
【女子やり投】
北口榛花(JAL・東 京)※パリオリンピック代表内定済み
優勝
62m87
去年負けているので、勝てたことはすごく良かったなと思うのだが、「62(m台という記録)だと…」と思うし、最初の1・2投は、けっこう気持ち良く投げることができていたのだが、3投目から大きく崩れてしまった、というより自分で崩してしまった。というのも、1・2投目で「まあまあ、いい感じかな」と思ったので、3投目で少しの助走のリズムアップをやってみたのだが、そこで、どうだったかもよくわからないくらいのそんな投げ方になって(笑)、3投目だけ違う次元…悪い意味で違う次元に行ってしまい、戻ってくることができずに終わってしまった(笑)。なので、「もったいない試合をしたな」と思うし、「やっぱり調子はまだ上がりきっていないな」ということを実感した。
<パリオリンピック代表内定済みのなか、日本選手権に出場した理由を問われて>
このあとダイヤモンドリーグを2試合控えているのだが、この時期は各国でナショナルチャンピオンシップスをやっていて、出られる試合がない状況となっていた。ほかの国のナショナルチャンピオンシップスには出られないし、日本もレベルが高いので、いい試合になるだろうということで日本選手権に出場することを選んだ。
パリオリンピックに向けては、やはりちょっと危機感がある。急ぐ必要はないけれど、しっかりきっちりこれからパリまで準備していく必要があるなと思っている。
<世界的から注目されるシーズンだが、どう思っているか? の問いに>
世界中からというのは、あまり感じていないが(笑)、今日も日本の観客の皆さんがたくさん会場に足を運んでくださっていて、すごく嬉しかったし、久しぶりの日本ということで、声をかけていただく機会も多く、頑張らなきゃいけないなと思う。
今、練習であまり(やりが)飛ばないので、試合でいつかしっくりくるようにしなければいけないと考えているが、一方で、普段の練習で少しでも試合に近い状態で投げられるようにすることも課題なのかなと思う。たぶん1本満足する投てきが出れば、戻ってくるはず。「しっかりと万全な準備をして試合に臨んで、また万全な準備をする」というサイクルをしっかりつくりたい。たぶん次のダイヤモンドリーグ2連戦が、オリンピック前最後の試合になると思うので、そこで合わせていきたい。
2024/6/28 JAAFメディアチーム
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#運命をかけた決戦