日本陸上競技連盟公式サイト

【男子走幅跳】

吉田弘道（神崎陸協）

優勝　8m26（＋1.0）＝ブダペスト世界選手権参加標準記録突破

実は、8ｍ26が公認記録であることを知らなくて、（競技を終えたあと）今さっき聞いたばかり。この大会を迎えるまでは全然自信が持てない状態が続いていて、まさかここまで記録を出せるとは思っていなかった。まだ、この1試合のみで、この記録を出せただけの状態だが、世界選手権の参加標準記録を突破できたので、これからはもっと先を見据え、2週間後の日本選手権に向けて、また、一から調整して、試合に出ていきたいと思う。

この大会では、助走が少しずつ調整でき、キレのある動きができた。記録が出せたのは、助走がうまく行ったことが一番の要因かなと思う。

8ｍ26の跳躍は、（跳んだときの感触は）そんなに行ったとは思っていなかった。この大会を迎えるまで、練習でも試合でもあまり調子が上がらず、不安要素が多く残るなかで臨んでいたので、6本（の試技が）あるなかで、自分のやりたい動きや、試合に出る楽しさとか自信とかを取り戻せたらいいなと考えていたほどだった。なので、自己ベストが出せたとか、世界選手権の標準記録が出せたとかというところは、あんまり深く考えることができていないというのが正直なところ。まだまだ直すところもたくさんあるし、これからに向けていいスタートがようやく切れたかなというような、そんな気持ちでいる。

今シーズンは「日本選手権で勝つ」というところを一番に考えているので、これからの2週間で、今日よりも一段、二段とレベルアップすることができれば…。日本選手権では、もっといいジャンプをお見せできたらいいなと思う。

セイコーゴールデングランプリ陸上2023特設サイト

https://goldengrandprix-japan.com/