2024.03.07(木)大会

【第107回日本選手権・20km競歩】「歩くひと・支えるひと・見るひと」がひとつになる大会の裏側とは?



2月18日(日)に兵庫県神戸市・六甲アイランドにて第107回日本選手権・20km競歩が開催されました。男子は池田向希選手(旭化成)、女子は藤井菜々子選手(エディオン)がともにパリオリンピック日本代表の1枠を獲得。男子では上位3選手ともが派遣設定記録を突破するなど、白熱するレース展開に目が離せない方も多かったようです。
次回の選考競技会は3月17日に石川県能美市で開催される第48回全日本競歩能美大会。神戸での思い出に浸りたい方や能美競歩を現地で観戦しようと考えている方々に向けて、第107回日本選手権・20km競歩の裏側を大公開!

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まずは大会前日の様子を見ていきましょう!

【2月17日(土)10:00】兵庫陸上競技協会の皆さんが選手への配布物を準備。配布物の中には大会プログラムや入場許可証、アスリートビブス(ナンバーカード)などが入っています。




【13:00】主任者会議の開始。ここでは競技役員や競歩審判員など、大会を運営する各方面から確認事項が共有されます。




【14:00】選手受付が始まります。キービジュアルに目が惹きつけられる受付場です。ここでも兵庫陸上競技協会の皆さんによる連携したサポートが。申込をした選手が受付に来たのか、アスリートビブスの番号が合っているのかといった確認から、オープン参加の外国人選手まで細かく対応しています。




【16:00】前日記者会見の開始。ホテルのご協力により、先ほどまでの主任者会議から一瞬で会見場らしい空間に様変わり。ネームプレートの横には、今大会を支えている大塚製薬さんのドリンクも。




今大会のアンバサダーを務めた藤澤勇さん(ALSOK)もひそかに記者席に。大先輩からどのような質問が飛んでくるのかわからず、選手も思わず頬が緩みます。




いよいよ大会当日へ。

【2月18日(日)07:00】ライブ配信担当の方や、兵庫陸上競技協会の皆さんはすでに朝7時には集合しています。男子のスタートが8時50分であることからも、現場の準備は2時間近く前から始まっていることがわかります。「表彰台の準備もこの時間から始まっているの?」と思われた方へ、現場では常に余裕を持った段取りで進められています。




【07:45】競歩審判員や国際道路コース計測員、競技役員などが一堂に集合。大会を運営する上での注意点が共有されます。青色のキャップを身に着けた方々は兵庫陸上競技協会の皆さんです。




【08:00】交通規制の開始。沿道には給水用のテーブルや競歩用掲示板が設置されます。取材するメディアの方々もカメラ位置を確認したりと、レース開幕に徐々に近づいていることがわかります。






【08:30】日本選手権・男子の部にエントリーする選手たちが集合。ここではエントリーナンバーとアスリートビブスの番号が一致しているのか、記録を測るチップが正確に付けられているのか等の確認を実施します。


▲選手も入念な準備をしています。


【08:45】選手がスタート地点に集合。選手はコースの内側(写真の右側)からエントリーリスト記載の順番に従って並びます。選手の目の前で話しているのは競歩審判員です。「世界一熾烈な代表争いを現地観戦しよう!」でも登場したように、目印は「緑のキャップ」と「イエローパドル」。沿道には選手を応援するために、全国各地から駆け付けた多くの観客の姿も。


▲競歩審判員はパドルなど審判に必要な物を出し入れしやすくするために、ポシェットを身に着けています。


【08:50】男子の部がスタート。「オン・ユア・マーク」の合図で幕が開けると、選手への声援が飛び交い、会場も大いに沸き上がりました。


▲見る人も最も手に汗握る場面の一つ。


【09:52】海外から来た国際競歩審判員が選手の歩型を判定。今大会のためにフランスから来日しています。




【10:10】選手が次々とフィニッシュ。レース後の選手の表情を一瞬たりとも逃がさないように、カメラを構えるメディアの皆さん。アンバサダーの藤澤勇さん(ALSOK)が、1位でゴールテープを切った池田選手にフラッシュインタビューを実施しました。






【12:00】日本選手権・女子が真っただ中に繰り広げられています。写真の右側に見えるのはゼネラルドリンクです。




【13:00】日本選手権・女子の表彰式の様子です。3位までの選手にかけられているメダルは、日本選手権のためだけに特別に作られたものです。表彰式1つとってみても、補助員の皆さんが選手を誘導したりと、あらゆる方面からの協力があって行われています。





(写真提供/フォート・キシモト)


▲藤井菜々子選手(エディオン)のもとには金色のライオンメダルが。


<沿道レポート>

今大会のために応援グッズ制作した多くの観客の姿が見られました。選手の名前が一目でわかるものから、裏側にはイラストやメッセージが記されたものまで、応援への熱い想いが伝わってくるものばかりです。選手が皆さんの要望に応え、グッズにサインを書く場面も。


▲高橋英輝選手(富士通)の応援うちわ。どんな場所で観戦しても見つけてもらいやすそうです!


▲柳井綾音選手(立命館大学)の応援うちわ。友人たちと一緒に応援したくなります。


▲丸尾知司選手、山西利和選手(ともに愛知製鋼)の応援うちわ。ユニフォームや横断幕に合わせた色合い。


▲高橋英輝選手(富士通)が所属先のタオルにサイン中。


第107回・日本選手権20km競歩は、【歩く人・支える人・見る人】がひとつになって作られている大会だということが伝わりましたでしょうか?時には国境を越えてまで、ここまであらゆる方が携わっていることに、驚きを覚えた方もきっと多いと思います。

さて、「大会の裏側」から実際に競歩を見てみたいと思われた方もいらっしゃるのでは?競歩に興味を持った皆さん、次は3月17日(日)石川県・能美市で現地観戦してみてはいかがでしょうか!

【日本選手権20km競歩DIGEST】 池田・藤井が日本代表内定!



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