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愛知・名古屋2026アジア競技大会
(第20回アジア競技大会)

2026年9月23日(水)~29日(火)
愛知・名古屋市瑞穂公園陸上競技場

日本代表メダル獲得&入賞
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NEWSニュース

2026.10.02(金)

【愛知・名古屋2026アジア競技大会】選手コメント/DAY6(9/28)イブニングセッション/男子3000m障害物の三浦龍司が大会新で金メダル!ほか




男子1500m・決勝



飯澤千翔(住友電工)

1位 3分36秒35

嬉しさもあるけれど、「ホッとした」というのが一番大きい。
決勝は、マークされる立場だったので、いろいろな展開を想定していたし、(コーチを務めている)荒井(七海)さんとは、「あと出しで、しっかり対応していこう」と話していて、シン選手(インド)や(森)凪也さんとか、いろいろな選手の走りの様子を見ながらレースを進め、仕掛ける選手が誰であっても、しっかりあとから対応し、「最後はいつも通りのレースをしよう。勝っても負けても最後の120(m)のスパートはちゃんとしよう」という話を荒井さんからもらって、レースに臨んでいた。
中盤でポケットされてしまったときは若干焦ったのと、(長距離をメイン種目とする)シン選手が1500mでもちゃんと2番手につけて、ブロックしてくる位置にいたことに「うまいなあ」と思っていた。ただ、そこからシン選手が仕掛けたときには、たぶんほかの選手は対応できなくて、必ずそこが一瞬空くはず。そこを見逃さずに前に出て、あとはいつもの自分のレースをすればいいと考えた。なので、ポケットされていた間は、その空きが出る瞬間に集中していた。
記録については、あとからゲームレコード(大会新記録)と聞いてびっくりした。1周目がそこそこ速くて、(ポケットされるなど)いろいろなアクシデントもあったので、「わあ、これ、最後まで持つかな」という思いもあったのだが、いい感じに自分の世界に入り込めていたという感じ。集中できていたので、気がついたらラスト1周になっていて、「あとは頑張るだけだな」と思いつつ、「これ以上、(ペースを)上げないでくれ」と前を走るシン選手に、後ろから念を送っていた(笑)。
最後にシン選手との競り合いになったときには、観客から素晴らしい歓声をいただいた。本当に、その歓声に後押しされて、出せたスパートだと思う。皆さんの声援が本当に力になった。
来季も、アジア選手権もあり、世界選手権もありと、また楽しみなシーズンになると思う。すべての大会を目標としながら向かっていくが、今、私に一番求められているのは日本記録の更新だと思うので、一つ記録を狙うことに集中して、取り組んでいければ…と思っている。




森凪也(Honda)

3位 3分37秒92

金メダルを狙っていた。行くとしたら、速いペースで行って、3周目の余力度でどれだけ勝負ができるかというところだと思っていた。それは、予選の感じから末脚勝負では勝てそうにないと思ったから。1500mトータルで勝負しようと1・2周目からちゃんと入ることを考えた。1周目は前に選手がいたので、実際には2周目から出ていく形で構えたが、思っていたよりも1~2秒遅く、その後、少し落としてラストスパートに備えようとする際に、少しきつくなって、いったん下がってしまった。結局、そこで生じた差が、最後のところで金・銀に届かなかったという感じである。
(最終周の)バックストレートからの勝負には自信があったので、そこからポジションンを上げていったが、あの位置からだとちょっとメダルは厳しいかなという気持ちもあった。それだけに、3番まで上がることができてよかったなと思う。
今季、自分は1500mと5000mの両立を目指して取り組んでいるが、この大会は本職の1500m選手、有望な若い若手もいるなかでつかんだ代表権だったので、出るからには結果を出して帰らなければと思っていた。それだけにメダルは最低限で、飯澤(千翔)と2人で取れるのがベストだと思っていたので、実際に獲得することができて本当によかった。
1500mについては、来季を見据えての取り組みであったので、今回の結果は来季につながるかなと捉えている。明日は5000m。リカバリのところが少し心配ではあるが、5000mでもしっかりメダルを獲得できるよう頑張りたい。


男子3000m障害物・決勝



三浦龍司(SUBARU)

1位 8分17秒36

すごく嬉しいというか、「やりきったな」という達成感がある。ワン・ツーフィニッシュできたことも含めて、とてもいい結果だったと思っている。
このレースでは、順位はもちろんながら、タイムというところも少し意識はしていた。そのタイムには届かなかったが、しっかりと前半から自分の走り…フロントランをすることができ、それを推しきることができたところは評価できるポイントといえる。ラストはかなり脚がきつかった。疲労感は2000m過ぎくらいから出てきていたので、後ろとの差がどのくらいあるかというところは気にしていたが、最後は逃げきれるかなと思って出しきることができた。
記録として意識していたのは、(8分)15秒から10秒くらいのタイム。(北京世界選手権の)参加標準記録(8分08秒00)に届くものではないのだが、WAワールドランキングのポイントなどを意識したりするうえで、そのくらいのタイムで走れたらいいなということは考えていた。
レース中は、東京(世界選手権)に次ぐような大きな歓声をもらった。なんか、毎年毎年(いろいろな大会を)重ねるごとに、長距離とか短距離とか関係なく、陸上に熱を持ってみてくださる方が本当に増えているなということを感じている。ありがたいと同時に、嬉しい気持ちと、競技者としてさらに盛り上げていけるように頑張りたいなという気持ちになった。
今季は、エラーだったり、ケガだったりがあったことで、ある意味、自分のそのエラーが起きやすい場所や弱い部分を確認することができたと思っている。今後、弱い部分…フィジカル的なところや、あとは3000m障害物をやるうえでは、足首が“弁慶の泣き所”になっていると思うので、そのあたりを改善していけるように取り組んでいきたい。また、(紆余曲折があったけれど)こういう我慢の年があってもいいのかなと思うし、これが今後に飛躍するための大きなステップになれば、それは本当に価値のあるものになると思っている。

<来年の北京世界選手権に向けては? の問いに>
去年(東京世界選手権8位)の悔しい思いもあるし、戦っていくメンバーもある程度、想像がつくというか、同じメンバーになってくると考えている。そのなかでどれだけ牙城を崩せるか、そして、自分の力を上に食い込ませていけるかが大事になってくる。タイムも含めて、平均的な成績も上げていけるようにしたい。




青木涼真(Honda)

2位 8分17秒60

「負けの銀(メダル)」という感じのレースになってしまった。自分もそれなりに強化を進めて、手応えを感じて臨んでいたが、やはり彼(優勝した三浦龍司選手)の強さを、まじまじと体感させられて、レース中は正直、半分くらい絶望した気持ちで走っていた。でも、自国で開催のアジア大会ということで、応援に駆けつけてくれた友人や家族の前で、「今、できる最高の結果を残さないとな」という思いで、意地で取った銀メダルにとなった。レース中は、「次に何すればいいのかを考えながら走れば、練習にも答えが見つかるかな」などと考えながら走っていたのだが、そうした余計なことを考えながらも、それなりにうまくまとめた試合にはなったと思う。
レースは2~4番手でメダルを争ってのラインとなったが、だいたい予想通りのメンバーがそこで競う形となった。余力はもちろんあったので、「しっかりこの中で勝つことが、世界陸上の決勝進出ラインになるんじゃないかな」と考えて走った。そのなかで勝てたことで、自分のラストに少し自信を持つことができた。
三浦くんと自分とでは、リラックスして走れる速度帯が、一枚の二枚も彼のほうが上手。今後は、その部分をしっかりやらなければいけないと思った。平地(フラットレース)の走力では、そこまで負けていると思わないが、自分には障害飛越の場面で何度も足が詰まってしまうところがあったし、何よりハードリングが陸上始めたての中学生みたいな感じ(笑)で、そこに伸びしろを感じている。この冬は、駅伝シーズンでもある程度ハードルに触れていけるようにしたい。
アジアで2番になって自分の中では“負け”という扱いだが、三浦くんの力は一番信頼しているし、世界のトップに届く選手だと思っているので、彼の背中を追い続けることは自分の一番大きな目標に近づくことといえる。彼の存在に感謝しつつ、これからも自分のことに集中していきたい。また決勝の舞台で彼と戦って、きっとこれからも何度も“ぶっ飛ばされる”(笑)と思うが、一度でもいいので勝つことができれば、そのまま勝ち逃げして引退してやろうかなと思っている(笑)。「最後のレースが自分のベストパフォーマンス」といえるような競技人生にしたいと思っているので、一つ一つ丁寧に、これからも階段を一つ一つ踏みながら進んでいきたい。


男子400mハードル・決勝



後藤大樹(洛南高校)※ダイヤモンドアスリート Nextage

2位 47秒93 =U20日本新記録、北京世界選手権参加標準記録突破

こんな平日(月曜日)のなか、たくさんの方が(観戦に)集まってくれて、本当に幸せな気持ちで1周を走りきることができた。
自己ベストが出て、とても嬉しいという気持ちだが、自己ベストが出ても、得意としていた後半で負けてしまったことが悔しくて、(レース後は)それが涙に出てしまった。47秒台をマークすることはできたが、「47秒を出しても負けるのか」という気持ちが今はある。
今日は、自分の長所である後半で出すレースをしようと、予選と同じプランで臨んだ。ただ、前半で、(アウトレーンの選手に)前を走られると、気持ちが出てしまって(自分も)どんどん前に行ってしまった。(結果として序盤から)高速レースになってしまったことが今大会の反省点でもあり、今後につながるよかった点でもあるのかなと思う。(優勝した)ヘメイダ選手(カタール)は9台目の手前あたりで見えてきて、そこから行かれてしまった。自分のなかではいっぱいいっぱいだったので(競り勝つことはできなかったけれど)、ベストのレースはできたのかなと思う。
U20世界選手権に続いての銀メダル。U20(世界選手権)で「世界は広いな」ということを学んだが、このアジア大会で「大人の世界は広いな」ということを学んだ。

<北京世界選手権の参加標準記録(48秒00)を突破したことの感想を求められて>
そこは、この大会で絶対に切ってやろうという気持ちだったので、嬉しい気持ちでいっぱい。この悔しさを晴らせるのは来年の世界陸上だと思うし、ヘメイダ選手もおそらくカタールから出てくると思うので、また(北京で)切磋琢磨できたらいいなと思う。

<日本記録(47秒89、為末大、2001年)はより見えてきた? の問いに>
今回、47秒台に入ったことで、日本記録というものが具体的に見えてきた。ここからしばらくはヨンパーはやらないが、来年に向けての冬期練習のモチベーションになる。冬期練習は嫌いで、しんどいけれど、しんどいときに、この大会で得意のラスト…10台目を越えたあとで負けた悔しさを思い出して、練習を頑張ろうと思う。




黒川和樹(住友電工)

6位 49秒41

いろいろ思うことはあるが、前回の2023年アジア大会ぶりに、こうやって2023年のアジア大会ぶりに、こうやってジャパンのユニフォームを着て走れていることが、すごく幸せ。レース内容としては全然ダメだったが、日本で開催されたこともあって観客もたくさんいて、日本の方に応援されている実感があり、本当に楽しい試合だった。
レースは、前半でちょっと力を使ってしまったなという反省がある。自分としては(前半でリードを奪って)3~4台目くらいで外(のレーン)を走っている選手と並ぶくらいの想定で走っていたのだが、そのアウトの選手が3位で、けっこうハイスピードで入っていたことで、自分が思っていた以上に速くなった。そこで力を使ってしまったことで、13歩から14歩に切り替えるところを、ものすごく力を使って切り替えることになってしまい、ダメなレースを展開してしまった。
収穫を上げるとすれば、世界選手権でいうと準決勝レベルくらいの内容だった今回の決勝で、自分の思っている前半ではダメなのだというのと、やっぱり後半をしっかり磨かないと世界とは戦っていけないというのを実感できたこと。そこは、来シーズンに向けての冬期練習における大きな課題になると追っている。

<後藤選手の47秒台突入については? の問いに>
ゴールしたときは、もうきつすぎて(笑)、全然周りを見ることができていなかったので、気づいていなかった。ただ、最後にスクリーンに出た映像で、ヘメイダが差し返したところだけが見えていて、そのあと後藤くんもすごくへこんでいたので、タイムを知ることなく「よく頑張ったな」という感じでねぎらったのだが、さっき、47秒台だったと聞いて「えっ!!!」みたいな…(笑)。でも、まあ彼は47秒台で止まる選手ではない。また、これからはもっといろいろなプレッシャーがかかってくると思うが、日本記録やそこからの先のステップを目指している同じ選手として、すごく尊敬している。これから切磋琢磨して、日本の400mハードルを盛り上げていければと思う。


男子走幅跳・決勝



伊藤陸(スズキ)

5位 7m97(+0.1)

「悔しいなあ」という気持ち。行けそうな気がした5本目の試技で右ふくらはぎがつってしまい、6本目に攻めきることができなかった。今日は、1本目から記録を狙っていく思いがあったので、少しずつではあるけれど、試合のなかで修正をかけていた。「攻めることができるな」という跳躍が2・3本目でちゃんと来ていたので、「これで行けるかな」と思っていたのだが…。こういう状況でも跳んでくる選手が、アジアにもこれだけいるのだというのを目の当たりにして、(自分は)まだまだ足りないなと実感した。
助走に関しては、試技を重ねていくなかでけっこうつくり込んでいくことができていた。踏み切りで構えてしまうところがあったので、そこも修正できて、記録を少しずつ上げていける状況になっていたのだが、「行ける」と思ったタイミングでつってしまった。湿度が高いなど条件的に厳しいところもあったけれど、なんとも言えない気持ちがある。
(7m)97は、一応シーズンベスト。これまで僕は、国際大会はさんざんだったので、そういう意味ではよかったと言いたいところだが、もっともっと上に行きたいし、世界は待ってくれない。
この冬は、来年(世界選手権)、再来年(オリンピック)に向けて、どう組んでいくかというところから見直していくことになる。三段跳(自己記録17m00)もやりたい気持ちはあるのだが、「試合で脚をつっているようじゃ、やれないよな」というのが正直なところ。出力を上げるとこうなるのは、ここ最近のことなので、出力を上げた際の身体の使い方に問題があるのか、身体の弱さなのかなど、しっかり探っていくことが必要になる。2種目に取り組むことを理想として、この冬、しっかり強化を図りたい。




橋岡優輝(富士通)※ダイヤモンドアスリート修了生

6位 7m94(+0.1)

完全に実力不足。身体の調子は、予選を経て、すごくよくなっていて、「これなら決勝はメダルをしっかり狙っていけるな」という手応えをつかんでいたのだが、そこで(一つ一つの技術の)嚙み合わせの最終的なところがうまくいかなかった。そこが自分の実力不足だと痛感している。
(競技中は)ケガ明けということもあったので、本当にできることをただコツコツと修正していくという形で、今シーズンやってきたところをベースに立ち返ることを大事にしながら組み立てていった。
今季は、前半はうまく進めていくことができていたのだが、シーズン中盤あたりから、うまく噛み合わないところも出てきた。身体が本調子になってくると、まだこう噛み合いきらない部分があることを強く実感するシーズンになった。
今後は、まずは今年も大切にしていたベースのところを見つめ直すことは変えずに、今年1年を経て得たことや課題をこれから整理して、冬季練習からトライしていくつもりでいる。次のオリンピックまで、もう2年しかない。今年、「自分の思うような形でシーズンを終えることができました」という感想が出るようなシーズンであればよかったのだが、そうはならなかったので、ここから1日1日を大切にしながら、フル回転で取り組んでいくしかないと思っている。


男子やり投・決勝



﨑山雄太(ヤマダホールディングス)

5位 78m74

伝えたいのは、「出たからには言い訳は通用しない」というのがまず一つ、「弱いから、こうなった」というのがもう一つということである。自分でも、ぎりぎり間に合うかどうかわからないという状態だったが、なんとかこの大会のピットに立てたことが、まずは良しという感じで、(記録を出せるまでに)3本かかってしまったけれど、入賞ラインを上回ることができたことも、そこは良しという感じだが、それ以外は全く納得はしていないし、やるせない気持ちでいっぱいである。
この大会に向かう段階で2箇所にケガがあった。一つは7月のヨーロッパ遠征で痛めた右のかかとの回復が長引いていることと、あとは脊柱起立筋がひどく張って身体を反らすことができない症状が出ていることである。ジャパンのユニフォームを着させていただいているときに限って、自分の身体が不調になってしまうことが本当に悔しくて、いろいろ込み上げてくる思いもあるのだが、そういう身体の状態で、やれることはやったつもりではある。
とはいえ、最初は1本目で(ベストエイトに進出する)記録を投げていくつもりだったのが、全く力が入らない状態だったので、作戦を変更し、3本目までに(投げを)まとめて、その後の試技をやめることを選択した。それは一応成功したわけだが、自分の立場を考えたら、こういう試合展開をしてはいけないし、78mそこそこで世界大会(トップ)エイトに入れるかといったら、それも無理。ケガのせいとは言いつつも、これが世界大会だったら、もっと投げなければいけない。そのあたりは満足することができない。
この大会でシーズンオフに入るので、いったん休養して、しっかりと身体をつくり直したい。年齢による負担も考慮しつつ、今後の計画をしっかり練り直そうと思う。2027年、2028年のシーズンを、いい思い出で終えることができるよう頑張りたい。




鈴木凜(九州共立大学)

10位 71m73

自分の力を100%出しきることができず、とても悔しい。
自分らしく、低く伸びるやりを投げたいと思っていたのだが、どうしても身体が先行してしまって、やりにうまく力が伝わらない投げになってしまった。1投目は、ちょっと気合が入りすぎていたので、2投目は、気持ちリズムを抑えて、冷静に投げることを意識したのだが、それでも上体(の動き)が速くなってしまって、やりに勢いを乗せることができなかった。
日本での開催ということもあり、皆さんの応援がすごかった。日本選手権とか、国内の大会では経験できないような声援のなか投げることができたのは、とても楽しかった。
今後は、まず、来年のアジア選手権に出てしっかり戦うことで、北京世界選手権、その次のロスオリンピックへとつなげていきたいと思っている。記録としては、いつでも80m台を投げられるようになることが目標となる。現時点で、最後のリリースの局面にばらつきがある。その局面を安定させることができれば、80m、85mという記録も見えてくると思っているので頑張りたい。




男子4×100mリレー・決勝



◎日本(多田修平、小室歩久斗、桐生祥秀、小池祐貴)
5位 38秒57


・1走:多⽥修平(住友電⼯)

本当に金メダルだけを目指してやってきたが、結果は5位。自国開催のアジア大会なので、皆さんに良い姿をお見せしたかったのだが、僕の走りは、映像を見てみないとわからないけれど、全体を通して悔しい気持ちでいっぱいである。(1~2走の)バトンは、やはり詰まってしまった。また、たぶんどの区間でもうまくいっていなかったと思う。以前は、メンバーが固定されていたこともあって、うまくいっていたところもあるが、日本のレベルが上がってメンバーが変わりやすくなっている点も、バトンパスの技術としては難しくなっているように思う。しかし、バトンパス以前に個人の走力がまだまだ上がりきっていない部分がある。アジア大会の男子のリレーは終わってしまったが、来年、再来年には世界大会があるので、そこに向けて切り替えて、取り組んでいかなければならないと思っている。

・2走:⼩室歩久⽃(中央⼤学)

優勝を目指して、この舞台に来ていたので、本当に悔しい気持ちでいっぱい。2走のところで、(他国に)離されてしまった部分もあったので、自分の個人の走りもしっかり見直す必要があると感じている。1・2走のバトンは、遠くて止まってしまうよりは詰まってもしっかり受け渡しできたほうが、僕が加速しやすいということで、コーチ陣とも話して(足長を)決めた。
今回のリレー代表は、ほかの3人は僕が中学のころからずっと見てきたすごいベテランの先輩方。そのなかの一員として一緒に走れたことを、すごく光栄に思っている。また、この舞台に帰ってきて、しっかりリベンジを果たしたい。

・3走:桐⽣祥秀(⽇本⽣命)

自分がもう「次のアジア大会で」とは言えない年齢(30歳)になってきていることもあり、このリレーは「もしかしたらこれが最後になるかもしれない」と思ってスタートラインに立った。
この大会は、みんなで「金を取りたい」と言ってはいたが、でも、個人個人で不安があっただろうし、どこかに「本当に取れるのか」という気持ちが、選手にもスタッフにもあったと思う。まずは、そういう空気感をなくすことが、次の世代のためにも大事。どれだけバトンミスをしても、余裕で決勝に残ってメダルを取れるくらいでないと、リレーは勝てない。この1年は、アンダーハンドからオーバーハンドに変えたことがフォーカスされたが、結局は、走力をなんとかしなければならないこと。(戦う指標として挙げられる)37秒台というのは、今の(走力の)日本にとっては、そう簡単なタイムではない。それは今回の結果で選手たちも実感したと思う。そこを反省しなければいけない。
オーダーは、予選を終えて、「このメンバーで行く」と言われた。選手たちもみんなSNSは見ているので、どうこう言われていることはもちろんわかっているし、そのうえで、この4人で立っている。今できるベストメンバーがこれだということなので、そこは選手を批判しないでほしい。
今、若手が伸びてきているといわれているが、タイム自体は僕が大学生のころとあまり変わっていない。もっと10秒0台、9秒台が出てくるようであってほしいし、メンバーに30代のベテラン(多田、桐生、小池)が3人もいるのはいいことかもしれないが悪いことでもあると思うので、
そういう若手と勝負しながら、僕らベテランも負けないようにしていかなければと思う。

・4走:⼩池祐貴(住友電⼯)

「残念」以外の何ものでもない。バトンが届かず、感覚的には止まったに近い状態でもらってからの再加速となったので、全くスピードが出せず、走りながら修正していくこともできないと思いながらの走りになった。

<これからどう戦っていくか、どうなっていかなければならないと思うか? の問いに>
「これからどう戦っていくかは、選手が考えるべきことなのかな」という思いが、僕個人の正直な思いとしてある。これは選手の総意ではなく、あくまで僕個人の考えだが、オペレーションの部分ではっきり方針を決め、選手は言われたことをしっかり実行するというように、住み分けてやっていくことが大事なのではないかと、特にこの1~2年は感じている。
また、男子4×100mリレーは、人気コンテンツなので、(世間から)結果を強く求められていることは、メディアの皆さんもおわかりだと思う。そこに対して選手にできるのは、「しっかり準備する」「言われた通りの足長や出方をやる」「自分自身に集中する」という、昔から方針として言われてきた「やっていくべきこと」と同じ。加えるなら、いろいろなデータや選手個々のフィードバックをちゃんともらって、それらをどう判断するのかを選手同士で考えていくことだと思う。
あとは、シンプルに必要な情報を若手に伝えていくこと。もう、(銀メダルを勝ちとった)リオ(オリンピック)のことを知らないという世代も増えてきている。「(バトンが)ガンガンに詰まっても37秒台で行っていたよね」みたいな時期があり、じゃあ、そのころと今は何が違うのか、必要なことはなんなのかといったところを、プライベートの場やこうした機会に、しっかり伝えていくことが、僕ら(ベテラン)世代のやるべきことかなと思う。


女子5000m・決勝



田中希実(豊田自動織機)

2位 15分11秒65

今日は、“ラスト1周だけのレース”に近いような展開になってしまったが、「私に勝機があるとしたら、そこしかない」と思っていた。例えば、400mの選手がペースをつくるのが難しいように、今までは、どういうふうにスパートしていいのかまだわからないところがあって、気がついたら「脚を使っていた」「エネルギーが切れていた」みたいな走りになっていたが、力的には5000mトータルでもそうだが、400mのラスト1周についてもトントンで走れるという自信がかなりついていたので、ラスト1周の勝負に挑んだ。ただ、ヤヴィ選手(バーレーン)がパッションで走るとしたら、自分は技術で勝つことしかできない。勝てなかったというところで、その技術がまだ足りていないことを実感した。

<最後の400m、田中選手は59秒5、ヤヴィ選手は58秒台だったが、との投げかけに>
私としては、60秒を切ったら勝機があるんじゃないかと思っていたので、59秒で走っても負けたということは、本当の彼女の“あっぱれ”ということ。しかも“59(秒)で走ったら勝てる“と思っていたこと自体の常識を覆してくる世界を実感することができた。
今日は、当初、ラスト800mで仕掛けようと考えていて、そのために昨日、800mを1本走っている。しかし、2周目で大失速。「残り1周で仕掛けるのだったら持つ」ということがわかったので、仕掛けるのをラスト1周にした。昨日の800mでも先行する人についていってしまい、ラストで死んでしまっていたのに、今日もまた同じことをやってしまったので、「学習していない自分は本当にアホだな」(笑)と思ったが、昨日、それでやってよかったのは、たくさんの方々が一緒に考えてくれて、協力してもらって、仕掛けるタイミングを残り1周にして、勝機が見えるところに狙いを定めることができたことにあると思うので、本当に私だけの力ではなく、チームで挑んでぶつかっての結果だと感謝している。
今日は全部が勝負のレースで、本当にバチバチとレースをして負けたので、本当に悔しいけれど、でも勝負は(スパートしてからの)ラスト1周だけだったので身体自体は全然元気(笑)。逆に、「もっと走りたいな」と思っているなかでシーズンを終えてしまうことを残念に感じている。
このシーズンは浮き沈みがあって、父(田中健智コーチ)だけでなく、たくさんの方を振り回してきたが、今日は、本当になんか久しぶりに純粋な気持ちで、言葉にできない目に見えない何かを表現できたレースだったのではないかと思っている。
今回は、余裕があったなかで仕掛けて負けた。しかし、世界は、そのラストに余裕さえもつくらせてくれない。今回は、負けてもメダルを手にすることができたが、これをもし世界大会の予選でやらかしてしまったら、決勝にすら進むことができない。なんとしても今日よりもっと上の段階で余裕を持つこと。あとは、海外の選手がフィジカルや気持ちで押しきっていくところは「敵わないんだ」と開き直ることができたので、私は技術。なんとか技術でラストを押しだしていくことに取り組んで、来シーズンにつなげていきたい。




山本有真(積水化学)

4位 15分17秒84

正直、レースを走る直前まで「逃げ出したい」という気持ちがあった。不安と緊張で落ち潰されそうで、無理やり「地元だから」「日本選手権に優勝しているんだから」と気持ちを湧き立たせてスタートした。しかし、いざ走ってみた今は「ああ、もう終わっちゃったんだな」という寂しい気持ち。「あんなに早く終わりたかったのに、終わってみたら寂しいと思うなんて、いったい、なんだんだろう」と不思議な気持ちにとらわれている。
(初優勝した日本選手権で初めて)14分台を出してからの2カ月近い練習では、今までで一番いい練習が積めていたので、すごく自信はあるはずだった。その一方で、このレースを迎えるまでに、一緒に走る人たちが、ほかの種目で優勝したりメダルを取ったりするのをテレビで見ていたことで、「あの人たちのなかで、私は勝てるのだろうか」と思う自分もいて、「勝てるかはわからないけれど、メダルは取りたい」みたいな中途半端な気持ちがあった。そこは自分の覚悟が足りていなかったと思う。
1周目を走ったときは、去年の世界陸上のように置いていかれるだけのレースになるかもしれないと思ったが、地元の声援を聞いて「この機会を無駄にしたくない」「落ち着いて走ろう」という気持ちになり、そのおかげで冷静に集団につくことができた。「ラスト1周まで先頭集団で争いたい」ということが目標だったが、残り1周になったところでも本当に(上位選手の)背中が見えていたことにびっくりした。最後の1周は、余裕もあったし、苦しく
ないのに、身体が動いてくれないという感じ。呼吸は上がっていないのに、身体が硬くなってしまっていた。ビビッてしまっていたのかもしれないが、でも、最後まであきらめずに走りきれたことは間違いないので後悔はない。
自分の地元で開始されるこのアジア大会は、実業団に入った当初から目標にしていて、何よりも出なかった大会だった。今は、無事に走りきれてホッとしている。しかし、田中(希実)さんやヤヴィさん(バーレーン)についていけるようになるためには、14分台を1回出したくらいでは全然自信にもならないことも痛感した。5000mでもっと14分台を出したい気持ちもあるが、今後は10000mにも挑戦して、そっちでも輝くことができたらいいなと思っている。


女子400mハードル・決勝



青木穂花(ゼンリン)

6位 56秒24

自国開催で、楽しむことができたかなというのと同時に、悔しさが残ったり課題が見つかったりした大会になった。予選を走った段階で他国の選手との前半の走力差を実感して、今後はここを課題に取り組んでいかなければならないと思っていたが、決勝については、母(旧姓:城土早穂子さん、1994年広島アジア大会400mハードル代表)からも「決勝は気持ちが上がって、勝手に脚が回るよ」と言われていたこともあり、前半は少し余裕を持って入り、200m過ぎくらいから少しずつ上げていき、ラスト2台でしっかり出しきって、落ちてくる選手を拾っていくという想定で臨んだ。しかし、そう簡単にはいかないなということを実感した初代表のレースとなった。
32年前(の広島アジア大会で)、母もアウトのレーンで走って、当日は6位だったけれど、その後、繰り上がって5位となっている。今回、アウトレーンだけでなく順位も一緒になってしまったので、そこは超えたかったなという気持ち。ただ、「日本だと前半はあれくらいでいい」というものが、この大会を経験したことで、思いきりひっくり返された。前半もある程度のスピードで行きつつ、後半ものびのび走るという、自分のやりたいレースを目の当たりにしたので、今後はそこを目指して練習していきたい。




梅原紗月(住友電工)

8位 57秒90

こんなにも力を出しきれないレースは、本当に久しぶり。緊張していたわけではないと思うのだが、「力を出すのって、何だっけ?」というくらい自分でメンタルをコントロールすることができず、コントロールできないから身体がついてこないというような感覚だった。外側のレーンにいる選手の姿は見えていたが、自分のレーンだけに集中して走ろうという気持ちで臨んでいて、むしろ、周りは気にしている余裕もなかった。
日本代表として臨んだ初めての試合。楽しかったし、日本にいるのに日本ではないような感覚だった。このレースを経験したことで、このままで終われないなと感じている。今回のアジア大会の結果は、次のアジアの大会でリベンジしたいなと強く思った。




女子円盤投・決勝



郡菜々佳(ニコニコのり)

5位 56m22

本当にいいコンディションでの臨むことができていたのだが、なかなか技術のところが噛み合わずに、悔しい結果となった。(ターンの)入りで滑ってしまうところがあり、ただ、そこさえもっと行けたら脚がしっかり使えるので、それにトライしていたのだが、なかなかその殻を破ることができずに終わってしまった。
(記録を残すことができた)1回目は、とにかくリラックスして投げた。あの試技も、(円盤は)右に飛んでしまったのだが、動きが全然決まってないなかで1回目からスパッと56(m)を投げることができたので、「今日は絶対に行ける」というコンディションに仕上がっていたと思う。ただ、そこをうまく合わせられなかったのは技術不足。滑ってしまうなかでも思いきり行こうとすることはできていたので、タラ・レバにはなってしまうけれど、もっと脚(の動き)が決まっていれば、真ん中で振り抜くことができて、まっすぐに円盤を飛ばすことができていたはず。それだけに、本当にそれができなかったことが悔しい。
本当にたくさんの方が応援してくださって、心強いなかで投げることができただけに、この結果は情けないし、申し訳ないなという気持ちがある。この悔しさを糧に、納得できるパフォーマンスができるよう、これからも努力していきたい。


女子4×100mリレー・決勝



◎日本(青木益未、三浦愛華、壹岐あいこ、御家瀬緑)
3位 43秒52


・1走:⻘⽊益未(七⼗七銀⾏)

(三浦)愛華ちゃんにバトンを渡したときには、すぐ(1つ内側の5レーンを走った)中国も来ていた。中国の1走の選手が速いことはわかっていたので、なるべく逃げて、いい形でバトンを渡したいと思っていたし、(1走として)流れをつくらなければいけないことを考えると力不足を感じている。ただ、予選では本当にギリギリのところで渡していたバトンを、決勝ではちゃんと渡せたことはよかった。

記録的には物足りないが、自分にとっては仁川(2014年大会女子4×100mリレー3位)以来のメダル。メダルを取れるのと取れないのとでは全然違う。みんな本当に最後まで頑張ったので、今はメダルを取れたことを喜んで、また次に向かって進んでいきたい。

(4回目の出場となる)今大会は、本当に4×100mリレーで出たいと思って、自分で(代表)切符をつかめていた。次のアジア大会は年齢的に出られるかどうかはわからないけれど(笑)、自分がスプリントを上げることで、若い子たちにプレッシャーをかけて、みんなのタイムが上がっていけば、男子のリレーやハードル(女子100mハードル)のように続いていくと思っている。まだまだプレッシャーをかけながら(笑)、頑張っていきたい。

・2走:三浦愛華(愛媛競技⼒本部)

昨日(の予選)はバトンの改善点が多かったので、今日はそこが修正できれば日本記録は絶対見えてくると思っていた。うまくタイムにつながらなかったところが悔しい点ではある。ただ、自国開催で、たくさん観客がおられるなかで、メダル獲得を見せることができたのは、すごく嬉しく思う。自分の走りも悪くはなかったとは思うが、もっと…、自分が思っている以上のパフォーマンスを出せれば、もっとタイムにつながったのかなという気持ちがある。
(自身が走りを終えたあとは)絶対3位には行きたいと思って(レースを見守って)いたので、最後、(アンカーの)御家瀬頼みになってしまった部分はあるが、(3位で)走りきってくれて本当によかった。 

・3走:壹岐あいこ(⼤阪ガス)

(メダルを獲得できて)めちゃくちゃ嬉しい。走り終わってまず思ったのが、一緒に走ってくれたメンバーへの感謝。本当に助けてもらったし、一緒に走って、銅メダルも獲得できた。メンバーのみんなへの「ありがとうございます」という気持ちが一番に出てきた。
3~4走のバトンは、今回もちょっと遠かった。次(のラウンド)はないので修正はできないが、そこで私がもっと最後まで追いかけることができていたら、御家瀬(緑)ちゃんに貯金をつくって走らせてあげられたのかなと悔いが残る。あとは、やはりもっと自分が速く走らないといけないなと思う。
今大会、個人(200m)とリレーで初めて日本代表を経験したが、ほかのメンバーはそれぞれに世界大会を経験している選手たち。今回、銅メダルを取れたことで、女子4×100mリレーもスタートという感じだと思うので、私もその波に、まずは乗っていけるようにしたい。桐生(祥秀)さんのように、「3走は、(壹岐)あいこに任せたい」と思ってもらえるように頑張りたい。

・4走:御家瀬緑(住友電⼯)

動画を見てないから正確にはわからないけれど、たぶんぎりぎりでの銅メダルだったと思うので、(獲得できて)本当によかった。バトンを受けたときは左側(5レーン)で中国(優勝)が前を走っているのは見えていた。後半でタイ(4レーン、2位)が見えてきたので、逃げられてはしまったけれど(笑)、必死で耐えた。(約3時間前に)混合4×100mリレー予選を1本走ってのレースだったが、脚とかケガしないようにだけ気をつけて臨み、(決勝も)しっかり走れたので安心した。
欲を言えばタイに勝ちたかったという気持ちはあるが、4走に速い選手が集まっているのはわかっていて、私の走り自体で順位がガラッと変わってくると思っていたので、もう気合で(笑)走った。
明日の混合4×100mリレー決勝は、メダルと記録を狙っていけるよう4人で力を合わせたい。初めての種目なので、どうなるかはわからないが、楽しく思いきりいきたいと思っている。


男子4×400mリレー・予選



◎日本(佐藤風雅、白畑健太郎、今泉堅貴、林申雅)
組1組1着 3分03秒48 =決勝進出


・1走:佐藤⾵雅(ミズノ)

走は4年ぶり。初めて入賞したオレゴン(世界選手権)以来だったので緊張したが、逆に気持ちが燃え上がるような走りができたと思う。実力的に見ても予選は、(頭一つ)抜けることはわかっていたが、明日の決勝では、ここに中島(佑気ジョセフ)選手が入ってきくるので、予選は我々(佐藤・白畑・今泉)3人は(決勝に向けての)選考会みたいな意味合いもあった。自分自身は、1走の仕事はできたかなと思っている。明日は、アジア記録呂更新して金メダルを取って、来年の北京(世界選手権)、再来年のロス(オリンピック)につながる最高の土台となる決勝にしたい。

・2走:⽩畑健太郎(東洋⼤学)

(佐藤)風雅さんがいい形で(バトンを)持ってきてくれたので、トップでそのまま(今泉)堅貴さんに渡すことができた。前半も一人旅で、気持ちよく走ることができたので、よかったかなと思う。ミックス4×400mリレーの決勝のときに、前半うまく入れず、後半で垂れてしまったというのがあったので、前半力まずにうまく走り、後半で垂れずにバトンを渡せるように意識した。ミックスとはまた違う緊張感があったが、力むことなく走れたのでよかった。決勝は、まずは絶対に金メダル。あとはアジア記録を出すことができたらいいなと思う。

・4走:林申雅(筑波⼤学)

(400mに出場していたので)予選は楽をさせてもらうという作戦。狙っていた通りの展開となって、とても助かった。400m決勝のあとにも少し触れたが、ふくらはぎに違和感があったこともあり、温存してもらった。実際の感触としては、けっこう楽に走れて、逆に疲労がとれたかなという感じである。レース中は、(接地後に)蹴るクセがあるので、ふくらはぎに負担がかからないよう地面に足を置くだけのイメージで走ることを心がけた。決勝は、何走を走ることになるかわからないが、任された走順をしっかり全力で走りたい。


女子800m・予選



塩見綾乃(岩谷産業)

1組1着 2分02秒81 =決勝進出

レースを迎えるまでのこの5日間くらいは、本当にずっと緊張していて、なんか生きている心地がしなかった(笑)のだが、でも、なんとか迎えた予選で、思っていたよりタイムが出た。また、自分のレースをつくれたことがよかったと思う。今日は、スローになったら、(自己記録が2分)4秒(台)とかの選手にもチャンスが出てくる状態になってしまうので、ある程度のペースで突っ込むことを意識した。
会場は、すごく声援が大きくて。スタート前にちょっと軽く手を振ってみたら、すごく答えてくださったので、とても気持ちよかった。「1人じゃないんだな」という感じで走ることができた。
(直近のレースであった)全日本実業団のときは、ちょっと足に違和感があったりしたのだが、そのときよりも状態は上がってきているし、昨日の刺激(練習)があんまり状態がよくなかったので不安になったが、今日の朝練習くらいから、少しずつ感覚が戻ってきて、レースに間に合わせることができた。
決勝に向けてはもっとハイレベルな戦いになると思うし、自分よりも持ちタイムのいい人たちが2~3人いるので、そこに食らいつくことが課題となる。最後まであきらめなければ、メダルには届くと思っている。最後まであきらめずに走りきりたい。

 




久保凛(積水化学)

2組4着 2分02秒87 =決勝進出

1周目は、うまくレースをつくれたのだが、2周目は、余裕はあったものの、残り200(m)で抜かれたときに力んでしまって、ラストが思うように(身体が)動かなかった。明日は、その部分をしっかり修正して、まずは自分のレースをして終われたらなと思う。
U20世界選手権のときのケガは、1週間ほど休んだが、その後、順調に回復して、練習もしっかり積むことができている。コンディションとしては問題ない状況である。
序盤から前に出たのは、海外で後ろについて走ったときに、あまりいいレースができなかったから。まず予選はしっかり自分のレースができたらなということで、この展開を選んだ。大会直前に予定していたレースが台風で中止になってしまったが、そのぶんしっかり練習ができている。久しぶりのレースということで、少し緊張感はあったが、1本目なのでこのくらいかなという感じ。明日はもっといい走りができると思っている。


文:児玉育美(JAAFメディアチーム)
写真提供:©AINAGOC、アフロスポーツ、フォート・キシモト


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