2022.07.15(金)大会

【2025年世界陸上競技選手権大会】東京開催決定について:国立競技場で34年ぶり、日本では18年ぶりに開催!

左)尾縣貢 日本陸上競技連盟会長 右)潮田勉 東京都副知事
写真:フォート・キシモト

2022年7月14日(日本時間15日)にアメリカ・オレゴンで開催されたワールドアスレティックス(WA、世界陸連)のカウンシル会議において、2025年世界陸上競技選手権大会(以下、世界陸上)の開催地に東京が選定されましたことをご報告します。
東京が世界陸上を迎えるのは1991年以来34年ぶりで、国立競技場が再び舞台となります。また、日本では2007年の大阪大会以来18年ぶり3回目の開催となります。2025年の大会で第20回となる世界陸上を3回開催する国は、日本が初めてです。同一都市での2回の開催はヘルシンキ(フィンランド、1983年・2005年)と並びます。

2025年世界陸上の招致には、東京都の小池百合子知事、文部科学省の末松信介大臣と室伏広治スポーツ庁長官をはじめ、多くの関係機関の方々にご支援、ご協力を賜りました。また、全国の陸上関係者、陸上やスポーツのファンなど、多くの方々からも心強い後押しをいただきました。皆様のお力添えが実り東京での開催が決定しましたことに対しまして、厚く御礼申し上げます。
今後は東京都、スポーツ庁はじめ関係機関と連携し、3年後に控えた大会に向けて準備を進めます。大会会期を含めた大会の詳細についても、WAとも調整しながら今後決定します。

WAのカウンシル会議が開かれたオレゴンでは、本日から7月24日(日本時間25日)まで世界陸上が開催されます(2021年の予定から延期されての開催)。この大会にもご注目いただき、海外開催の世界陸上では最多となる68名の日本代表選手を応援いただきますよう、併せてお願いいたします。

※世界陸上は今年のオレゴンに続き、2023年8月にはハンガリーのブダペストで開催されます。2025年東京大会はその次の大会となります。


■公益財団法人日本陸上競技連盟 尾縣貢(おがた・みつぎ)会長 コメント

ワールドアスレティックス(WA)が日本を信頼し、東京を2025年世界陸上競技選手権大会の開催地に選んでくださったことは、私たちにとって大きな誇りです。大会の招致にあたりご支援いただきました東京都、国をはじめすべての皆様に改めて感謝申し上げます。
2025年には国立競技場に日本全国や世界各国から大勢の観客をお迎えします。そして、無観客開催となった東京2020オリンピック・パラリンピックでは実現できなかった、大歓声の中でトップアスリートたちが躍動し、スタジアム全体が感動や興奮を共有する舞台を創出します。さらに大会を通じて、陸上やスポーツの魅力と価値を世界へ広め、東京や日本の素晴らしさも積極的に発信していきます。
また、多くの方々が「する」「みる」「ささえる」などさまざまな形で大会に参画したり、大会を契機に陸上やスポーツに親しんだりできる取り組みも進めます。それらを東京2020大会のレガシーの醸成や、本連盟が目指す「ウェルネス陸上の実現」「国際競技力の向上」の推進にもつなげていきます。
本連盟は今後、東京都、国、そしてWAと一体となり、大会の成功に向けて周到な準備を進めてまいります。東京、日本ならではの質の高い大会を実現するため、あらゆる立場から多くの皆様にお力添えをいただければ幸いです。よろしくお願いします。


■2025年世界陸上の開催地選定に至る経緯

2021年10月1日        本連盟からWAに招致ファイルを提出
2022年5月25~26日    WA評価パネルによる現地視察
2022年6月14日        WAカウンシルメンバーに向けたオンラインによるプレゼンテーション
2022年7月14日        WAカウンシル会議(オレゴン)において東京が開催地に決定


■2025年世界陸上の開催計画概要

主催:ワールドアスレティックス(WA、世界陸連)
主管:公益財団法人日本陸上競技連盟
大会会期:2025年8~9月(詳細な日程は今後WAと調整して決定)
会場:東京・国立競技場(マラソン、競歩は東京都内での実施を予定)
参加国・地域:約210カ国・地域
参加選手:約2,000人
実施種目:49種目(男子24種目、女子24種目、男女混合1種目)


■世界陸上とは

1983年に当時の国際陸上競技連盟(IAAF、現在のWA)によって創設され、第1回大会がフィンランドのヘルシンキで開催された。世界のすべてのWA加盟国・地域から約2,000人の選手が出場する、陸上競技ではオリンピックと並ぶ世界最高峰の大会。
1991年の東京大会までは4年ごと、以降は2年ごとに開催され、今年のオレゴン大会(2021年の予定から延期)までの18回で15カ国・17都市が会場となった。実施種目は、1983年の計41種目(男子24、女子17)から徐々に女子が増え、2019年から計49種目(男子24、女子24、混合1)となった。


■過去の日本開催の世界陸上(出場国・地域と選手の数は2007年大阪大会報告書による)

★1991年東京大会(国立競技場)
1991年8月23日から9月1日まで、167カ国・地域から1,517人が出場し、男子24種目、女子19種目の計43種目が行われた。男子走り幅跳びでマイク・パウエル(アメリカ、8m95=世界新記録)とカール・ルイス(アメリカ、8m91=追風参考)が繰り広げた名勝負は今も語り継がれる。男子100mではカール・ルイスが9秒86の世界新記録で大会3連覇。男子マラソンでは谷口浩美(旭化成)が日本勢として世界陸上初の金メダル。女子マラソンでも山下佐知子(京セラ)が銀メダルを獲得した。

★2007年大阪大会(長居陸上競技場=現・ヤンマースタジアム長居)
2007年8月25日から9月2日まで、201カ国・地域から1,930人が出場し、男子24種目、女子23種目の計47種目が行われた。タイソン・ゲイ(アメリカ)が男子100m、200m、4×100mリレーの3冠を達成。男子110mハードルで劉翔(中国)が初制覇するなど、世界記録は生まれなかったがレベルの高い競技が展開された。日本勢は女子マラソンで土佐礼子が銅メダルを獲得。男子4×100mリレーで38秒03のアジア記録(当時)をマークし5位に入賞した。


オレゴン2022世界選手権 7月15日(金)開幕!

>>オレゴン2022世界陸上競技選手権大会 特設サイト
https://www.jaaf.or.jp/wch/oregon2022/


>>世界選手権ガイド
https://www.jaaf.or.jp/wch/oregon2022/guide/


【オレゴン世界選手権】日本代表選手の様子をお届け
練習風景や選手村の様子などチームカメラで撮影した写真をご紹介!
https://www.jaaf.or.jp/wch/oregon2022/news/article/16763/

JAAF Official Partner

  • アシックス

JAAF Official Sponsors

  • 大塚製薬
  • 日本航空株式会社
  • 株式会社ニシ・スポーツ
  • デンカ株式会社

JAAF Official Supporting companies

  • 株式会社シミズオクト
  • 株式会社セレスポ
  • 近畿日本ツーリスト株式会社
  • JTB
  • 東武トップツアーズ株式会社
  • 日東電工株式会社
  • 伊藤超短波株式会社

PR Partner

  • 株式会社 PR TIMES
  • ハイパフォーマンススポーツセンター
  • JAPAN SPORT COUNCIL 日本スポーツ振興センター
  • スポーツ応援サイトGROWING by スポーツくじ(toto・BIG)
  • 公益財団法人 日本体育協会
  • フェアプレイで日本を元気に|日本体育協会
  • 日本アンチ・ドーピング機構
  • JSCとの個人情報の共同利用について