【ホクレン・ディスタンスチャレンジ2021】今年も日本記録が続々誕生！大会報告～その①～：日本陸上競技連盟公式サイト

2021.08.31（火）大会

【ホクレン・ディスタンスチャレンジ2021】今年も日本記録が続々誕生！大会報告～その①～

【はじめに】

本シリーズは2003年の第1回より「開催都市の観光促進、地域振興に繋がり、住民に喜ばれるイベントとして中長距離シリーズを開催し、国際競技会で活躍できる中長距離選手の育成・強化を図る」ことをコンセプトに、本年度で19回目の開催を迎えた。
昨年は新型コロナウイルス感染症拡大という非常に厳しい状況の中、北海道陸協、地域陸協、開催地自治体および住民の皆様のご理解により、自粛要請期間終了後初の陸上競技大会を開催することができた。本年も昨年とさほど状況が変わらない中、関係各位のご尽力により、昨年の4大会に加えて北見大会が復活した5大会を無事開催することができた。

大　会	期　日	会　場
士別大会	7月3日(土)	士別市陸上競技場
深川大会	7月7日(水)	深川市陸上競技場
網走大会	7月10日(土)	網走市営陸上競技場
北見大会	7月14日(水)	北見市東陵公園陸上競技場
千歳大会	7月17日(土)	千歳市青葉陸上競技場

【開催に際して】

本年度も開催に際して、感染リスクを最小限に抑え、大会関係者からクラスターを発生させないための対策として昨年に引き続き「新型コロナウイルス感染対策本部の設置」、「ターゲットナンバー制による参加者数制限」、「運営人数の最小化」、「ゾーン分けによる3密防止」、「事前健康チェックの徹底」を徹底した。シリーズ終了後の感染者報告がゼロであったことからも、日本陸上競技連盟が制定する「陸上競技活動再開についてのガイダンス」に準拠した本シリーズの競技運営は適切であったと考えられる。
しかしながら感染状況の好転が全く見られない中、ターゲットナンバーを昨年の250人から全大会380人に増やす予定を、北見大会のみ250人に抑えたことや、網走、北見両大会において参加者に任意ではあるが「抗原検査」の実施をお願いすることとなるなど、開催に向けた関係自治体のご尽力の中、参加者には負担をかけることとなった。また、昨年度は網走、千歳の2大会で実施できた有観客試合が、本年度は5大会全て無観客試合となったことも非常に残念であった。

【エントリーに関して】

感染拡大防止対策により、昨年度に続きターゲットナンバー制を引いたにもかかわらず、エントリー確定時における申込み総数は1,578人とターゲットナンバー制導入前の過去最高であった2019年の1,627人に次ぐ過去2番目となるエントリー数であった。
一方で、近年、エントリー数がシリーズ全体で均等化傾向であったものが、網走、千歳大会に偏る傾向がみられたことや、女子参加選手の減少など課題も顕在化された。二次エントリー＋繰り上げ方式の改善とあわせ、より参加者のニーズに応えられるよう課題解決に向けて検討していきたい。

【LIVE配信に関して】

昨年度、充実の必要性に迫られたLIVE配信は、本年度も5大会でアーカイブ視聴数が55万人を越えるコンテンツとなった。前回で新たな観戦スタイルの可能性を提示できたことで、本年度はゲスト招聘など、新たな取り組みにも挑戦した。本シリーズのLIVE配信が認知されたことは確かであり、今後期待感が高まることは間違いない。その期待に応えるために様々な仕掛けに挑戦していきたい。