こんぴさん
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・「東京2025世界陸上」の思い出

私は、大会3日目のイブニングセッションに、双子の弟と観戦に行きました。
棒高跳をしていた弟と、『デュプランティスを生で観れる東京大会を観に行かなければ、一生後悔する!』となり、お互い有給を取って新幹線に乗り、会場では第2コーナ最前列の棒高跳ピットに近い席で、棒高跳のグラフィックが描かれたお揃いのTシャツを着て、いいオッサンの一卵性双生児が、"双子コーデ"で少しでも目立ってデュプランティスにみつけてもらおうと思って観戦していました(笑)

【国立競技場を満員に】
のスローガンを日本陸連のホームページなどでよく見かけていましたが、正直無理だろうなと思っていました。
2007年の大阪大会も観戦いたしましたが、とても盛り上がっていましたが、男子100m決勝がある日でも、空席が目立っていたように記憶しています。
さすがに満員までは…と思っていましたが、大会初日から満員!
観戦に行った3日目も、競技が進むにつれて満員になり、『本当に陸上の試合?』と驚きました。
私も陸上競技をしていて、今も競技審判や地元小学生の指導などに関わらせていただいています。
全国規模の大会でも、観客席が満員になることはない、『陸上競技場』なのに、プロサッカーの試合は満員になるのがちょっと悔しく思っていた自分にとって、この満員の競技場の光景は本当に感動しました!
満員の歓声、特に、男子3000mSC決勝のラスト1周の地鳴りのような大歓声、私も大声で声援を送っていましたが、レース後に弟と二人で泣きそうになるくらい感動していました。
他の種目に出場されていた日本代表の選手にも送られるこれまでに感じたことのないような声援、選手は本当に幸せだろうなと思ったのと同時に、選手としては県大会レベルだった私ですが、現役の頃にこんな声援を送ってもらいたかったなと羨ましいく思いました(笑)

棒高跳の観戦ですが、バーが高く上がるにつれて、こんなレベルの選手の跳躍を間近で観れていることに感動していました。
特に弟は、棒高跳経験者だけあって、棒高跳の選手が会場入りするところから食い入るように見入っていました。
デュプランティスはピット付近ではウォーミングアップなどをせず、5m85cmくらいまでの高さをウォーミングアップ代わりにしているような感じで、異次元の選手だと驚愕していました。
世界記録の更新の瞬間、また競技場全体からの大歓声。
その現場に立ち会えたことは、一生の宝物です。
陸上の大会にしては高いなと思っていた最前列のチケット(笑)も、その何倍以上の価値が国立にはありました!
結局、オッサンツインズの双子コーデにデュプランティスは気付いてくれませんでしたが、試合後、思わず近くにいらした見知らぬスウェーデンの方と一緒に写真を撮らせてもらいました(笑)
全く英語などの他国語を話せない私ですが、『この東京大会は本当に素晴らしい!日本の皆さんも素晴らしい!』と言っているなとなんとなく分かりました。

約半月後に地元で開催された滋賀国スポも、世界陸上の余韻そのまま、滋賀県でもこんなに陸上競技が盛り上がったことがないくらい、連日沢山の方が観戦されていました。
来年はアジア大会もありますし、世界陸上で大爆発した陸上熱を持続できるよう、沢山の方にもっと陸上競技を身近なものと感じてもらい、実際に陸上競技を体験してもらえるよう、今後の小学生陸上の指導などで楽しみながら関わっていきます!

沢山の感動を、本当にありがとうございました!!