2018.08.26(日)大会

【アジア大会】Day1:8月25日(土):デイリーハイライト



井上、男子マラソンで金メダル獲得!
女子ハンマー投の勝山は銅メダル


第18回アジア競技大会の陸上競技が8月25日、インドネシア・ジャカルタ市のゲロラ・ブン・カルノスタジアムで開幕しました。

大会最初の決勝種目となったのは男子マラソン。ゲロラ・ブン・カルノスタジアムを発着点として、ジャカルタ随一の繁華街であるタムリン地区や独立記念塔(モナス)を通過して北上して折り返す1周約20kmの周回コースで行われ、日本からは、井上大仁選手(MHPS・長崎)と園田隼選手(黒崎播磨・福岡)が出場しました。

午前6時にスタートしたレースは、気温は26℃ながら湿度が80%を超える蒸し暑さということもあり、序盤からスローペースに。25kmを過ぎた辺りからは、園田選手が前に出て9人の先頭集団をリードする展開となりました。37km過ぎでバーレーンのElhassan Elabbassi選手が先頭に立つと、そのままペースアップ。これに井上選手がぴたりとつき、その後、激しいデッドヒートを繰り広げます。つばぜり合いは競技場まで続き、フィニッシュ直前でElabbassi選手を振り切った井上選手が2時間18分22秒で優勝を果たしました。

37kmで先頭争いから後れをとった園田選手は、その後、中国のDuo Bujie選手と競り合いましたが、最後でDuo選手に突き放されて2時間19分04秒でフィニッシュ。銅メダル獲得はなりませんでした。

このほか午前には男子走高跳の予選が行われ、A組に入った戸邉直人選手(つくばTP・茨城)、B組に入った衛藤昂選手(味の素AGF・三重)ともに2m10、2m15を1回でクリアし、各組トップで8月27日の夜に行われる決勝に進出しました。男子400m予選ではウォルシュジュリアン選手(東洋大学・埼玉)が3組に出場して2着でフィニッシュ。全体で5番目となる46秒20で、同日夜に行われる準決勝へと駒を進めました。

午後のセッションでは、日本勢は2つの決勝に出場しました。女子ハンマー投では、4位につけていた勝山眸美選手(オリコ・東京)が、最終投てきで62m95をマークして、それまで3位につけていた渡邊茜選手(丸和運輸機関・福岡)を逆転して、銅メダリストを獲得。渡邊選手は62m45で4位入賞を果たしました。


また、女子10000m決勝では、堀優花選手(パナソニック・神奈川)が序盤から中盤にかけて先頭に立つレースを展開。終盤に差し掛かる辺りでペースが上がり、いったんは9位まで後退しましたが、その後、よく粘り、32分42秒73でフィニッシュ。7位に食い込みました。

予選が行われた男子100mでは、山縣亮太選手(セイコー・東京、10秒19、-0.1)、ケンブリッジ飛鳥選手(Nike・東京、10秒23、+0.6)ともに、組2着ながら順当に準決勝へ。女子100mには、福島千里選手(セイコー・東京)と市川華菜選手(ミズノ・愛知)が出場しましたが、1組に入った福島選手は、11秒99(-1.2)で4着にとどまり準決勝進出ならず。4組に入った市川選手は、11秒94(+0.1)・5着でのフィニッシュとなりましたが、プラスで拾われ、翌日行われる準決勝に進みました。

7m80を決勝進出条件として行われた男子走幅跳予選には、橋岡優輝選手(日本大学・東京)と城山正太郎選手(ゼンリン・北海道)が出場。橋岡選手は1回目に予選で唯一の8m台となる8m03(±0)をあっさりと跳び、予選を突破。城山選手は2回目の跳躍で7m74(±0)をマークして、こちらも決勝進出を決めました。

このほか、準決勝が行われた男子400mのウォルシュジュリアン選手(東洋大学・埼玉)、競技時間が大幅に遅れる中で行われた女子100mH予選の青木益未選手(七十七銀行・宮城)、紫村仁美選手(東邦銀行・福島)も、それぞれ着順で通過を果たし、2日目の夜に行われる決勝に駒を進めています。


また、大会1日目と2日目に行われる男子十種競技には、前回覇者で陸上選手団の男子主将を務める右代啓祐選手(国士舘クラブ・東京)と中村明彦選手(スズキ浜松AC・静岡)が出場。3983点を獲得した中村選手が3位、右代選手は3946点で4位につけて、前半を折り返しました。

大会2日目の8月26日は、現地時間午前6時(日本時間は午前8時)に女子マラソン決勝がスタート。このほか、後半が行われる男子十種競技、男子走幅跳、男子400m、女子100mH、男女100mの各決勝に日本選手が出場します。

文:児玉育美(JAAFメディアチーム)
写真提供:フォートキシモト

第18回アジア競技大会はこちら

JAAF Official Partner

  • アシックス

JAAF Official Sponsors

  • 大塚製薬
  • 日本航空株式会社
  • 株式会社ニシ・スポーツ
  • デンカ株式会社

JAAF Official Supporting companies

  • 株式会社シミズオクト
  • 株式会社セレスポ
  • 近畿日本ツーリスト株式会社
  • JTB
  • 東武トップツアーズ株式会社
  • 日東電工株式会社
  • 伊藤超短波株式会社

PR Partner

  • 株式会社 PR TIMES
  • ハイパフォーマンススポーツセンター
  • JAPAN SPORT COUNCIL 日本スポーツ振興センター
  • スポーツ応援サイトGROWING by スポーツくじ(toto・BIG)
  • 公益財団法人 日本体育協会
  • フェアプレイで日本を元気に|日本体育協会
  • 日本アンチ・ドーピング機構
  • JSCとの個人情報の共同利用について