2018.08.26(日)大会

【アジア大会】Day1:8月25日(土):コメント

<Day1:8月25日(土)コメント>

【決勝結果&コメント】

◎井上大仁(MHPS・長崎)
男子マラソン決勝 1位 2時間18分22秒
(競り合ったバーレーンの選手は)いくら仕掛けても離れなかった。かなり強くて、ひやひやした。(自分が)行ったり(相手に)行かれたり、また、向こうが蛇行したり、こっちがダッシュしたりの繰り返しで、まるで泥仕合といった感じ(笑)。しかし、そうした末での勝利だけに、すごく嬉しい。
競技場手前で仕掛けられたときに力がどのくらい残っていたかというと、残り200mや直線(ホームストレート)で出す力を、そこで出さざるを得ないくらいの状態だった。最後はもう「ないところから(力を)引きずり出すしかないな」と思っていた。(実際に)出すことができたのは、(同じチームの)松村(康平)さんが1秒差で金メダルを逃したという4年前(の仁川大会)の悔しさがあったからかもしれない。また、ずっと自分で「勝つ、勝つ」と言ってきて、そのチャンスが本当に目の前に転がってきたことで、これまで何回も取りこぼしてきているだけに、「今日はどうしても勝たなきゃいけない」と思っていた。そういうのもあって最後を振り絞れたのだと思う。
(序盤から冷静に走れたのは)持ちタイムのアドバンテージがあったから。「このなかで一番強いのは自分だ」という気持ちで走ることができた。
レースは、できるだけ温存して周りに合わせて進めつつ、タイミングをみて、ふるいにかけていくつもりで臨んでいた。そこは、うまく行ったと思う。思っていたほどは過酷(な気象条件)でなかったが、後半は、やはりじわじわと暑さがきて、身体がずっしり重くなる感じはあった。それだけに、園田くんが仕掛けてくれたのは大きかった。自分も行こうとしたのだが、「まだ早いな」と感じたので、しっかり我慢してついていった。
最後の直線勝負には自信があった。接触もあってびっくりしたが、なんとか勝つことができたので本当によかった。
(このレースで)「パターン」というほどではないかもしれないが、自分の勝ちパターンをつくれたことで、1つの引き出しができたことは、今後に向けて、すごくプラスになってくると思う。

◎園田 隼(黒崎播磨・福岡)
男子マラソン決勝 4位 2時間19分04秒
最後の最後で勝てなかったというのがあったので、レースの厳しさを痛感した。
30kmからは勝負を仕掛けて引っ張ろうと思っていたが、結果的には使われてしまう感じになってしまった。もうちょっと相手が嫌がるようなやり方をすればよかったのかなと思う。
26km過ぎで出たのは、監督からの指示もあったが、タイミングを見計らって“ここだな”というときに1回やってやろうと思って前に出た。
終盤で中国の選手と3位争いになったときには、あっちがきつそうなところで仕掛けて前に行こうとした。しかし、思い通りにはいかなかった。
今日は、初めは思っていたより涼しかったので前半は変わらなかったように思うが、後半の35km過ぎからは目に見えて暑くなった感じがある。しかし、そのなかでも、もうちょっと我慢できたのではないかと感じている。(37km付近で)前の2人がスパートしたとき、あそこでもう1回出ていれば、結果も変わったのかなと思う。ここでは自分でも37kmで上って下りてからもう一度(ペースを)上げようと思っていたのだが、そこでみんなに仕掛けられてしまった。そこで離れされたときに「もう1回へ」と思っておけばよかったと思う。
弱いところが見つかったので、もう一度、一から脚をつくり直してやっていきたい。

◎勝山眸美(オリコ・東京)
女子ハンマー投決勝 3位 62m95
試合展開が良くなかった。(決勝記録となった)6投目も、ちょっとだけハンマーを左側に出していくイメージで投げたら、少しだけ飛んでくれたという感じ。納得のいく試合ではなかった。
1投目で決めたいタイプなので、それがファウルになったことで、前半でうまく流れに乗っていけなかった。後半の試技でも、姿勢を低くするとか、いろいろ(動きを)考えてはいたのだが、それをやってもうまく行かないので、意識を変えて、左側にハンマーを出していくイメージに変えてみて、ようやく62m95。記録としても全く納得のいかない結果だと思う。

◎渡邊 茜(丸和運輸機関・福岡)
女子ハンマー投決勝 4位 62m45
前半3位で折り返して、後半で記録を伸ばせなかったことが悔いの残る試合となった。仕上がりとしては、今季一番良くて自信があっただけに悔しい。
前半で62~63mを投げて、そこから伸ばしていくというプランで臨んでいた。しかし、そこから力が入ってしまい、記録を伸ばしていくことができなかった。もうちょっとリラックスして、力まずに投げられればよかったのだが、入りのところで力み合出ると後半につながらない。そこが課題だと思う。

◎堀 優花(パナソニック・神奈川)
女子10000m決勝 7位 32分42秒73
レースを終えた今、力のなさを痛感したというか、「ああ、終わっちゃったな、自分の力が出せなかったな」というのが大きい。
イメージしていたのは、(最初の1000mを)3分12~13秒で入って、そのまま行って、6000~7000mで突き放す展開。ラスト勝負が弱いので、そこで余裕を持って勝てたらなと思っていたのだが、そんなに甘いものではなかった。
一番上げなきゃいけないところで逆に突き放されてしまったし、最初にスローペースになってしまったところで自分が前に出て、そこで76~77秒のペースに持っていくことができなかったのが、まだ、自分の走りの足りないところだなと思う。最初が81秒かかっていたので、それにはまってしまい78秒でしか回せなかったことが大きい。先頭を走るのは気持ちよかったが、(通過)タイムを聞くたびに「(ペースを)上げなきゃ」と焦りもあった。先頭を走っているという嬉しさもあったが、焦りのほうが強かった。
(海外勢と一緒に走ってみて)日本でもトップレベルとはいえない私の力なので、まだ、下の下だなというのを痛感している。
来年は10000mで日本選手権で優勝して、世界陸上でリベンジして、「あの日本人はすごい」と思われるように挽回したい。

【予選・準決勝結果&コメント】

◎戸邉直人(つくばTP・茨城)
男子走高跳予選 A組1位 2m15 =決勝へ
調子は非常によくて、楽に通過できたと思う。この大会の直前(8月18日)に出場したバーミンガム(英国)のダイヤモンドリーグでうまく跳べなかったのだが、そこからうまく修正することができた。助走全体の流れがうまくいかず、全体のスピード感やリズムがしっくりきていなかったのだが、今日はそこをしっかりまとめることができた。
この会場は狭くて、今日は短助走(6歩)で跳んだのだが、そのなかでしっかり技術的にまとめることができた。おそらく決勝も同じように短い助走になると思う。今の自己ベスト(2m32)は短い助走で出したものなので、今一度、それができたらいいなと思っている。

◎衛藤 昂(味の素AGF・三重)
男子走高跳予選 B組1位 2m15 =決勝へ
ノーミスで何事もなく、しっかりパス(通過)できたので安心した。今年は、不安定な試合が何回に1回あったので、それが、この大会にぶつからないようにしなければいけないなと思っていた。ただ、跳んでみたら、そんな感じは全くなかったので、決勝も同じいい流れで行けると思う。
日程変更については、少し前から把握していたが、予選がなくなるかもと思ったのと、移動してヨーロッパで試合という経験も多いので、ジャカルタとの時差くらいであれば問題ないという判断で、試合2日前の移動となった。結果的に予選は行われたわけだが、様子もみることができたし、ガチガチになると失敗しやすいタイプなのだが、気持ちも少し緩めることができた。自分にとっては、予選があってよかったと思う。

◎ウォルシュジュリアン(東洋大学・埼玉)
男子400m予選 3組2着 46秒20 =決勝へ
走った感触は、予選としては普通という感じ。次につなげて、しっかり上げていければいいと思っている。
今日は、最初の入りのところで自分のレースをして気持ちよく走ろうと考えていた。まだまだ上がると思うので、そこは安心して準決勝に挑みたい。

◎橋岡優輝(日本大学・東京)
男子走幅跳予選 1位 8m03(±0) =決勝へ
けっこう軽い感じで8mを跳んで、しっかり通過できたので、まずはよかった。がつがつ行って8mを跳んだというよりは、楽に行って8mを跳べていたという状態なので、かなり身体のコンディションも整っているのかなと思う。
僕は、助走の出だしを重点的に捉えているが、今回タータン(走路)がかなりやわらかくて、(接地の)反発が戻ってくるのが遅めなので、より重心をしっかり乗せていくことを心がけた。助走練習までは、それができていなかったのだが、(試技が始まると)1本目でしっかり乗せていくことができた。
(跳躍フォームは)今日もシザース。(U20世界選手権もそうだったが)もう、(シサーズに)なってしまって直せないのと、将来的には、どこかでシサーズに変えていたと思うので、今後はシサーズで行くと思う。これをいい機会として、しっかり自分のものにしたい。今の状態でも記録は出せる。決勝ではそこを狙って頑張りたい。

◎城山正太郎(ゼンリン・北海道)
男子走幅跳予選 6位 7m74(±0) =決勝へ
思った跳躍ではなかったが、でも調子は悪くない。明日(の決勝)はしっかり自分らしい跳躍をしたいと思う。1回目(7m48)も、2回目も(7m74)、助走の詰まる失敗跳躍。動けていただけに、詰まってしまったのが惜しまれる。予選通過記録(7m80)は突破していないが、決勝に進めるとわかったところで3回目はパスした。
調子はいいので、助走がしっかり合えば、メダル獲得も実現できるのではないかと思う。自己ベストも狙える状態なので頑張りたい。

◎山縣亮太(セイコー・東京)
男子100m予選 1組2着 10秒19(-0.1) =準決勝へ
思った以上にスタートのところで(横の選手の)存在を感じてしまった。準決勝では、前半からレースを先行できるようにしていきたいなと思う。でも、横に存在を感じながらも、中盤以降の走りでは、そんなにひどく硬くなったような感覚は自分にはなかったので、スタートからもっとレースをつくっていけば、明日はもっと内容のいいものができると思っている。
レース前の段階で、隣のオグノデ選手との競り合いになるかなとは思っていたが、持ちタイムを含めて、どういう存在かわからなかったので、イメージはしづらかった。
(走路については)もっと走りづらいかと思っていたが、実際に走ってみて、地面から反発が来ないという感じはなかった。あとは自分の仕上がり次第かなと思う。タイム自体は悪くないと思っているが、しっかり優勝争いをしていきたいと思ったら、もう一段…場合によってはもう二段上げていかなければならない。修正点を明確にして、明日(準決勝、決勝)に臨みたい。

◎ケンブリッジ飛鳥(Nike・東京)
男子100m予選 2組2着 10秒23(+0.6) =準決勝へ
前半は普通にしっかり入って、中盤からは少し余裕のある感じで走った。走ってみて、「まだ少し余裕があるかな」という印象。スタートも悪くはなく、それなりに形になっている。明日は、準決勝からしっかり走って1着で決勝に進みたいなと思う。
(明日のレースでは)前半は今日のようにスムーズに入ることができたらいいなと思うし、後半でしっかり自分のスピードに乗れるようにしたい。また、記録としては、自分のベスト近くのタイムで走りたい。今シーズンはまだベストを更新していない。今回、それを目標にしてやっていけたらと思っている。
予選を走ってみて、レベルが高いなということは感じた。明日は、準決勝からレベルの高い勝負になる。今日以上に気持ちが引き締まって、集中力も高まっていくと思う。

◎福島千里(セイコー・東京)
女子100m予選 1組4着 11秒99(-1.2)
言葉にならない。こういうレースは本当に初めての感覚。これまで経験してきたなかで、こんなにも予想がつかないことはなかった。そして、このアジア大会で、こういうことをやってしまった自分自身に対して、がっかりしている。
大会に向けては、今の状態を受け入れて、そのなかで最善を尽くしてきた。これが今の力。「これしか走れない」という状態。しかし、調子が悪かろうが良かろうが、やることは「全力を尽くすこと」の1つだけ。悪いからといってハンデがもらえるわけでもない。どんな状況でも、ここアジア大会で順位を争って、ベストを尽くしたいと思っている。まだ、アジア大会のレースは終わっていない。次に向けて、気持ちを切り替えて頑張りたい。

◎市川華菜(ミズノ・愛知)
女子100m予選 4組5着 11秒94(+0.1) =準決勝へ
日本選手権が終わってから本当に、なかなかうまく調整が行かなくなってしまった。いろいろあって、走れないという状況だったので、まず、今、100mを走れたことはよかったなと思うのだが、タイムが全然。1週間前にやっと100mを走れるようになったという状態で、痛みはほとんどなくなっているのだが、どうしても遅く走ってしまう感覚が抜けないところがもどかしい。明日(の準決勝、決勝は)は、「とにかく1本1本前よりもよく」ということが課題。今やれることを精一杯やりたい。

◎ウォルシュジュリアン(東洋大学・埼玉)
男子400m準決勝 2組2着 46秒01 =決勝へ
予選よりはけっこうしっかり走れたのではないかなと思う。前半は楽に、効率よく行ったという感じ。ラストで前をいく選手を捉えられるとは最初は思わなかったが、どんどん縮んでいるなと思い、そこはしっかり差す(逆転する)ことができた。内側(のレーン)から速い選手3人が来るというのは想定していたので、そこで焦らず行けたことが一番良かったのではないかと思う。
決勝での一番の目標はメダルを取ること。しかし、現時点でタイムを見る限りでは、自分の調子が最高の状態にならないと難しい。そこにどれだけ近づけるかをテーマに臨みたい。

◎青木益未(七十七銀行・宮城)
女子100mH予選 1組2着 13秒48(+1.8) =決勝へ
(競技時間が遅延して)30分くらい遅れるかなと思っていたがそれ以上に遅れ、スタート前に表彰が入ってさらに遅れ、(迷い込んだ)猫まで出てきて…(笑)。なんかすごいな、と思った。
遅れることはわかっていたので、まずは決勝に行くことを考え、「とにかく思い切りいくしかない」とずっと集中を切らさず、イメージしたまま臨めたことがよかった。走り自体は、まだ動ききっていないところがある。明日に向けてもう一段階上げたい。しっかり走れば表彰台は狙えると思っているので、そこを狙っていきたい。

◎紫村仁美(東邦銀行・福島)
女子100mH予選 3組2着 13秒87(-0.7) =決勝へ
スタートのところで出遅れて、1台目でかなり浮いてしまったので、そこで加速に乗れずに、あとはテンポ走みたいな感じに終わってしまった。
スタート時間が遅れたり、猫が迷い込んだりと、日本みたいにきっちりはしていないのがアジアの大会。そうしたことも楽しみながらやろうと受け止めている。そこでカリカリしても意味がない。アジアの大会ではこれが普通なので、特に何も思わず、「明日、頑張ろう!」と考えている。
コンディションは悪くはない。今日はいろいろなハプニングが重なっている感じがあったので、明日はしっかり落ち着いて臨めたらなと思う。

◎中村明彦(スズキ浜松AC・静岡)
男子十種競技前半 3位 3983点
ちょっとエンジンがかかるのが遅かった気はするが、ところどころでいいパフォーマンス…いい跳躍とかいい投げとかができているけれど、勝負所でうまく出せていないような印象。記録はそんなによくないが、きちんと切り替えて、できることをしっかりやって、明日どれだけ巻き返せるかという試合になるかなと思っている。
エンジンのかかりが遅かったのは、緊張かプレッシャーのせい。自分がうまくコントロールできなかったなと思う。ただ、ここ最近よくあることで、終わってしまったものはしょうがない。明日、いいところを見せて、きっちりメダルを取って、そのメダルの色が前回(銅メダル)よりもよくなるように、1500mをしっかり走りたい。

◎右代啓祐(国士舘クラブ・東京)
男子十種競技前半 4位 3946点
思ったよりもアップで身体が動いていて、スプリントがけっこういいのかなと思っていたのだが、100mが思いのほかタイムが伸びず、自分の感覚と記録のギャップがあった。走幅跳まで時間がなかったのだが、助走合わせの段階で身体の使い方がずれていることに気づき、走幅跳はけっこう思いきって、1本ずつ記録を伸ばしていった。長丁場(の試合)になったわりには400mは、海外戦のなかでは割といいタイムで走れているので、この夏、走り込んできた成果が出てきたなと思ったのと、走高跳で勝負所になった2m00の挑戦のときに、がらっと動きが変わってしまって、周りにプレッシャーを与えられなかったことは心残りだが、トータルして前大会(優勝、8088点)を上回る射程圏内だと思っているので、日本記録更新ももちろんしたいが、4年前の自分を超える記録を出して、まずは最低でも8100点を出して、最低でも優勝というような目標のもと、明日、頑張っていきたい。

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