されました。パリ2024オリンピック競技大会出場権獲得には届きませんでしたが2時間21分18秒の自己新記録で優勝した安藤友香(ワコール)のコメントをお届けします。
安藤友香(ワコール)コメント
2時間21分18秒 優勝
7年越しに自分の記録を更新できたこと、そして優勝という形で終えることができたことを素直にうれしく思います。パリ五輪の切符を獲得することは出来ませんでしたが、ここまで支えてくださった方々に、優勝して感謝の気持ちを伝えたかったので、それを叶えることが出来て本当に良かったです。良いタイムではなかったですが、初めて(マラソンを)走った名古屋で出した記録を、同じ名古屋で塗り替えられたということは、自分のなかで一歩進めたという気持ちがありました。やっと一つ時計を動かすことが出来たので、今日を新たなスタートとして、また頑張りたいと思います。
(25~30kmあたりで)先頭から離されたときは、苦しくて足が前に出ませんでした。目標としている記録(2時間18分59秒)にも届かないだろうと思いましたが、前だけを見て、これ以上離されないようにと思って走っていました。向い風など気象条件も厳しいところでしたが、加世田(梨花、ダイハツ)選手がいてくれたので、苦しいのはお互いに同じだと思い、一緒に前だけを見て頑張ろうと思うことが出来ました。
過去の自分のマラソンを振り返っても、苦しくなって離れたときに諦めてしまったり、レースを投げ出してしまう弱さがありました。今回のマラソンは、たとえ離れてしまっても、前だけを見て諦めないということを考えていました。
ユニスチェビチー・チュンバ(バーレーン)選手の姿が少しずつ大きくなっていることは感じていて、何が起きるか分からないから、絶対に諦めたくない、優勝したいという気持ちで走っていました。(39km付近で)追いついたときは、チュンバ選手も強いので、どこで仕掛けられるかという怖さもあったのですが、ここまで来たら後悔したくないという思いで(41km過ぎに)前に出ました。
今日のレースは課題もありますが、良かった点もあり、今できる走りはやり切れたと思っています。この経験を生かしてまた頑張ろうと思っているので、収穫のあったレースだと思っています。
今後のことは、またコーチと相談して決めたいと思います。前田(穂南、天満屋)選手の記録は素晴らしい記録ですし、簡単に超えられるものではないと思いますが、(日本記録更新の)可能性はあると思っています。そこに挑戦することが大事だと考えていますので、一つの目標値として、これからも挑戦していきたいと思います。
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