岐阜から国立に5日間駆けつけた陸上大好きおじさんさん
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国立競技場が満員になることへの思いをお伝えします。

私は中学・高校・大学と、10年間陸上競技を続けてきました。始めたきっかけは、箱根駅伝やマラソンで輝く選手たちへの憧れです。「自分もいつかあの舞台に立ちたい」と願い続けましたが、その夢は叶いませんでした。

社会人になって競技からは離れましたが、陸上はずっと私の“娯楽”として側にありました。日本選手権、箱根駅伝、オリンピック、世界陸上——毎年のように楽しみにしていました。

そんな中、東京五輪の開催が決まり、「生で見たい」という気持ちが強くなりました。元800m日本記録保持者の横田さんと、EKIDEN news の西本さんが「国立を満員にしたい」という思いで始めたラジオを毎週聞くなかで、「日本選手権ですら満員になったのを見たことがないのに、本当に満員になるのだろうか?」と半信半疑でもありました。

東京五輪は叶いませんでしたが、その後に東京世界陸上の開催が決まりました。チケット発売日に無事購入でき、結果的に5日間も観戦することができました。

中でも忘れられないのは、三浦龍司選手のラスト150mに湧き上がったあの歓声です。国立競技場が満員となり、あの空気を生で味わえたことは、今でも胸が高鳴るほどの幸せな体験でした。

現在は陸上競技とかかわる機会はほとんどありませんが、いつかまた携わり、この素晴らしさを伝えたいと考えています。そして、東京で世界陸上を開催するために尽力してくださったすべての方々に、心から感謝しています。

本当にありがとうございました。