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2016年 2月21日 (日) 

兵庫(神戸)

大会詳細情報


リザルト

レースレポート

 第99回日本選手権男子・女子20km競歩は、8月に開催されるリオデジャネイ五輪代表選考会を兼ねて、2月21日、兵庫県神戸市の六甲アイランド甲南大学周辺公認コース(2.0km)で開催された。
 男子は、前年この大会で日本記録(1時間18分03秒=当時)を樹立した髙橋英輝(富士通)が、この種目の派遣設定記録(1時間20分12秒)を再び上回る1時間18分26秒をマークして2連覇を達成。日本陸連が定める条件(派遣設定記録の突破、本大会での日本人1位)を満たしてリオデジャネイロ五輪の代表に内定した。女子20kmも前回覇者の岡田久美子(ビックカメラ)が1時間29分40秒でフィニッシュしたが、派遣設定記録(1時間29分15秒)突破はならなかった。

■髙橋、常にレースを主導して、初のオリンピック代表内定に
 前日の悪天候から一転、穏やかな快晴となったこの日、男子20kmは、気温8.5℃、湿度52%、西の風0.1m(午前10時の気象状況)と、絶好のコンディションのなかスタートした。世界記録保持者(1時間16分36秒)の鈴木雄介(富士通)は、故障からの回復が遅れて欠場したが、髙橋と松永大介(東洋大学)がスタート直後から交互に前へ出て、そこへ藤澤勇(ALSOK)がぴたりとつきハイペースを刻んでいく。これによって先頭は大集団になることなく縦長になった。
 5kmはこの3人が19分31秒で通過、19分33秒で西塔拓己(愛知製鋼)、19分34秒で丸尾知司(和歌山県教育庁)が続いたが、その後、先頭3人と後続との距離はじりじりと開いていく。先頭3人が38分51秒で通過した10kmでは、4番手の西塔との差は27秒に広がった。トップ集団の1kmごとのラップには3秒前後の変動があることから、3選手が微妙な駆け引きをしながらレースを展開している様子がうかがえる。西風が少し出てきた11km手前あたりで藤澤がいったん遅れたが、13kmで再び追いつき、その後も3人のマッチレースが続いた。
 2回の警告が出た松永が16㎞あたりでペースダウンを余儀なくされたことで、優勝争いは髙橋と藤澤の2人に絞られたが、16㎞から17㎞の1㎞でレースが動いた。一時は4分台に落ちていたラップを髙橋が3分52秒に引き上げて藤澤を突き放すと、そのまま逃げ切って1時間18分26秒でフィニッシュ。昨年のこの大会でマークした自己記録(1時間18分03秒=当時日本新)の更新はならなかったが、オリンピック内定を手に入れた。2位の藤澤も最後までよく粘り、初めて1時間18分台に突入する1時間18分45秒でフィニッシュした。続いて3位に食い込んだのは50㎞で代表入りを目指す荒井広宙(自衛隊体育学校、北京世界選手権50km競歩4位)。自身初の1時間20分切りとなる1時間19分54秒の自己新をマークし、20kmでの派遣設定記録も突破した。
 このレースには50㎞ですでに代表に内定している谷井孝行(自衛隊体育学校、北京世界選手権男子50km競歩銅メダリスト)と森岡紘一朗(富士通、)も出場、谷井は1時間21分23秒で6位、森岡は1時間24分18秒で13位の成績を収めた。

■岡田、自己新で2連覇ながら派遣設定記録にはわずかに届かず
 女子20kmは、男子とは対照的な展開となった。この大会で1時間29分15秒の派遣設定記録突破と優勝を目指す岡田がスタートから飛び出し、1㎞の段階で独歩態勢を築くと、5kmを22分08秒、10kmを44分25秒で通過と、1時間28分台も狙えるペースでラップを刻んでいく。15㎞は1時間06分54秒で通過したが、そのあたりから風が強まったことも災いして、徐々にペースダウンしてしまった。派遣設定記録突破はならなかったものの懸命に粘って自己記録を6秒更新する1時間29分40秒でフィニッシュし、2位の道口愛(自衛隊体育学校)に2分50秒の差をつけて圧勝した。

■ジュニア選抜競歩は石川と則本が初優勝
 同時開催された第27回ジュニア選抜競歩大会では、ジュニア男子10kmとジュニア女子5kmが行われた。レース序盤から川野将虎(御殿場南高)、山本龍太郎(富山商高)、石川昌弥(横浜高)の3人によるトップ争いとなった男子は、3年生の石川が抜けだし、41分01秒の大会新記録で優勝。残り500mまで6人の集団が優勝争いを繰り広げた女子は、2年生の則本菜々子(岡山東商高)がラスト勝負を制し、22分51秒で全国大会初優勝を果たした。

▼優勝選手コメントはこちら
https://www.facebook.com/JapanAthletics/

▼髙橋選手、岡田選手のフィニッシュ動画はこちら
https://www.youtube.com/c/jaaf

文/児玉育美(JAAFメディアチーム)

お知らせ

・2/21 リザルトを掲載しました。
・2/10 エントリーリストを掲載しました。
・1/7 エントリーとドーピング検査について掲載しました。
・12/3 大会要項を掲載しました。

エントリーリスト

・男子20㎞競歩(PDF
・女子20㎞競歩(PDF
・同時開催:ジュニア男子10㎞競歩(PDF)/ジュニア女子5㎞競歩(PDF

大会要項

・大会要項(PDF

ドーピング検査について

 ドーピング検査の対象となった場合、顔写真付きの身分証明書が必要となりますので顔写真のついた学生証、社員証、運転免許証、顔写真が鮮明なパスポートコピーを持参するようにしてください。
 未成年競技者(20 歳未満)は競技者が競技会に出場する際、親権者からドーピング検査に関する同意書を取得することが必要となります。
 ①本大会に参加する未成年者は、添付の同意書を熟読し、署名、捺印の上、同意書の原本を持参し、携帯してください。
  同意書は http://www.jaaf.or.jp/pdf/doisho.pdf からダウンロード可能です。
 ②未成年競技者はドーピング検査に指名された時に、原本をドーピング検査室にNFR(大会医事代表)に提出をしてください。提出は未成年時に 1 回のみで同意書の提出後に再びドーピング検査を指名された場合は、すでに原本を提出済みであることをNFRに申し出るようにしてください。会場において、原本の提出がなくても、検査は行われますが、検査後 7 日以内に日本陸連事務局に原本を提出するようにしてください。

エントリーについて

大会エントリーが今回よりWEBでの受付になりました。
■個人エントリー
■団体エントリー

・参加料の送金方法  コンビニ決済およびクレジットカードに限る。
・申込期間 2016年1月6日(水)10:00から2016年1月29日(金)17:00まで
※申込期間を過ぎるとエントリーが出来なくなります。


エントリーの確認について
 現在、エントリーの有無についてのお問い合わせが多くなっております。
 団体エントリーにつきましては、昨年度システムに ログイン後、トップページ
 の上部赤いバー「大会エントリー」→「エントリー済み大会」から確認すること
 ができます。
 

エントリーの操作・決済に関する問い合わせ

>>エントリーの仕方、決済について、エントリーがうまく完了できない場合など

日本陸連会員登録サポートセンター
TEL: 03-5459-3841(平日 10:00~17:00)
[お問合せフォーム]

大会に関するお問い合わせ

>>競技について、大会概要について、参加資格についてなど

日本陸上競技連盟・事務局
〒1630717 東京都新宿区西新宿2-7 小田急第一生命ビル17階
TEL: 03-5321-6580 FAX:03-5321-6591(土・日祝日を除く10:00~18:00)