2018.10.20(土)選手

【U20/U18日本選手権】新記録樹立者コメント(U20女子棒高跳・田中伶奈、U20男子110mH・泉谷駿介)

U20・U18日本選手権が、愛知県名古屋市のパロマ瑞穂スタジアムで開催中ですが、大会初日の10月19日、2種目でU20日本新記録が誕生しました。

U20女子棒高跳では、田中伶奈選手(観音寺一高3年・香川)が3m80で優勝を決めたあと、自己記録の4m00、そして従来のU20日本記録(4m10、2003年)を上回る4m11にバーを上げると、2回目にクリアしました。今季日本最高となるこの記録は、高校新記録でもあります。

U20男子110mH(U20規格:ハードルの高さ0.991m、ハードル間の距離9.14mで実施)では、U20世界選手権銅メダリストの泉谷駿介選手(順天堂大1年・神奈川)が、向かい風0.6mのなか行われた決勝で圧倒的な強さを見せて、13秒19でフィニッシュ。従来のU20日本記録(13秒31、2016年・2018年)を大幅に更新しました。この記録は、今季世界3位となる好記録。また、110mHにおける13秒1台は、規格に関係なく日本の男子では史上最速タイムとなります。

競技後の両選手のコメントは下記の通りです。

【新記録樹立者コメント】



◎U20女子棒高跳
優勝
田中伶奈(観音寺一高3年・香川)
4m11 =U20日本新記録

今までやってきたことをしっかりやろうと思って臨んだ。これまでのベストの4m00は、昨年の日本選手権と今年の国体でマークした記録。今回は、高校記録(U20日本記録、4m10)を更新することを目指していた。今シーズンも残り少なくなり、挑める機会も限られてきていたので、ここで跳びたいと思っていた。

3m80のあと、一気に4m11にバーに上げたのは、詫間茂先生に「(4m)11にせい(上げろ)」といわれたから。本当は、私は、4mちょいくらいで1回刻みたかったのだが…(笑)。でも、(それでクリアできたので)先生はさすがだな、と思った。

去年に比べると、踏み切りのときの左手の、しっかりと(ポールを)押し上げるような感じの使い方ができるようになってきているのかなと思う。今日の3m70、3m80は、あまりいい跳躍とはいえない感じだったのだが、4m11の1回目を跳んだときに、「行けるかもしれない」と思ったので、詫間先生がおっしゃるようにしっかり左手を使って入ることを意識した。(成功した)2回目の跳躍は、(クリアランスの際)空中でバーに身体が当たったので、「あ、当たったな、これは落ちたな」と思ったのだが、バーがうまく残ってくれていて、もう、びっくりという感じ。跳躍自体も、ちょっと右に流れてしまって、まだまだ入り切れていなかったように思う。

次に目指していきたいのは、コンスタントに4mを跳べるようになるということ。もちろん、高さも跳びたいけれど、安定して、どんな大会でも跳べるような選手になりたいと思うので、まずはそこを目指したい。



◎U20男子110mH
(※U20規格:ハードルの高さ0.991m/ハードル間の距離9.14mで実施)
優勝
泉谷駿介(順天堂大1年・神奈川)
13秒19(-0.6) =U20日本新記録

記録が更新できて、すごく嬉しい。今年はすごく走れているので、ジュニア(規格の)ハードルも、今まで通り普通に行けば記録は塗り替えられると思っていた。

この大会では(13秒)1台を狙っていた。できれば12秒(台)を出したいところだったが、それはさすがにちょっと遠かった、という感じ(笑)。(フィニッシュタイマーで13秒19の正式タイムが出た瞬間は)久しぶりに、記録で喜ぶことができた。(U20世界選手権、日本インカレなど)いつも順位とかだったのだが、目指していた記録が出せて、その記録を心から喜べたということが本当に嬉しかった。

今日は、予選、準決勝、決勝と、その3本のいつでも記録を塗り替えられるような気持ちで挑んでいた。予選で13秒36(-0.5、の自己新)が出たので、調子を上げていく感じで準決勝でも狙ったが、準決勝は6台目くらいのインターバルが詰まって身体が浮いてしまったので、「ああ、ダメだ」という感じになってしまっていた(13秒44、-1.3)。決勝は、全然周りも気にならなくて、自分のハードルだけを見ていたという感じ。実は、スタートして1歩目でカクンと抜けてしまい、少しひやりとしたのだが、(そのダメージを引きずらず)後半にうまく持ち込めたのでよかったと思う。

今季のハードルは、全体的に良くなっているという印象。特にスプリントが7月くらいから噛み合ってきたように思う。また、最近は、ハードルドリルを多めにやって、技術的にも上がってきた。レース中に気をつけているのは、踏み切りで(身体が)浮かないように突っ込むこと。特に、突っ込みについては、低い位置で、スピードを落とさずに、ぎりぎりで突っ込んでいくイメージで行くことを、すごく意識している。また、インターバルでは刻むことを意識している。ちょっとでも(歩幅を)広くいくと詰まってしまうので、(決勝でも)すごく集中していった。

この感覚は、ハイハードルでも同じように行けると思う。来年は、ハイハードルでまずは13秒6台まで…、もし、13秒5台まで行けたら嬉しい。今の突っ込みを大事にして、この突っ込みをハイハードルでもできるようにしていきたい。

明日は、(膝の痛みの影響で、今季、思うように挑戦できなかった)三段跳にも出場する。あまり練習ができていない状態だが、思いきり行きたい。


文・写真:児玉育美/JAAFメディアチーム

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