日本陸上競技連盟小史

2005~2023

2005平成17年

日本陸連が80周年を迎えた。
ヘルシンキで行われた第10回世界選手権・男子400mハードルで為末大選手が、銅メダルを獲得。エドモント大会から2大会ぶりに2個目のメダル獲得となった。トラック競技で同一選手による2個のメダル獲得は日本にとって史上初。また男子マラソンで尾方剛選手が銅メダルを獲得した。

2006平成18年

第34回世界クロスカントリー選手権が、アジアで初めて福岡市で開催された。日本は女子シニアロング団体と女子ジュニア団体で銅メダルを獲得した。第10回ワールドカップ・アテネ大会で、室伏広治選手が男子ハンマー投で金メダル、男子棒高跳で澤野大地選手が銀メダル、男子200mの末續慎吾選手、男子400mR(塚原直貴選手・末續慎吾選手・髙平慎士選手・小島茂之選手)、女子5000mで福士加代子選手がそれぞれ銅メダルを獲得した。
第15回アジア大会がカタールドーハで開催された。

福士加代子
福士加代子
2007平成19年

第11回世界選手権大阪大会を開催した。日本での開催は1991年東京大会より16年ぶりの開催であった。また、2月には第1回東京マラソンを開催した。
国際陸連(IAAF)総会で日本陸連・田中克之理事がカウンシルメンバーに選出される。

2008平成20年

日本にとって歴史的な快挙を成し遂げた第29回北京オリンピック。男子4×100mリレー(塚原直貴選手・末續慎吾選手・髙平慎士選手・朝原宣治選手)で銀メダルを獲得した。トラック種目でのメダル獲得は80年ぶり2度目。また、男子50㎞競歩では山崎勇喜選手が7位で、競歩種目初の入賞。女子短距離では福島千里選手が56年ぶりに出場した。

2009平成21年

第12回世界選手権ベルリン大会において、女子マラソンの尾崎好美選手が銀メダル、男子やり投の村上幸史選手が銅メダルを獲得した。

2010平成22年

中国広州で行われた第16回アジア大会において、福島千里選手が100m、200mで2冠を達成。また、やり投で村上幸史選手、海老原有希選手がアベック優勝を果たした。全国都道府県対抗男子駅伝に天皇盃が、同女子駅伝に皇后盃が下賜されることとなる。

2011平成23年

7月、第19回アジア陸上競技選手権大会を兵庫県神戸市にて開催。日本は金メダルを11個獲得した。8月、韓国テグで開催された第13回世界陸上競技選手権大会では、男子ハンマー投・室伏広治選手が史上最年長で金メダルを獲得した。
8月1日、公益財団法人へ移行した。

2012平成24年

第30回ロンドンオリンピック開催。日本からは男子28名、女子18名が参加し、男子ハンマー投で室伏広治選手が銅メダルを獲得した。

2013平成25年

第14回世界陸上競技選手権大会開催。日本からは男子32名、女子12名が参加し、女子マラソンで福士加代子選手が銅メダルを獲得した。

2014平成26年

第12回アジアクロスカントリー選手権を福岡市で開催した。日本での開催は3回目。13の国・地域が参加した。
第15回世界ジュニア選手権がアメリカユージンで開催され、10000m競歩で松永大介選手が金メダルを獲得、大会記録を樹立した。そして日本は金メダル1個、銀メダル3個、銅メダル2個の同大会史上最高の成績を収めた。
第17回アジア大会が韓国仁川で開催され、日本は十種競技で右代啓祐選手が24年ぶりに、50km競歩では谷井孝行選手が競技種目日本人初、4×400mリレーが16年ぶりと金メダル3個、銀メダル12個、銅メダル8個を獲得した。

2015平成27年

第39回全日本競歩能美大会20km競歩で鈴木雄介選手(富士通)が1時間16分36秒の世界記録を樹立した。
第9回世界ユース陸上競技選手権大会がコロンビアカリで開催され、男子100m、200mでサニブラウン・アブデルハキーム選手が大会新記録で金メダルを獲得、女子やり投で北口榛花選手が金メダルを獲得した。
第15回世界陸上競技選手権大会が北京で開催。男子50km競歩で谷井孝行選手が銅メダルを獲得した。
国際陸連(IAAF)総会で日本陸連・横川浩会長がカウンシルメンバーに選出される。
日本陸連が90周年を迎え、「日本陸上競技連盟90年史」を刊行。

2016平成28年

第100回日本選手権を愛知県名古屋市で開催した。
第31回リオデジャネイロオリンピックが開催され、日本からは男子38名、女子14名が参加し、男子50km競歩で荒井広宙選手が競歩史上初の銅メダルを獲得。男子4×100mリレー(山縣亮太選手・飯塚翔太選手・桐生祥秀選手・ケンブリッジ飛鳥選手)では、アジア記録となる37秒60をマークし、トラック種目では88年ぶり、男子では史上初の銀メダルを獲得した。

2017平成29年

第16回世界陸上競技選手権大会がロンドンで開催され、日本からは男子34名、女子13名が参加し、銀メダル1、銅メダル2を獲得した。
男子50km競歩では銀、銅、5位とトリプル入賞、男子4×100mリレー日本代表は銅メダルを獲得、男子200mサニブラウン アブデルハキーム選手は世界選手権において、史上最年少での決勝進出(7位)となった。
9月9日、福井県・福井運動公園陸上競技場で開催された第86回日本学生陸上競技対校選手権大会の男子100mにおいて、桐生祥秀選手が日本人選手初の9秒台、9秒98の日本記録を樹立。8月18日には、熊谷・関東選手権の男子円盤投において、60m34、60m54と五輪種目で最も古かった日本記録を38年ぶりに2度も更新、更に9月23日大阪・ヤンマースタジアム長居で開催された第65回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会の男子円盤投において60m74と、再度日本記録を更新した。

2018平成30年

日本グランプリシリーズが開幕。第18回アジアジュニア選手権を岐阜・長良川競技場で開催。

2019令和元年

ドーハ2019世界選手権が開催され、男子20km競歩では山西利和選手が、男子50km競歩では鈴木雄介選手が日本勢初の金メダルを獲得した。
男子4×100mリレー(多田修平選手・白石黄良々選手・桐生祥秀選手・サニブラウンアブデルハキーム選手)が、アジア新記録で銅メダルを獲得した。
アジア陸連(AAA)総会で横川浩・日本陸連会長がアジア陸連副会長に就任。
世界リレー2019横浜大会を横浜国際総合競技場にて開催。

2020令和2年

新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大のため、第32回オリンピック(東京)の開催が2021年に延期。
全中やインターハイが相次いで中止となる中、新たな競技会の形として「2020全国高等学校リモート陸上競技選手権大会」および「第66回全日本中学生通信陸上競技大会」を開催。
新谷仁美選手が女子10000mで従来の日本記録を18年ぶりに28秒以上塗り替えるなど、競技会が延期や中止となった中で、いくつもの日本新記録が誕生。

2021令和3年

延期になっていた東京2020オリンピックが無観客で開催され、チームJAPANは開催国枠があった1964年東京大会に次ぐ、66名(男子44名・女子22名)が出場。日本は男子20km競歩で池田向希選手が銀メダル、山西利和選手が銅メダル、入賞7の結果となった。
選手強化とマラソンの活性化につながる新たな仕組みとして、ジャパンマラソンチャンピオンシップシリーズ(JMCシリーズ)が創設され、シリーズⅠがスタート。
男子100mでは山縣亮太選手が9秒95、男子マラソンでは鈴木健吾選手が2時間4分56秒などオリンピック種目の12種目で新たに日本記録が誕生した。

2022令和4年

オレゴン2022世界選手権が開催され、男子20km競歩では山西利和選手が前回大会に続き2連覇を達成、池田向希選手が銀メダルを獲得。
新種目となった男子35km競歩では川野将虎選手が優勝者と僅差で銀メダルを獲得した。男子100mではサニブラウンアブデルハキーム選手が日本人初の7位入賞、女子やり投では北口榛花選手が女子フィールド種目初の銅メダルを獲得した。
2025 年世界陸上競技選手権大会の東京開催が決定した。
2021年に創設されたJMCシリーズでは、鈴木健吾選手・一山麻緒選手が初代チャンピオンとなった。

2023令和5年

ブダペスト2023世界選手権が開催され、女子やり投で北口榛花選手が トラック&フィールド種目では日本女子初の金メダルを獲得。
男子100mの決勝でサニブラウンアブデルハキーム選手が、2大会連続で決勝に進出し、過去最高の6位入賞を果たした。男子35km競歩では前回銀メダリストの川野将虎選手が銅メダルを獲得した。メダルを含む入賞(8位以内)が世界選手権史上で最多となる11に達した。
ダイヤモンドリーグでは、ファイナルに5名の日本選手が出場。北口榛花選手が日本選手初の年間チャンピオンとなった。
パリオリンピックマラソン日本代表選考レースのMGCで小山直城選手・鈴木優花選手が優勝した。
有森裕子・日本陸連副会長がWAカウンシルメンバーに選出される。横川浩・日本陸連名誉会長がWAからシルバー・オーダー・オブ・メリット(銀勲章)を受章。

写真提供:フォート・キシモト

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